No.1のD6を外出先でネットに繋ぐには、モバイルネットワーク(SIM接続)やスマートフォンのテザリングアプリでのWiFi接続がありますが、今回はテザリングアプリによるBluetooth接続の方法を紹介します。YouTubeも観れましたが?
Bluetoothによるネット接続のメリット
D6はSIMを装着できるのでAndroidスマートフォンとして使えますが、使ってみるとやはりバッテリーの消費が気になってしまい、ほとんど時計としてしか使わない状況です。特に外出時にずっとSIM通信を待ち受けで使うのには抵抗があり、結果的には必要時に接続するという運用形態を取っています。
現在はプリペイドSIMを購入して1ヵ月間の試用中ですが、この状態では格安スマホと言えども毎月コストはかかるので、継続して使うSIMを契約するのは暫くは止めてモバイルネットワーク(SIM接続)無しでD6を使ってみようと考えています。
そうすると、外出時はスマートフォンのテザリングアプリを使うことになりますが、WiFiだとD6のバッテリーだけでなく、スマートフォンのバッテリーの消費も気になります。実際にWiFiで繋ぎっぱなしにすると、スマートフォンのバッテリーは使用状況により1日持たない可能性があります。
そこでバッテリーの消費を最小限に抑えて、外出時もネットに繋ぐ方法としてBluetoothによるネット接続を試してみたので紹介します。スマートフォンのテザリングアプリを使うので、特別に他のアプリなどを用意する必要はありません。
スマートフォン側の設定
テザリングアプリを探します。多くの場合はキャリアかスマートフォンメーカーが製作しているので、ユーティリティーやツールなどのフォルダーに入っているはずです。以下は私のY!モバイルの場合ですが、ソフトバンクも同じだと思います。
テザリングアプリをタップして開きます。
WiFi接続のチェックを外し、Bluetooth接続にチェックを入れます。
D6側の設定
「設定」アプリをタップして開きます。
「接続します」をタップします。
「Bluetooth」をタップします。ちなみに「モバイルネットワーク(SIM接続)」と「WiFi」はチェックを外してOFFの状態にしてあります。
Bluetoothが「ON」になっていなければONにします。スマートフォンとペアリングされていなければペアリングをします。この時点ではスマートフォンと通知アプリでペアリングはされていると思いますので、ペアリングの詳細は省略します。
ペアリングされていれば、相手のスマートフォン名が表示されていると思います。その右の歯車アイコンをタップします。上記の写真では「接続」がすでに表示されていますが、これは以下の操作で表示されます。
「インターネットアク..(インターネットアクセス)」をタップしてチェックを入れ「OK」をタップします。
以上で、D6がBluetooth経由でネットに接続されました。
Google Chromeアプリでこのブログにアクセス
ネットを使うアプリなら何でもかまいませんが、今回はブラウザーのChromeアプリでこのブログにアクセスしてみました。
写真の表示が遅いですが、テキストはサクサク読めましたし、YouTubeの埋め込み動画もスムーズに再生できました。写真も一度読み込んでしまえばキャッシュされるので次からは瞬時に表示されます。
私のように老眼が進んでいる人間には文字が小さすぎて読むのは辛いですが、ちょっと見たいコンテンツがあった時などに腕時計でパッと見られるのは便利です。Pebbleの通知アプリではメールやSNSの中身の一部まで読めましたが、D6は「××が届いたよ」という通知だけで中身が見れません。
この場合にスマホを取り出すか、D6のアプリで見るかですが、私の場合は老眼なのでスマホで見ますが、目の良い人であればD6のアプリで見た方が簡単ですね。そんな時にBluetoothによるネット接続は重宝しそうです。
以上で、D6をBluetoothを使ってネットに接続する方法の紹介を終わります。
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まとめ
念のためにどのくらいバッテリーを消費するか比較するために、前回行った音楽アプリで30分間音楽をBluetoothイヤフォンで聴いて、ネット接続の有無でバッテリー消費の違いを比較した時と同じ条件で測定してみました。
今回はGoogle Play Musicアプリで、少女時代の「Girls’ Generation」というアルバムをBluetoothによるネット接続でオンラインで聴いてみました。
下のミニプレーヤーをタップするとフルプレーヤーになります。
この状態でバックライトを消して30分間様子を見ました。音楽は特に途切れず聴けましたが、音質は若干WiFiより悪い感じがしました。どう悪いかという表現が難しいのですが、なんとなく歪みっぽい感じです。かといって聴くに耐えないかというとそうでもなく、ポップスやロック系ならさほど気にならないレベルだと思います。
30分経過後にバッテリー消費を確認したところ以下のようになりました。
・Bluetooth接続 – Google Play Music:8% (82% > 74%)
——
・ネット接続無し – Google Play Music:18%
・WiFi接続 – Google Play Music:29%
・SIM接続 – SoundCloud系アプリ:33%
上記のWiFi接続はテザリングではなく自宅の光ルーターのWiFiネットワークです。
ネット接続なし(事前にダウンロードした曲の再生)より10%もバッテリー消費が抑えられたので解せない結果になりましたが、おそらく前回の測定時に何か他のアプリなどの消費が加算されていたのではないかと考えています。
前回の測定との比較はとりあえず無視して考えると、30分で10%以下のバッテリー消費ということは、1日の中で1時間程度はBluetoothでネットに繋いで音楽を聴いたりメール、ブラウザーやSNSなどの閲覧程度ならこなせることになり、けっこう実用的に使えそうです。
アプリによってバックグラウンド状態でもかなりバッテリーを消費するものがあり、代表的なものがIP電話の「SMARTalk」なので、現在はこれをアンインストールしています。メール、Chrome、Twitter、Facebook、Google Play Musicはバックグラウンドで1%以下の消費なのであまりバッテリーを意識しなくてもOKです。
スマートフォンのこの間のバッテリー消費は1%(81% > 80%)とBluetoothによるテザリングでは終日繋ぎっぱなしでも問題無さそうです。これがWiFiのテザリングだとミルミル減っていきます。
Bluetoothの場合のネックは通信速度が遅いことですが、それが気になるのは写真の表示であり、テキストや動画は問題なくサクサク読めるので、読む順番を工夫するとかすればさほど支障は無いと思います。急いでいる時はスマホで読めばOKですし、実用性はけっこうあると思います。
【No.1 D6】音楽の聴き方でバッテリー消費はどう変わる?!
ではでは、きらやん