仕事・おでかけ・旅行など、シーンに合わせていろいろなデザインの服を買いそろえると、「タンスがぱんぱんに詰まって置き場所がない……」と悩んでしまうことがあります。そんな悩みを解決するべく、ドレスの背中部分に装着された布を変形することで、1着で100種類以上のドレスにアレンジできる「Omnia」が登場!
GIGAZINEの記事から引用
仕事・おでかけ・旅行など、シーンに合わせていろいろなデザインの服を買いそろえると、「タンスがぱんぱんに詰まって置き場所がない……」と悩んでしまうことがあります。そんな悩みを解決するべく、ドレスの背中部分に装着された布を変形することで、1着で100種類以上のドレスにアレンジできる「Omnia」が登場しています。
Omnia – 100 dresses in 1. Revolutionary convertible dress. – YouTube
以下の写真の女性が着ているのがOmnia。一見すると普通のドレスに見えますが……
変形させることで、たった1着で100種類以上のドレスとして使うことができます。デザインは特許取得済みのもの。
Omnia開発陣が公開している、基本の変形は15種類。
ドレスの変形に使うのは、タンクトップ型のワンピースの背中部分につけられている、マントのような布。
後ろから見るとこんな感じ。ドレスの素材にはビスコース70%、ポリエステル30%を使用し、丈夫かつ軽量で、通気性がよく、洗濯機で洗うことが可能です。
布の両端にはチャックがついています。
チャックを締めると……
布が筒状に変形。
ここに腕を通します。
すると、スカーフつきのドレスとして着用することが可能。
基本の変形パターン15種類は以下の通り。まずは布を両肩にかぶせてケープ状に。
スカーフつきのドレス。
布をヨットの帆っぽい形にアレンジ。
ポケット付きドレス。
ロングスカート風。
チャックを締めて筒状にした布を片方の肩にかけて、インドの女性が着ている民族衣装風に。
ワンピースと布の長さをそろえたヘムライン。
布のチャックを締めて背中から回せば、フードとしてかぶることができます。
ロシアの民族衣装のサラファン風。
ポンチョ。
筒状の布を細くまとめて、背中から前へ回したデザイン。
背中で布がヒラヒラとはためくベーシックスタイル。
ステルス機のような形。
ポンチョのチャックを開いたスタイル。
布を両腕に回して羽織ることもできます。
Omniaが1着あれば、服を着替えなくとも一日の予定に合わせて見た目を変えることが可能
また、旅行に行く際にはいろいろな服を持って行きたいものですが……
Omniaは1着でさまざまなスタイルに変形できるので、旅行の荷物をコンパクトにまとめることができます。
Omniaは製品化のための資金をクラウドファンディングサイトのKickstarterで募集中で、59ドル(約6300円)の出資でOmniaを1着、89ドル(約9500円)でOmniaを2着ゲットできます。日本への発送には別途14ドル(約1500円)の送料が必要。カラーはアイボリーホワイト、シルバーグレー、ネイビーブルー、コールブラックの4種類。
サイズはSからXXLまで5種類が用意されていて……
ドレスの丈は、ショート(79cm)かロング(91cm)のどちらかを選ぶことができます。
なお、出資の締め切りは日本時間の2016年7月20日(水)午前2時26分となっています。
Omnia – 100 dresses in 1. New standard in capsule wardrobe by OMNIA – Kickstarter
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まとめ
「変形ドレス」と聞くとつい「3Dプリンター」を連想してしまいました。つまり、型紙データをネットからダウンロードして、自宅にある3Dプリンターでドレスを印刷して着るという近未来ライフスタイルです。
しかし、3Dプリンターが自宅に普及する時代はもっと先になるので、今は「Omnia」のような変形ドレスが現実的な気がします。実際にYoutube上には無数のこの手の変形ドレス的なアプローチの紹介動画が存在します。Omniaが優れていると感じたのは、ある程度割り切った変形パターンにとどめているので、実用的だということです。
形や柄が無地だったりでシンプルなのと、色のバリエーションがベーシックカラーから選べるあたりが工夫されていると思います。つまりコーディネートも考えた割り切り方というか、変形が生かせるデザインになっています。
ちょっとシンプルすぎるような気もしたので、シャネルのエッジストライプのようなアクセントを入れるといいかもしれませんね?
なかなかドレスが手に入らないサイズへの対応は嬉しいのではないでしょうか?
ではでは、きらやん