北海道地震に札幌市で被災後、20%の節電を北海道電力から協力依頼されました。洗濯乾燥機を使わない対応に加え、デスクトップ・パソコンをMac miniからChromebitに移行して85Wから12Wに節電したので紹介します。
背景
北海道地震による節電対応を行うことになり、当初は10%の節電協力だったので、我が家で最も電力を喰っていた「洗濯乾燥機」850W1回2時間を止め、風呂場に突っ張りポールを設置して、換気扇による乾燥に切り替えました。
800W以上の家電製品は他にも、電気ポット(1200W)・IHコンロ(1000W)・オーブントースター(1000W)・電子レンジ(500〜900W)などがありますが、どれも1回の使用時間が数分からMax.20分程度なので、洗濯乾燥機の使用停止が非常に効果があります。
ところが、昨日から北海道電力が節電協力の目標を10%から2倍の20%に引き上げた事で、さらなる節電対応が必要となりました。
長時間使う家電製品としてはテレビがあるので、2台あるテレビの内、15年程度使っている古い機種の消費電力が大きいので使用を中止し、今年購入した省エネ型テレビに集約しました。
さらに、デスクトップ・パソコンも私の場合は長時間使うので、従来メインで使っていたMac miniをChromebitに切り替えることで、85Wから12Wと約7分の1に節電対応したので紹介します。
Chromebit の概要
Googleが開発したChrome OSを搭載した「ASUS Chromebit」は、一般的なWindowsやMacと比べるとシンプルなハードウェアとOSなので、消費電力が著しく低いです。
Amazonで購入する場合は、代理店やメーカーのサポートが受けられる「日本正規品」と、安く購入できる「並行輸入品」があります。
私の場合は「並行輸入品」を1万円台前半で安く購入しました。
サポートの問題はありますが、初期不良の場合はAmazonが返品/返金対応をしてくれるので、返金までの期間がかかり面倒ですが、ある程度パソコンのスキルがある場合はオススメです。
一方で、パソコンの事には詳しくないが、スマートフォンやタブレットの事なら分かるという方は多いので、その場合はAmazonで6,000円台で購入が可能なAndroid TV BOXがオススメです。
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Chromebitの詳しい使用方法などは以下の記事を参考にしてください。
【スティックPC】Chromebitが届いたので仮想WindowsをGCP上で作成 2018?! >>>
私の場合は、手持ちのUSBドングル方式のワイヤレス・キーボード+マウスのセットを使っています。Bluetoothにも対応しているので手持ちの機材があれば流用が可能です。
Chromebitのメリット・デメリット
メリット
消費電力が著しく少ないので節電対策に最適です。
通常の使用においても、ACアダプターが挿さっているスイッチ付きのテーブルタップのスイッチをいきなりオフにしていますが、それでも次にオンにすると1分程度で前回の状態に戻せて便利です。
この事から、地震時の突然の停電時でも、バッテリーが内蔵されていないにもかかわらず、停電が解消されればすぐに作業を継続出来ます。
もちろん、停電中にも作業したい場合は無理なので、その場合はノート・パソコンなどのバッテリー内蔵タイプになるかと思います。
ストレージは全てGoogle Driveを使うので、バックアップの必要が無く、地震などの災害時には他のデスクトップ・パソコンより安全・安心して使えます。
デメリットと使いこなし
一般的なWindowsやMacのアプリケーション・ソフトが使えません。
なので、趣味や仕事で高度な機能のアプリケーション・ソフトを使っている場合は不向きです。一般的なオフィスなどのワープロ/表計算/プレゼン・ソフトはGoogle製などのものがあるのでOKです。
ただし、Google GCP上の仮想Windowsが使えるので、それに接続すればWindows環境はある程度使えます。AmazonのAWS上の仮想Windowsも使えます。
同様に、Androidエミュレーターの「Genymotion Cloud」もGCPやAWS上で使えます。
GCPはGoogleが最初の課金に対して300ドルまで肩代わりしてくれるので、どのような使い方をしても実質的に無料で使えます。
一方のAWSは低スペックの無料枠を超えると通常通り課金がされるので、私のように3DCGやVR/ARなどのハイスペックで使う場合は課金を覚悟する必要があります。
AWS(Elastic GPU付き仮想Windows)は現状ではGCPより3DCGやVR/ARなどでの使い勝手がかなり良いので、GCPよりも経済的な負担はありますが、メインで使っています。
初心者はGCPを使って仮想WindowsやAndroidエミュレーターに慣れてから、3DCGやVR/ARなどの高度なアプリケーション用にはAWSを使うと良いかと思います。
まとめ
Chromebitはローコストで処理が軽いので、サクサク使えるし、ウィルス対策などの煩わしさから開放され、一般的なほとんどの作業が快適に行なえます。
私のように、パソコンを3DCGやVR/AR、DTMなどで使う事が多いとやはりMacやWindowsを使うことになってしまいますが、今回のような地震被害に遭ったようなケースでは節電や停電に強いなどのメリットが活かせます。
参考にしてください。
ではでは、きらやん