最新アルバムを聴いてみて
ねごとの最新アルバムは「VISION」です。私はこれをiPod touchで音楽ストリーミングサービスのレコチョクBestにより聴いてみました。その中の１曲を紹介します。「シンクロマニカ」です。
ねごとというバンド名のイメージとはかなり異なった曲調です。さらにミュージックビデオで聴く（観る）よりiPod touchで聴いた方が遥かに印象が良いです。
なぜかというと、シンクロと聞くとどうしても少女時代のミュージックビデオのような完璧なシンクロダンスを期待してしまうからです。
映像は記憶に残りやすいので、１回このシンクロダンスを観てしまうと元には戻れません。なのでむしろ映像は観ずにiPod touchで耳だけで聴く方が印象が良くなります。シンクロというテーマは難しいと思います。
SCANDALの最新アルバムは「HELLO WORLD」です。この中からSCANDAL初のメンバーが作詞作曲を担当した「Departure」を紹介します。サウンドプロデュースは全面的に亀田誠治が担当しました。
こちらはミュージックビデオで聴いた（観た）方が印象が良いです。 最近のMVはストーリー性を持たせたり、凝ったビジュアルやＣＧを用いて奇抜な映像を作る傾向があるのに対し、このMVはオーソドックスな作りなのが良いです。
数字的にはどうなの？
MVの再生回数は「シンクロマニカ」が６３万回、「Departure」が７０万回とほぼ同じです。しかし、CDの売上枚数は大きく異なります。
「シンクロマニカ」： ６,０００枚
「Departure」： ３０,０００枚
実に５倍もの差があります。MVを聴いただけではそれほどの差があるとはとても思えません。むしろ「シンクロマニカ」の方が好きだと感じる人も居るのではないでしょうか？
人気度をGoogle検索数で見てみると？
SCANDALは海外での活動を積極的に展開しているので、海外向けのキーワードでは圧倒的に数字が大きくなります。しかしCDを買うユーザーはほとんどが日本国内なので、日本向けのキーワードで検索しました。
ねごと バンド： 675,000件
SCANDAL バンド： 575,000件
検索数はその日の世の中の動向によって大きく変動するのでこれが全てではないですが、少なくとも現時点ではこの２つのバンドの国内での人気度はほぼ同じと考えて良いと思います。ではなぜCDの売上げがこれほど差があるのでしょうか？
CDの購入者層は？
これは調べても数字は出てきませんでした。CDを売る側の企業は詳細な分析をしているので数字を持っているはずですが、それは表には出回らないでしょうね。いわゆる企業秘密のひとつだと思います。
ネット上に露出している情報では、圧倒的にSCANDALの方が記事や質問が多いです。先ほどの検索数の数字がほぼ同じなのとは矛盾しています。
SCANDALの記事や質問で圧倒的に多いものが「誰が一番人気か？」とか「人気が高い順番」のような類のものです。あるいは「ファンの男女比」とか「ファンの年齢層」といったものもけっこうありました。
質問への回答を総合すると、SCANDALのメジャーなファンの像はどうも「１０代から２０代のバンド好きな男性」のようです。ライブで並んでいる観客を眺めてみるとそういった傾向があるみたいです。
両者のMVを観ると先ずパッと感じるのはメンバーのルックスの違いです。SCANDALの方が可愛い感じはします。私の感覚ではむしろ若い女性に人気があるのではないか？と思うのですが・・・
しかし私のように少女時代やKARAのMVをバラエティーの動画も含めて日常的に観ていると、SCANDALのルックスが際立って良いとは感じられません。普通です。
以下はSCANDALのHARUNA（左）とKARAのギュリ（右）の写真です。ルックスは相対的なものなので比較対象で評価はいくらでも変化します。
まとめ
結局CDの売上げに大きな差が出る事に関しての理由は今回はわかりませんでした。しかし、このテーマはガールズバンドやガールズグループの先行きを占う上で重要なことのように思われます。
このブログのような弱小メディアでも、取り上げているアーティストの動向によってアクセス数が大きく変動するので、将来を予測するのはブログの運営上からも避けて通れない課題です。
ねごととSCANDALという組み合わせが適切なのかはよくわかりませんが、少し腰を据えて考察してみたいと思います。
ではでは、きらやん
