今まではMacで年賀状を作成していましたが、今年は「宛名職人」でテンプレートが開かなくなり、最新版をダウンロード購入してもダメだったので、仕方なく富士フイルムのWebサービス「ウェブポ」を使いましたが?
macOS Sierraと「宛名職人」の経緯
私は最初に叔母と母の年賀状を作成しました。早めにと頼まれていたので11月中に印刷まで行って渡しましたが、この時点ではmacOS Sierraと宛名職人ver.19は正常に動いていました。
次に12月16日に私の年賀状を作成しようとしたところ、昨年の住所録は開けましたが、裏面デザインや宛名デザインが開けず印刷ができませんでした。
そこで、宛名職人の最新版であるver.23をMac App Storeからダウンロード購入しました。
しかしそれでもやはり裏面デザインや宛名デザインが開けず、テンプレートから新規のデザインを選んで開こうとしてもウィンドウが開かず使い物になりません。
宛名職人のメーカーであるソースネクストに電話で問い合わせたところ、Sierraに対応していないver.19でファイルを開こうとしたのでファイルが破損したようだとのこと。
テンプレートも同様の理由で開けなくなったとのこと。
どうも説明に納得がいかなかったのですが、このまま自分で解決する自信もありません。
そこで、今回は最も確実に最速で年賀状の作成が行えると思われた、富士フイルムのWebサービスの「ウェブポ」で作成しました。
年賀状のデザインにかかった時間は30分足らずで、印刷して発送まで富士フイルムが面倒を見てくれます。
住所録は宛名職人ver.19からXMLファイルで書き出し、ウェブポにアップロードしましたが、簡単に読み込めました。
68枚の年賀状を作成しましたが、ハガキ代や印刷代を含めて、7,208円でした。1枚当たり106円です。
クレジットカード払いですが、手間がかからない分やや高くつきました。手元に買ってあった年賀状は郵便局で換金する予定ですが、こちらも手数料分損が出ます。
実は手持ちのプリンターが古く、メーカーのサポートが終了していてWindows10のドライバが無いのでWindowsで印刷できません。
そこで印刷は全てMacでやっているのですが効率が悪いです。ウェブポは富士フイルムが印刷もやってくれるので、全ての作業をWindows10上でできたのも良かったです。
富士フイルムが運営する「ウェブポ」は、年賀状のデザイン・印刷・投函がオンラインで完結するので毎年使っています。今年は札幌市から函館市に引っ越ししたので転居通知を兼ねましたが、喪中の人へは「寒中見舞い」も併用したので紹介します。[…]
ウェブポの使い方
以下のサイトに行きます。
https://webpo.jp/
右上の「新規登録」ボタンをクリックしてユーザー登録をします。メールアドレスとパスワードの登録くらいで簡単でした。
右上の「ログイン」ボタンをクリックして、ユーザー登録したアドレスとパスワードでログインします。
「ログイン」が「ログアウト」に変わり、「はがき作成 スタート >」ボタンの左右にボタンが現れます。
左の「ウェブポ住所録を開く」をクリックします。
「住所録を見る・編集する」をクリックします。
最初は白紙の住所録が開くので、右上の「他のソフトから取り込む」をクリックします。
「宛名職人」をクリックします。
「住所録の書き出し方はこちら…」の「こちら」をクリックします。
私のver.19ではもっとシンプルでしたが、とにかくXMLで書き出します。上記は別のタブで開いているので元のタブに戻り、「ファイルの指定」をクリックします。
ファイル選択の窓が開くので、先ほどのXMLファイルを指定して、「取り込む」ボタンをクリックして読み込みます。
住所録を編集して、下にある「保存して閉じる」ボタンをクリックして窓を閉じます。
次に、「住所録からあて先を選んで、年賀状をつくる」ボタンをクリックします。
今回年賀状を出す相手の左端の四角にチェックを入れます。「OK」をクリックし「閉じる」をクリックします。
「はがき作成 スタート >」ボタンをクリックします。
印刷代は通常が78円で、ウェブポのCM入りだと無料になります。はがき代が52円なので、合計が130円か52円ですが、130円は印刷する枚数によって値引きがあります。
私の場合は68枚で106円でした。
「CM入り」のこれは・・・安いけど結構勇気が要りますね。
あとは画面の指示に従ってデザインを選んで「すすむ >」ボタンをクリックしていけば、簡単に作成ができます。プレビューを確認しながらやれば間違いが無いと思います。
以上で、ウェブポの使い方の紹介を終了します。
2018年版と2019年版の裏面デザインはこんな感じ
2018年版
2019年版
著作権のあるディズニーキャラクターなどが安心して使えますが、それだけ割高になります。
ちなみに、2018年版の印刷枚数は38枚で支払合計は5,700円でした。印刷代が3,724円、はがき代が1,976円です。1枚あたりは、印刷代が98円、はがき代が52円、合計で150円でした。
2019年版は、1枚あたりの印刷代が98円、はがき代が62円、合計で160円でした。54枚印刷したので、印刷代が5,292円、はがき代が3,348円、合計で8,640円になりました。印刷枚数に応じて割引があります。
一昨年まではインクジェットプリンターで印刷していたので、インクカートリッジを黒とカラーの合計で6,000円近くで購入していました。
それから考えると、印刷代はむしろ安く感じます。レーザープリンターによる高画質印刷ですし・・・
以後は、自宅のプリンターを使わなくなり、印刷はもっぱらセブンイレブンのマルチコピー機でやっています。
印刷時にPDFで書き出して、USBメモリーにコピーしてハンドキャリーするか、最近は「ネットプリント」で印刷予約して、マルチコピー機の操作のみで印刷しています。
プリンターやインクを買うコストが削減され、インクジェットプリンター特有の「ヘッドクリーニング」作業から解放され、画質はレーザープリンターなのでシャキッとしています。
しかも、印刷コストは白黒なら1枚10円!安いです。もうプリンターは要らないかも?
パソコン要らずのエプソン年賀状作成プリンター
少々高いですが、9インチ液晶タッチパネルとキーボードが付いた「ほぼ年賀状作成専用」プリンターがエプソンから出ています。
2018年度版なので最新のテンプレートや絵柄から選べて便利かと思います。
パッと見、スマホやタブレットの専用アプリを開発して「手持ちのスマホやタブレット」が使えるようにすれば、もっとローコストになるのでは?
とか、技術者中年オヤジの私は考えてしまいました。
しかし、よく考えてみると80を過ぎた私の母や叔母だけでなく、Macでイラストレーターをしている従兄弟でさえスマホを持っていません。ガラケーです。
スマホやタブレットを持っていない人向けなのかもしれないです。
おそらくスマホやタブレットを持っている人は、このようなタイプの専用機は不要で、それこそセブンイレブンのマルチコピー機とかを使うのかも?
まとめ
宛名職人のMac App Storeからのダウンロード版は製品登録してもソースネクストのマイページに表示されないので、問い合わせの電話番号がわかりません。以下です。
ソースネクスト「宛名職人」専用問い合わせ番号:0570-072-161
この番号を探したり、トラブル調査に1日かかりましたが、結局解決せず、最新版を購入しても使えなかったので、自分の時間当たりのコストも含めると莫大な損害を被りました。
ウェブポにかかった費用なんて安いものです。今回は良い勉強になったということで、経験への投資と考えます。
少々根に持っていたので、その後に別件でアップルに電話で問い合わせをした際に、アップルのサポート担当者が最後に「他に何かありませんか?」と聞いたので、この件のことを詳しく「報告」してあげました。感謝していましたが・・・
今後のことも考えて、郵便局の「はがきデザインキット」を検討中です。
http://yubin-nenga.jp/design_kit/install/
これはインストール版なので自宅のプリンタで印刷できるみたいですが、Web版で印刷もお任せできます。
【UX】アップルの業績低下を招くユーザーエクスペリエンスの低下とは?!
★2018年に札幌に引っ越してから、Windowsデスクトップパソコンのファンの音がうるさく感じて来たので、静かなMac miniに戻しました。
macOS High Sierraを別パーティションにインストールして使い始めましたが、満足度はWindows10以上で、私のアップルのユーザーエクスペリエンスは再び上昇中です。
ではでは、きらやん