iPod touchで通常のイヤフォンで音楽を聴く場合に、アナログ端子に繋いだ場合と、Lightning端子直結の外部DACアンプに繋いだ場合とで音が変わるのか?についてステレオICレコーダーのマイクにイヤフォンを押し当てて録音してみたので紹介します。
録音機材
・ステレオICレコーダー:オリンパス LS-20M リニアPCM 44.1kHz/16bit 非圧縮WAV形式
・音楽プレーヤー:iPod touch 第6世代 iOS 9.3.3
・イヤフォン:価格はAmazon(2016/8/6時点)
・・iPod touch付属 Apple純正イヤフォン
・・JBL エントリーモデル Synchros E10NP 4,300円
・・audio-technica ノイズキャンセリング ATH-ANC23 BK IM 5,872円
・・JBL Lightning端子直結 ノイズキャンセリング REFLECT AWARE 24,425円
外部DACアンプ:audio-technica ハイレゾDACアンプ AT-HA30USB 9,350円
Lightning端子直結USBケーブル:Apple USBカメラアダプタ MD821AM/A 4,800円
ステレオICレコーダーでイヤフォンの音を録音してみた
iPod touchでApple Musicの最新のJ-POPの曲を再生しながら、各イヤフォンの音を録音して比べてみました。
・Apple純正イヤフォン:アナログ端子
・Apple純正イヤフォン:Lightning直結外部DACアンプ
・JBL エントリーモデル:アナログ端子
・JBL エントリーモデル:Lightning直結外部DACアンプ
・audio-technica ノイキャン:アナログ端子
・audio-technica ノイキャン:Lightning直結外部DACアンプ
・JBL ノイキャン:Lightning直結イヤフォン内蔵DACアンプ
audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ブラック ATH-ANC23 BK IM
まとめ
アナログ端子に繋ぐより、Lightning直結の外部DACアンプに繋いだ方が、同じイヤフォンなら音質が向上することがわかりました。何の効果なのかはよくわかりませんが、全体的に音のバランスが良くなり、各楽器が分離してハッキリ聴こえるようになります。
Apple純正は元々低音が豊かなのですが、こういう曲だとバスドラムがうるさく感じます。全体的に各楽器やボーカルが混然一体となって鳴っている感じでメリハリに欠けます。外部DACアンプだとそれが改善されて、スッキリした音になりますが、それでもゴチャゴチャした感じは残ります。
JBLエントリーモデルは対照的に高音域がキンキンして聴こえるのでチープな感じを受けます。その代わりに各楽器の分離が良くメリハリのある音です。外部DACアンプだとチープさが薄れて聴きやすくなりますが、もうひとつのJBLノイキャンにはかなわないですね。
audio-technicaは全体的な音のバランスが良く、各楽器も分離して綺麗に聴こえます。聴き心地が良くかつ音質も良いので、この価格としては申し分のない音だと思います。さらに外部DACアンプにすると音の品位が向上して、ずっと聴いていたい音になると思います。
JBLのノイキャンは、まさにJBLの音だと思います。私はJBLの音が好きなので、これに2万円以上出しても惜しくは無かったですが、そうでない人にとってはaudio-technicaのノイキャン6千円で十分な気がしますし、敢えて外部DACアンプも不要な気がします。
JBLのノイキャンは音質のみで比較すると、とても価格に見合った製品とは思えませんが、実際に使ってみるとその価値がわかります。質感というか使い心地というか、ブランド品が持つ単なるイメージなのかもしれませんが、満足度は高いです。
audio-technicaのノイキャンはローコストなのに優れていると思います。コスパを重視するならおススメです。
外部DACアンプは、一般的なハイレゾでない音源を聴くのであれば、それほど必要性はないと思います。それより、イヤフォン自体の選択の方がキーとなりそうです。
【K-POP】に合うイヤフォンの音を録音して聴き比べてみた?!
ではでは、きらやん