バッハの音楽は、死後100年経って花開きました。その間に、モーツァルト・ベートーベン・メンデルスゾーンなどの天才音楽家によってその魂は継承されました。生誕333年の現代に生きるバッハの音楽を紹介します。
バッハの夢
「音楽は世界語であり、翻訳の必要がない。そこにおいては、魂が魂に話し掛けている。」
by J.S.Bach
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・・・私などは、感動的な映画に最高の音楽がシンクロするときは、鳥肌が立ち、時空が歪むような感覚に襲われることがあるが、あの現象は一体何なのだろうか。
間違いなく私はその時、言葉のわからない外国の映画のドラマと音楽を通して、メッセージを受け取っているのである。
ジャズ:Swingle Singers「管弦楽組曲 3番 Air」
Bach aria 4° corda Swingle Singers >>> YouTubeサイトへ
独奏バイオリン曲にアレンジされ「G線上のアリア」として有名になった曲です。原曲の「Air」はもちろん「空気」という意味ですが、それが「アリア」となったのも、この曲を聴けば納得がいきます。
ロック:Procol Harum「青い影」
Procol Harum – A Whiter Shade of Pale, live in Denmark 2006 >>> YouTubeサイトへ
こちらも原曲は「Air」ですが、全く新しい音楽のように聴こえます。
「文化とは、過去の優れた資産を継承しつつ、新しい感性で再構築すること」
ポップス:LADIES’ CODE「シャコンヌ」
Ladies’ Code – Chaconne – Vostfr >>> YouTube へ
原曲は無伴奏バイオリン曲「シャコンヌ」ですが、冒頭にそのメロディーの一部が現れるので、K-POPに興味の無い人でも惹き込まれてしまう魅力があります。
ジャズ:ジャック・ルーシェ・トリオ「プレリュード ハ長調」
「Play Bach」の冒頭の曲ですが、全部で1時間24分あります。適当に飛ばして聴いてください。
Jacques Loussier Play Bach Trio – Jazzwoche Burghausen 2007
原曲は「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 前奏曲第1番 ハ長調」ですが、かなり原曲に忠実にジャズアレンジして演奏しているのでクラシックファンでも聴けると思います。
まとめ
1977年に打ち上げられた2機の無人惑星探査機ボイジャー(英: Voyager)には「ゴールデンレコード」が積まれています。
その中に記録されたバッハの「ブランデンブルグ協奏曲」などの名曲は、数万年後に地球外知的生命体との遭遇を夢見ながら、時速6万キロメートルで、太陽系外の宇宙を航行中です。
ひょっとすると「音楽は宇宙語」になるのかもしれませんが・・・
ではでは、きらやん