液体ミルクの反響!潜在ニーズを顕在化させるには?、HUAWEI OSはFire OS(Amazon OS)に似ている?、「ひきこもり」にさえなれなかった男の話?、HUAWEIが独自OSを発表した途端Googleが米政府のHUAWEI包囲網解除を要求?、日本の若者の自殺率は世界でダントツトップ?、など目次で選んでご覧ください。
液体ミルクの反響!潜在ニーズを顕在化させるには?
今朝(6月18日)のNHK「あさイチ」で液体ミルクが取り上げられました。6月13日の「おはよう日本」での報道がベースになっているようです。
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/06/0613.html
欧米では40年前から普及していた液体ミルクがなぜ日本では今なのか?
一人の女性が「液体ミルクを日本でも発売して欲しい」と署名運動をしたところ、全国から4万人もの署名が集まりました。これほどのニーズがあるのかとメーカーも行政も驚いてしまい、今年に入ってようやく実現に漕ぎ着けます。
液体ミルクの発売後、さまざまな分野や職場、さらには家庭内や高齢者をも巻き込んだ子育ての仕方やライフスタイルの変化を巻き起こしています。
この報道を観て、過去に観たSF映画「スタートレック」の2つの作品の中のセリフを思い出しましたが・・・
「多数のニーズは、少数のニーズより優先する」by ミスター・スポック
「一人のニーズは、多数のニーズより優先する」by キャプテン・カーク
HUAWEI OSはFire OS(Amazon OS)に似ている?
一昨年末までGoogleとAmazonは仲が悪く、私から見ると「子供の喧嘩」を地上戦でやってユーザーにも一部の迷惑をかけているように思えていました。例えば、Amazon Fire TV StickなどでYouTubeが観れなくなるといった騒動がありました。
アマゾンで4,980円で販売されているFire TV Stickでは2018年1月1日からYouTubeが観れなくなるというメッセージが表示されていましたが、1月2日時点でブラウザー経由で開けば観れることが確認できたので使い方を動画で紹介し[…]
この両者が敵対するようになる発端は、GoogleがAmazonのプライムビデオなどのコンテンツを扱わせて欲しいと申し出たところ、Amazonがこれを拒否したことに遡ります。
Googleとして最も気になっていたのは、Androidで言う「Playストア」によるアプリなどの販売が、Fire OS(Amazon OS)では「アプリストア」となっていて、Googleを介さずAmazonにサードパーティーからの収益を実質的に奪われる結果となっていたことかもしれません。
しかし、市場シェアが低いFire OSなので、Googleとしても牽制球を投げる程度で済んではいましたが、これがHUAWEI OSとなると、Android勢では第二位の世界シェアなのでそうも言っていられなくなりました。
先行するFire OS(Amazon OS)の実績を見習ってHUAWEIの先進的な技術を投入すれば、5Gで先行しているHUAWEIだけに、Googleにとってはインパクトがあるのではないか?と予想していますが・・・
「ひきこもり」にさえなれなかった男の話?
ある日、交際クラブと名乗る男から電話があり、登録すればマッチングをかけて女性を紹介できると言われたそうです。
面白そうだと思い、軽い気持ちでその男のインタビューに答えて登録すると、2日後にまた電話があり一人の女性のプロフィールを教えてくれたので、またしても軽い気持ちでその女性と会うことを承諾したらしいですが・・・
その後、実際にホテルの一室でその女性と会い、その女性から謝礼として5万円を受け取ります。これがその後の連続的な詐欺にハマるきっかけとなったようです。
その男は、それから半年後に自己破産の手続きを開始するハメになりました。この時に生活保護を受けるか?となり、3親等内の親族宛にその男の面倒をみれるかについて問い合わせの文書が役所から送付されました。
その結果は、親兄弟を含め全ての親族から拒否され、めでたく生活保護を受けられることになります。
その男は、それから1年後に地方裁判所から自己破産の免責が認められ、詐欺被害による借金の返済をしなくてもよくなりました。ただし、金融機関のブラックリストには載るので、以後は借金ができなくなりましたが・・・
最近彼は、世の中には高齢の親のスネをかじって「ひきこもり」を続けている中年が多数存在していることを知りました。
そして彼らをある意味で羨ましいと感じました。何が羨ましいのかは定かではありませんが・・・
HUAWEIが独自OSを発表した途端Googleが米政府のHUAWEI包囲網解除を要求?
とうとうHUAWEIがOSをGoogleのAndroidから独自OS「Hongmeng OS」に切り替えると発表。今年の9月22日に「方舟OS」と命名し、MATE 30 PROという形で登場するらしいですが・・・
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/06/os_1.php
これに衝撃を受けたのは、HUAWEIにAndroidの提供を止めると言っていた当のGoogleで、一変して「かえって安全を脅かす」として、米政府のファーウェイ包囲網解除を要求しているそうです。
https://www.gizmodo.jp/2019/06/google-says-huawei-ban-threatens-us-national-security.html
私はメインスマホをHUAWEI P20 liteから韓国LG社製Wine Smartに変えましたが、今でもP20 liteは自宅のWiFi環境で使い続けていて、このブログや新しいアプリなどのチェックに使っています。
「不買運動」より「商品チェック」が重要? >>> ちょいネタ#1へ
今日もHUAWEI製のUIシステム「EMUI」のアップデートを行ったばかりです。微妙にiOSに近づきつつあるような印象を受けましたが気のせいかもしれません。
一方で、HUAWEI側にしてみるとアメリカや日本での市場シェアは非常に低いのでそこで不買運動が起こったとしても何らビジネス的な影響は受けません。むしろ困るのは日本の3大キャリアとそのユーザーかもしれません。
トランプ大統領が中国のHUAWEI社製品を使わないようにアメリカの同盟国に呼びかけました。盗聴が原因のようですが、トランプ大統領の会話の盗聴は本人が個人で所有しているiPhoneからされたとの噂。中国が対抗してAppleを排除すると一番困る[…]
ともすると、中国に対し、米国が強める圧力ばかりがクローズアップされて報じられがちですが、実は制裁が強化されて、さまざまな分野で悪影響がおよぶことを心配している企業も少なくないのかもしれませんよね?
https://www.gizmodo.jp/2019/06/google-says-huawei-ban-threatens-us-national-security.html
日本の若者の自殺率は世界でダントツトップ?
2017年6月に書いた記事が以下でした。
日本の若者の現在の自殺率は世界的にはダントツで1位ですが、私の感覚では私が子供の頃の方が友達や好きだった女の子のような身近な存在の自殺者が多かったので、日本の若者の自殺率の推移について調べた結果を紹介します。ユーミンの「ひこうき[…]
この頃には私自身は「拡大自殺」だとか中高年の自殺に関しての問題意識はありませんでした。日本の若者の自殺率の高さと傾向について危機感があり、それを調べていました。
その主な理由は、小学生から中学生にかけて友達や好きだった女の子の自殺を経験していたからです。
しかし、今回の事件の報道やテレビ番組などでの取り上げられ方を観ていると、何か近視眼的な国民の視線を感じています。
日本の若者の自殺率が、少なくとも数年前までは世界でダントツトップでしかも急上昇していたという事実には無関心だったのではないでしょうか?
今回の事件の犯人は中年なので若者の自殺とは別の問題だと思う人も多いのではないか?と推測しますが、この犯人も過去には日本の若者だったという時代が存在したということが私には気になります。
今起こっている現象だけを議論するのではなく、事件は過去から地続きで起こっているという、点から線や面に拡大して考えたり、国民一人ひとりが当事者意識を持って「自分ごと」として考え行動する勇気を持つことが重要なのではないでしょうか?
他人を殺すことは「個人的な殺人」ですが、自殺は「社会的な殺人」だと考えています。見方によれば、自殺に導いてしまう社会の方がより罪が深いと思いますが・・・
日本版自爆テロなのか?
宗教的な自爆テロの多くの場合は本人はメッセージを残さない代わりに、それを指導した組織がメッセージを発信することが多いと思います。
今回の日本版自爆テロは現時点においては何も犯人からのメッセージは見つかっていません。しかし、捜査を進めるとどこかにそのメッセージ(の痕跡)が見つかるような気がします。
グローバル化した世の中で生活していると、従来では考えられなかった世界中からの情報が無意識的にも私たちの意識の中に飛び込んできて、何らかの影響を与え続けています。
今必要なのは、ベタな表現ですが「愛すること」「愛されること」の実感と「相互理解の努力」なのではないか?と感じます。
最初に仕事でアメリカに出張した時に、向こうの担当者に会った時「No more Hiroshima」と言いました。すると、すかさず彼は「Remember Pearl Harbor」と言い返しました。しばらくの間二人は睨み合っていましたが、そのうちにどちらからともなく笑顔になりました。
彼は私にスカイブルーの紙でデッカい鶴の折り紙を折ってプレゼントしてくれました。
10万人の子供を含む一般市民を3000度の火球と衝撃波と爆風で一瞬にして焼き殺したことを忘れるわけにはいかないし、今でも憎悪の感情は残っていますが、彼から貰ったスカイブルーの鶴の記憶は、平和の意味を私に問いかけ続けていますが・・・
総合診療医とセル生産方式に想う?
NHK「北海道クローズアップ」で地域医療の危機と総合診療医の育成について紹介がされていました。
https://www.nhk.or.jp/sapporo/program/b32/7e37f0647/
なぜ日本では地域医療が危機なのか?については私にもよくわかりませんでしたが「過剰な不安」というキーワードが引っかかりました。
総合診療医はいわば企業でのゼネラリストのように見られる傾向があり、患者側はスペシャリストの集団である総合病院に殺到してしまい、長時間待たされた挙句数分しか診療を受けられないという悪循環を起こしているようです。
そう言えば、サラリーマン時代に似たようなことに出くわしたような気がしてしばし考えましたが、おそらくそれは「ライン生産方式」から「セル生産方式」に変えた時のことのように思えます。
生産工場を国内から中国に移した時に、日本人には合っていたライン生産方式が中国人には合わなかったのが主な原因だったようですが、セル生産方式は中国人に合っていたようです。
一時期中国人が部下だった頃のことを思い出しました。その人固有のことかもしれませんが、私にはプライドが高くマイペースなように感じました。そこで、細かい指摘はせず全体的な大雑把な方向性を示して任せました。
さらに、ボランティアで中国語講座を定時後に講師として行なってもらいました。私も含めた数名の日本人社員が生徒として参加しましたが、彼をリスペクトするという雰囲気作りに一役買いました。
総合診療医の日本での課題への取り組みは、日本人が抱えている将来への漠然とした不安への一つの方向性を示しているように思えてきて、参考になりましたが・・・
地域医療は、地域が守る。 〜市立稚内病院と地域住民の挑戦〜
NHK「ひとモノガタリ」遺伝子検査で親戚が見つかる?
昨日(5月2日)の夕方に観たNHK総合の番組が衝撃でした。遺伝子検査を行なってネットで検索したところアメリカに居る親戚(叔父:父の弟)が見つかりコンタクトを取ることに成功したというお話。
NHKオンデマンドで配信されています。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2019098415SC000/
この番組を紹介している記事は以下です。
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-05-02&ch=21&eid=26068&f=5035
https://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/nhk/85688/815605/?from=ocntop
番組で紹介された事例は、それまで不明だった実の父(アメリカ人)の事が、遺伝子検査がきっかけでその父の弟とコンタクトが取れた事で明らか(10年前に死亡)になり、アメリカに居る親戚との付き合いが始まるというある意味ハッピーエンドです。
しかし、必ずしもハッピーエンドになるとは限りません。知らなければ良かった事が明らかになれば、血縁関係の事だけに、逆に精神的な苦痛を味わう事になるかもしれません。
科学技術の進歩は人類にメリットを与えると共にデメリットも与えます。アインシュタインの相対性理論によって原子爆弾が作られるきっかけになったように、それを使う側の意志によりハッピーになり悲劇にもなります。
今後人類がどう「遺伝子」と向き合うべきなのか?考えさせられる番組でしたが・・・
まとめ
以前の「ちょいネタ?社会や生活などでチョット気になる話題集 #1」は以下です。
ではでは、きらやん