アプリでマイ印鑑を簡単に作成?「消費財より生産財になれ」とは?!

iOSアプリでオリジナル印鑑を簡単に作成する方法を紹介します。アプリ内でデザインや文字入れから発注までを簡単に行なえます。自分をオンリーワンとして証明する印鑑。それをレーザー加工機で作成する動画や、「消費財より生産財になれ」という言葉に込められた想いとは?

アプリを使ったマイ印鑑の作成

iPhoneアプリの写真

アプリの概要

以下の無料iOSアプリをダウンロードしてマイ印鑑を作成したので紹介します。

https://apps.apple.com/jp/app/stampdesigner/id1195754249?l=en

StampDesignerアプリ

ダウンロード

iPhoneなどのiOSデバイスのAppStoreから「stampdesigner」で検索してダウンロードします。

StampDesignerダウンロード

発注まで紹介するので、スクリーンショットの数は全部で50枚以上になります。全部を紹介するのは得策ではないので、今回は抜粋して紹介します。

スタンプ作成スタート

スタート(HOME)画面は以下です。

StampDesignerホーム画面

MANUAL」と「INFORMATION」ボタンをタップすると各種操作方法や情報の確認ができます。

私はそれらを読まずにいきなり「START」をタップして作業を開始しました。

フレームを選ぶ

先ずはカテゴリーメニューから選びます。

カテゴリーメニュー

私は「文字+枠」を選びました。

フレーム選択

右上の「Excellent」にしました。

文字の入力

合格!」と入力しました。

文字入力

デザインの確認

こんな感じになりました。

デザインの完成イメージ

スタンプ本体の選定

メニューで選べますが、手頃な価格オシャレなデザインなので以下を選びました。

スタンプ本体の選択

サイズ調整

サイズ調整」ボタンをタップします。先ほど作った画像が画面いっぱいに表示されるので、小さな青い丸の中に収まるように、二本指でピンチ操作で縮小しスワイプして位置を合わせます。

サイズ調整

決定」をタップして作成作業は終了です。

発注

画面の指示に従って発注します。アプリ内で支払いも含めて全て完結できるので便利です。

PayPalで支払い

クレジットカードで支払う場合もPayPalボタンをタップして行います。私の場合は、個人情報の入力が面倒なのでPayPalを使いました。

発注後3営業日以内に発送されるようです。届くのが楽しみです。

届いた印鑑

こんな感じです。

アプリで作成した印鑑

いわゆる「シャチハタ」と同じく朱肉が無くても何回でも押せるタイプですが、印面が通常は裏返っていてキャップ状態なので乾燥しません。押す時に回転して印面が下方向に表返ります。

上記の陰影が若干滲んでいるのは私が強く押しすぎたためであり、ポンッと軽く押せばきれいになります。

机の上に立てて置いておけるので場所をとらず便利です。1日の仕事が終わったら自分のノートに「合格印」を押そうかと思っています。

レーザー加工機による印鑑の作成を動画で紹介

レーザーのイメージ写真

私が大学を卒業して就職する時に母が3本組の印鑑セットをプレゼントしてくれました。

実印と銀行印が白い象牙で認印が黒水牛です。認印は元妻が実印に使っていたので手元にありませんが、実印と銀行印は40年以上経った今でも使い続けています。

今回は、レーザー加工機黒水牛の印鑑を彫るところを動画で紹介します。コンピューターでデザインや位置合わせなどの調整作業も含まれているので13分と長いです。

サンマックスレーザー加工機を使用して印鑑を製作する(黒水牛 φ18.0) Ver.2

手順だけを見ると面倒に感じますが、プロが作るものなので、高い精度や品位を得るには必要なプロセスだと思います。

「消費財より生産財になれ」に込めた想いとは

彫刻する大工の写真

サラリーマン時代に部下によく言っていた言葉です。生産財とは、消費財を作るための工作機械やシステムのことですが、それを人材に例えて表現していました。レーザー加工機も生産財のひとつです。

周りにいくらでも自分の代わりになる人間がいる消費財のような存在から、価値を創造できる唯一無二の存在になれというような意味の言葉です。

この言葉を若い人に言っても、キョトンとして何の意味かわからないようでしたが、私の場合はその意味は説明しないので、そのうちにわかってもらえる時が来ると信じていました。そこに至るプロセスが大切だと思います。

以下の記事の中で「Apple社は「生産財」メーカーだ」と表現しました。

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マーク・フェロン

サラリーマン時代には仕事ではWindowsを使っていましたし、フリーランスになってからも、Webデザインではユーザー数が多いWindowsパソコンを使っていました。

しかし、私は30年以上前から個人的にMacintoshを購入して使い続けてきました。音楽やグラフィックス、3DCG/VRなどのクリエーティブな分野ではWindowsよりMacの方が使い勝手が良いです。

今ではWindowsもMacもハードウェア的には大きな違いはありませんが、ソフトウェア(OSも含む)やサポート体制などでは私の個人的な感想も含めて、Macの方がより「生産財」に近いと感じています。

オンリーワンという観点もありますが、ハードウェアからOS/主要なソフトウェア資産/ガイドラインなどApple1社がリードして作り上げた環境は統制が取れていてシンプルです。

何かトラブルが起こっても、Appleの技術サポートが問題・課題を解決できるまで最後まで付き合ってくれます。もちろん技術サポートの担当者のレベルやスキルも高いので安心して相談できます

生産財」と表現した人材には、そんなトータルで信頼できる人になってほしいという願望が込められています。

「夢は継承され他人の夢になり、自分の夢として実現する」

生産財としてのレーザー加工機

レーザー加工の写真

マイ印鑑のデザインと発注を行った「StampDesigner」アプリの開発元が株式会社 リンシュンドウです。

https://www.laser-machine.com/company.shtml

レーザー加工機もここで販売しているので、お話を聞いてみました。

生産財としてのレーザー加工機で中核的な機種はどのようなものですか?

ミディアム・パワー機の「RSD-SUNMAX-FL3015CNR」が代表的な機種です。レーザー出力は500〜8000W(オプション)まで選べます。加工エリアが3000x1500mmなので「3015」という型式になっています。

末尾の「CNR」のRは回転加工ができる機構を備えたタイプです。詳しくは以下のWebサイトをご覧ください。

https://www.laser-machine.com/FL/FL3015CNR.shtml

どのような物を加工できますか?

金属板だけでなく金属パイプも切断できます。DXFなどの3DCADデータを読み込むことが可能です。対応しているインポート・フォーマットは以下です。

平板加工 : DXF, PLT, AI, Gerber, NC
回転加工 : IGES, DXF

加工したサンプルを見せていただけますか?

工作機械としての加工は後ほど動画でお見せします。精度や品位の高い加工サンプルはこんな感じです。

レーザー加工サンプル

レーザー加工サンプル

レーザー加工の様子を見せていただけますか?

先ほど紹介した「RSD-SUNMAX-FL3015CNR」による金属板の加工パイプの切断などが見れます。

サンマックスレーザー RSD-SUNMAX-FL3015LNR

まとめ

最近になって新時代にふさわしいオーディオ機材を検討し、5月の連休中にスピーカーとアンプを購入しました。

https://otomono-digish.blogspot.com/2019/04/jbl-stage-a130bluetoothyoutube.html

この中で紹介している自作スピーカーは15年くらい前に自分で板を加工して組み立てたものですが、900x1800mmのMDFを東急ハンズで購入して、その場で手書き図面を書いて職人さんに切断を依頼しました。

新時代のオディオ機材

前面の板には大小5つの円形の穴が空いているので、精度よく自分で穴を開けるのは無理でした。この時の加工はおそらく機械加工だと思いますが、これがレーザー加工機なら短時間で精度よくできるのではないか?と推測しています。

また手作りスピーカーを作ってみたくなりましたが、暫くは時間が取れそうにありません。先立つものも・・・

ではでは、きらやん