Photoshop CCの3D機能が使えなくなる

3DCG/VRによる美少女CG作品を制作するためにAdobeフォトプランに加入してPhotoshop CCを活用してきました。しかし、Photoshop CCの3D機能が廃止されSubstance 3Dに統合化されることにともない、仮想WindowsではSubstance 3Dが使えないのでPhotoshop CCから卒業することにしましたが?

はじめに

3DCG/VRによる美少女CG作品の制作を20年以上前に趣味的に始めましたが、3DCG関連アプリとともに必須のツールとしてPhotoshop CCを使い続けてきました。

さらに、母を介護するために会社員を辞めて自宅でできる仕事を始めるにあたりWebデザインを選んだことで、仕事でもPhotoshop CCを頻繁に使うことに。

当時はAdobe Creative Suit 4 Web Premiumに含まれていましたが、16万円のところをWebデザインスクールの生徒だったので学生割引で8万円で購入することができました。今ではアマゾンで23万円もしているようですが・・・

現在では3DCG/VRに使うアプリとしてDAZ Studioがメインであり、Photoshop CCも手持ちのWindows PCやMac miniでは処理性能が低いので動作が重く、サクサク使える仮想Windowsで使うようになりました。

しかし、元々Adobe製品は仮想環境をサポートしていないので、仮想Windowsとの相性が悪く、いろいろと苦労してきました。ダマシダマシ使ってきたというのが本音です。

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Adobe 仮想環境 サポートしない

最近になって、アドビがPhotoshop CCから3D機能を廃止しSubstance 3Dに統合化することにともない、仮想WindowsではSubstance 3Dが使えないので、Photoshop CCから卒業することにしたので、そのプロローグを紹介します。

Photoshop CCの代わりになる製品とは?

アドビ製品は高すぎる」と趣味的な個人ユーザーからは愚痴が聞こえてきますが、元々アドビ製品は企業ユーザーや個人ユーザーでもプロ向けとして開発されているので、開発コストを考えると、サブスクリプションで利用できる現在の価格は、むしろ数万円以上で一括購入していたCS4の当時から比べると初心者にとっても導入しやすい価格設定だと思います。

Photoshop CCの代替アプリとして最も有力なのが「Affinity Photo」です。

Affinity Photoは特にiPadユーザーからの評価が高く、iPad版PhotoshopがPhotoshop CCとは別物の簡易的な機能なので、iPad版Affinity Photoをメインで使うようになったクリエーターも多いようです。

AIを使った高度なインテリジェンス機能ではPhotoshop CCの右に出るものはないような気がしますが、一般的なPCでの日常使いでは動作が少々重く感じるし、機能がありすぎてわかりにくく面倒なのも否めず、サクッと使えるAffinity Photoをメインで使用している人が多いように感じます。

Mac mini(Late2012)を活用するには

Photoshop CCを使う度に毎回仮想Windowsを立ち上げて時間課金で使っていましたが、動作が軽いAffinity Photoに切り替えると決めたので、4年間眠り続けていたMac mini(Late2012)を復活させて使ってみることにしました。

4年前にChromebookにメインPCを切り替えたのは、当時のMac miniでは、特にブラウザーでどこかクリックするとマウスカーソルが毎回クルクル回って待たされるのをストレスに感じるようになり、Chromebookのサクサク感に負けてしまったからですが・・・

一方で、Chromebookでは基本的にはブラウザーから使えるWebアプリしか使えないので、3DCG/VRやDTMなどの処理の重いアプリは仮想Windowsで使っていたので、軽い処理はローカルPCで済ませたいという欲求も高まってきていました。

そこで、眠っていたMac mini(Late2012)が、ユーザー自身でメモリーや内蔵ドライブを交換して拡張できる最後の機種だと気がついたので、思い切ってメモリーを4GBから16GBに増やし、内蔵ハードディスクから外付けUSB3.0 SSDドライブにシステムをコピーして立ち上げることにしました。

Mac mini(Late2012)のメモリー拡張とSSD化

メモリー拡張

こちらは非常に簡単で、裏蓋を開けて4GBメモリー基板を16GBメモリー基板に交換するのみなので、10分で完了できました。

外付けUSB3.0 SSDドライブを起動ディスク化

ケースとSSD基板のセットを購入し組み立てました。

内蔵ハードディスクから外付けUSB3.0 SSDドライブへのシステムのコピーは無料版の「Carbon Copy Cloner」を使いました。

その前に「ディスクユーティリティー」でSSDドライブをフォーマットします。

Carbon Copy Cloner」はシステムを丸ごとコピーするので操作は簡単ですが、完了するまでの時間はかなりかかりました。何時間かかったかは忘れましたが・・・

macOS Mojaveを立ち上げて、試しに「iTunes」で音出しを確かめてみました。

macOS MojaveをCatalinaにアップグレード

札幌では楽天モバイルのテザリングを使っていたので、函館のレオパレス21に引っ越してから、標準で使える光インターネットサービス「レオネット」にMac miniをWi-Fi接続してCatalinaにアップグレードしました。

現在は、Mac miniをテレビの裏に移動して、テレビに繋いでいるPCスピーカーのBOSE Companion5にUSB接続して使っています。

Mac miniで使っていた外部モニターにはChromebookを接続し、Mac miniはChromebookから「Chromeリモートデスクトップ」でリモート操作をしています。

場合によっては、テレビに繋いでいるFire TV Stickの「Air Screen」アプリにChromebookからミラーリングすることもありますが、Mac miniに繋いでいるマウスやキーボードから直接操作しても画面のレスポンスが悪いので、実質的には時々モニター用としてしか使っていませんが・・・ちなみに、継続して使う場合は有料になります。

INTERNET Watch

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ちなみに、テレビの下に写っているJBLのポータブルBluetoothスピーカー3台とUSBオーディオインタフェースは空間オーディオの一種の「3Dステレオ」を擬似的にシミュレーションする実験に使っています。以下はバイノーラル録音しているので、できればイヤホンかヘッドフォンで聴いてください。

最近ではソニーが似たような方式のスピーカーを販売していますが、将来的には「360 Reality Audio」や「ドルビーアトモス」方式の空間オーディオ対応のコンテンツを立体音響で聴けるようにしたいですが・・・

もっとも、手持ちのXperia10 iii lite360 Reality Audioとドルビーアトモスには対応しているので、Amazon Musicの360 Reality AudioやApple Musicのドルビーアトモス対応の音楽ソースは、iPhoneとは異なり、手持ちのイヤホンやヘッドフォン(有線/無線の両方)で楽しむことができています。

まとめ

10年前に買ったMac miniが4年ほど前から眠っていましたが、Photoshop CCの3D機能が廃止されることにともないAffinity Photoへの移行などをきっかけに、仮想Windowsでやっていた軽い作業をローカルPCのMac miniで行えるように準備を進めていますが、今回はそのMac miniの現役復帰プロセスなどについて紹介しています。

今後は、Mac miniでのローカルPCでの軽作業と仮想Windowsでの重い処理とのバランスを考慮しながら試行錯誤してみたいと考えています。このプロセスについては適宜レポートしていきたいと思います。

ではでは、きらやん

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