「Aques Tone 2」というVSTiプラグインを使って、Bitwig Studio 2 DEMOでボーカロイドのような音声合成で歌うようにする方法を紹介します。メロディー(音階)はBitwigのMIDIクリップで演奏できるので、歌詞をローマ字で読み込みますが?
YouTubeに観るAques Tone 2
Aques Tone 2はボーカル・シンセサイザーなのでパラメーター・ツマミで声を調整できます。
Vocal Synthesizer VSTi – AquesTone2
ヤマハのVocaloidほどクオリティーは高くはないですが、無料で使えるのと、VSTiプラグインなので、Bitwig Studio 2 DEMOで簡単に使えて便利だったので紹介します。
紹介記事は以下を参考にしてください。
フリーのVSTi歌声合成ソフト、AquesToneが大幅に進化していた!
インストール方法
以下のサイトからダウンロードしてください。
http://www.a-quest.com/products/aquestone.html
.zipファイルを解凍して出来たフォルダーから、以下のファイルをコピーします。
コピー先は、64bit側の以下のプラグイン・フォルダーです。
Bitwig Studio 2 DEMOを起動すると、以下のようにプラグインが見えます。
32bit版VSTiプラグインのようです。使い方は今までと同じです。
歌詞の準備
メモ帳などのテキスト・エディターで、以下のようなローマ字の歌詞を作ります。
u u u u a a a a
kimi to deaatta kawa no dotemichi
totemo fusigina toki no hajimari
boku wa dooshite asoko ni itano
moshika shitanara soosa terepashii
適当なファイル名を付けて、デスクトップにでも保存しておきます。
改行しているのは、1行単位で歌うので、「Before」と「Next」ボタンで歌う行を上下させることができます。
Bitwig Studio 2 DEMOでの使い方
任意のMIDIトラックのトップに、プラグインをドラッグ&ドロップします。以下のような画面が開きます。
「Open」ボタンをクリックして、歌詞ファイルが保存してあるフォルダーを開き、下の「ファイルの種類」を.txtなどの保存した形式にして、左上の歌詞ファイルをクリックします。
右下の「開く」をクリックすると、歌詞がAques Tone 2に読み込まれ、以下のようになります。
白い行がアクティブで、適当なMIDIクリップをAques Tone 2のトラックにドラッグ&ドロップして、クリップのプレイ・ボタンをクリックすると、音声合成でその行の歌詞を歌います。
Aques Tone 2に歌わせて録音
適当にMIDIクリップをブラウザーから選んで、3つほどドラッグ&ドロップしました。
上から「Canned Wine」はロングトーンのハーモニー、2番目の「Legato Arp」はショート・アルペジオとロングトーン・ハーモニーのミックス、3番目の「3N4」はショート・アルペジオのソロです。
演奏と録音は、歌詞の行とクリップをリアルタイムに適当に切り替えながら行いました。以下がその.mp3です。
歌詞がさっぱり何を歌っているのかわかりませんが、歌詞とメロディーの同期を取るのはかなり面倒なので、今回は省略しました。
まとめ
Hip-Hopの高速ラップには使えそうですが、まともに歌わせるのはけっこう時間がかかりますね。その場合はやはりVocaloidの方が簡単でクオリティーの高い歌ができそうです。モバイルのVocaloidアプリのコレか、もっと安く済ませるにはコレあたりが簡単ですが・・・
【メルリデモ曲】 Justitia 【だいすけP】
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ではでは、きらやん