前回は私がバイオリンを始めてから今までのバイオリンの変遷と、なぜオススメなのかについて理由を書きました。今回は今使っているヤマハブラビオールV25GAについて書いてみます。
ルックスは?
この機種の特徴は「アンティーク仕上げ」といって、新作バイオリンなのにオールドっぽい仕上げになっています。
具体的にはニスの色が変わっているところがあり、使い込んだ感じになっています。 とは言ってもニスが剥げているわけではないので、品質に影響はありません。
本当に弾き込んでいるわけではないので、音質は新品のもので、あくまでルックスが古っぽいだけです。
グァルネリモデルとは?
通常はストラディヴァリウスモデルが多いのですが、この機種はグァルネリモデルです。
300年前にグァルネリによって作られたバイオリンを3D解析してMC旋盤で精密に加工して作られています。
特徴は、ボディーがやや大きくできています。このために低音が豊かで全体的にまろやかな音色です。
そのために、バイオリンケースによっては入らないものもあるので、ケース選びには気をつけて下さい。
品質は?
品物が届いてから、今までの間、まったくトラブルがありませんでした。これは最初のサイレントバイオリンとこの機種だけです。ヤマハは信じて良いと思います。
音質は、50万円のオールドバイオリンにはかないませんでしたが、まろやかな音色なので、弾いていて癒されます。
サイレントの次に買ったチェコ製のバイオリンは、派手な音色で音量も大きかったのですが、弾いていて疲れました。ギンギンしていて、だんだん弾きたくなくなる音色だったので、1年で買い換えました。
私の感覚では、この機種はワンランク上の音質だと思います。
私が演奏すると?
今年の正月に、家族が集まったので、実家でミニコンサートを行いました。
その前に練習で録音したMP3を以下に掲載します。 再生開始時に無音の部分がありますが、ICレコーダーで録音開始してからバイオリンを構えて弾き始めるまでの時間です。
10年間練習してこの程度か?と思われるかもしれませんが、実は私の場合は、ピアノと交互に習っていたので足掛け5年くらいです。
ブランク期間がけっこうあるのであまり上達していません。プロの演奏と比べて一番大きな違いはビブラートです。
左手の指を震わせることで音程を揺らせる技法ですが、これがあるとないとでは音色に大きな違いが出ます。これはバイオリンの品質とは関係が無いので、大目に見てください。
まとめ
ヤマハブラビオールV25GAの紹介をしましたが、いかがでしたか?
初心者だと少し高いと感じられると思います。バイオリンはそれこそピンキリで、安いものは1万円以下でありますし、音質もそれなりです。
安いものは響板をプレスで作っているところが大きな違いです。中級機からは機械ですが削って作ります。高級機は手で削って作ります。この作り方の差が音質の差になります。
最初は自分で弾いて確かめられないので、有名メーカーの予算に合った機種を通販で買うことをオススメします。
ではでは、きらやん