最近立ち上げたChrome 3Dサイトで有料ビデオチャットサポートをSkypeの画面共有で始める前に、質問や予定などの事前打ち合わせに使えるチャット機能をWordPress無料プラグインで実現したので紹介します。無料のSimple Membershipプラグインを使った会員管理と併用?
はじめに
仮想Windowsで3Dモデル作品を制作するサポートを目的に「Chrome 3D」サイトをWordPressでほとんど無料で立ち上げました。
仮想Windowsで3DCGを楽しむFUNサイト「Chrome 3D」をEC会員サイトとしてWordPressで構築し10日でオープンできたので構築方法を紹介します。最初はココナラで始めましたが不自由だったので自前のサイトにしました。[…]
EC会員サイトなので、PDFマニュアルとビデオチャットサポートを有料で販売するつもりですが、ビデオチャットサポートは、やり方を書いたPDF文書をユーザーにクレジットか電子決済で購入していただきます。
その手順にしたがって予約して、Skype Meet NowやGoogle Meetの画面共有を用いて、お互いの画面を観ながらサポートする予定です。どちらもブラウザーからか、iOS / Androidアプリから接続して行います。
実際のビデオチャットサポートの前に、事前に質問に答えたり予定を調整して設定するのにチャットを使いたいと考えました。ココナラでやってみた経験にもとづいています。
WordPress上にチャット機能を実装するプラグインは多く存在しますが、多くは有料サービスなので、無料で使えるプラグインをいくつか試した結果「Wise Chat」を採用しました。
Wise ChatとSimple Membershipの2種類の無料プラグインを用いて、会員管理の中に有料会員向けのプライベートチャットルームと、無料会員向けにオープンチャットサロンを実現したので紹介します。
Wise Chat無料プラグインのインストールと使い方
以下の記事を参考にしました。
Wise Chat - 自サーバーだけで運用可能なチャットルームを無制限に作成できるWordPress用プラグインの導入…
この記事を読むと、あまりの情報量に引いてしまいますが、有料の「Pro版」の機能に関する記述も多いので、無料版はそれらをすっ飛ばせば思ったより簡単に設定ができました。無料版でも実用的な機能が実現できます。
Chrome 3D上での使い方
今回実際に実装した状態での画面イメージとユーザーや管理者の使い方の概要を紹介します。
無料会員(有料会員も)チャット画面
デスクトップ(ChromebookのChromeブラウザー)での画面イメージは以下です。オープンチャットサロンの旧名は会員フリーチャットルームでした。
投稿メッセージの右側の3つのアイコンをクリックすれば、顔アイコンを選んで挿入したり、画像や添付ファイル(.pdf / .doc / .docx)を選んでメッセージに付けることが可能です。
トップの3行は公開されますが、そこから下のコンテンツは会員ログイン(有料 / 無料会員)をしないと表示されません。これはSimple Membershipプラグインの機能です。moreタグ以下はログインしないと表示されないように設定しています。有料と無料で個別に表示設定が可能です。
AndroidのChromeブラウザーでは、下のメッセージ枠の横に3つのボタンが並ぶので横幅が不足します。なので横長画面で操作しています。
iOSのChromeブラウザーでは、メッセージ枠の右上に小さなボタンが並ぶので縦長画面でもOKです。
有料会員向けのプライベートチャットルーム
画面のイメージや使い方はオープンチャットサロンと同じですが、有料会員のみに対応します。
プライベートチャットルームに行ってログインすると、管理人から提供されるパスワードを入力することでルームにログインができます。
現状では1つのチャットルームしか用意していないので、場合によっては複数の有料会員どおしが入室する可能性がありますが、その場合は別の部屋を用意するなど状況に応じて対応する予定です。
共通の使い方
メッセージ枠の左下のカスタマイズボタンをクリックすると、ユーザー名とメッセージの色を選べます。
「@(ユーザー名): 」をメッセージの前に付けて送信すると、相手の画面でビープサウンドが鳴ります。相手を指定してメッセージを送る場合に便利です。管理者の画面ではすべてのメッセージでビープサウンドが鳴ります。
ユーザーがログインして最初のメッセージを送信するとブルーで「チャンネルに入りました」が表示され、低音のビープサウンドが鳴ります。同様にログアウトして退出すると「チャンネルから出ました」が表示され、ビープサウンドが鳴ります。
これらの各種メッセージはデフォールトでは英語なので、いちいち日本語に書き換えるのが面倒でした。ビープサウンドもメニューから選べますが、プレビューできないので適当です。
まとめ
実際の運用はこれからなので、当面は試行錯誤が続くとは思いますが、これは実装するサイトによって千差万別なので、管理人のセンスが現れるところだと思います。
ショートカットで最初に作ったらほったらかしのような管理人なら、無料で簡単に実装したいという考え方は止めた方が良いと思います。手間と時間をかけるか、金をかけるかを選ぶ必要があるかと。
ここからがスタートで、運用しながら会員からの感想や要望を聴き、毎日アップデートしつづける覚悟が必要なのかもしれません。
ではでは、きらやん