広島では布団に入ってからタブレットでAKB48のYouTubeを観ていました。札幌に来てからはそれが乃木坂46に変わりましたが、その理由は自分ではよくわかりません。スタッフはメンバーをどう観ているのか?が参考になります。
クイズ! スタッフ100人くらいに聞きました
乃木坂46のメンバーについて、スタッフ100人くらいから聞いた話を元に、メンバーの口から自分の長所を言ってもらい、スタッフの話に出てきたら正解というクイズ番組でしたが・・・
MCは堀と星野ですが、実際はオジサン3人が進行しています。
★ 大元の映像全編の紹介が出来なくなったので、一部の個人別の紹介になりました。
6分:高山一実
高山一実は、私が乃木坂46の中で最も注目している逸材です。おそらく、メンバーの精神的支柱となって、メンバーを明るく元気にする役割を担っていると思います。以下の記事で書きました。
私の中では、元少女時代のティファニーとシンクロしているのですが、2015年の段階で齋藤飛鳥の魅力と才能を見抜き開花させた先見の明はさすがだと思います。
さらに、飛鳥がセンターになった時にも、おそらくは飛鳥の不安を元気づけたのも高山だったのではないでしょうか?
24歳と、アイドルとしては曲がり角に来ていますが、卒業してもソロでやっていける力は十分にあります。しかし、スタッフからの信頼は厚く、もう少し乃木坂46で活躍してほしいキーマンだと思います。
20分:秋元真夏
秋元真夏の「良いところ」をスタッフ100人位に聞いてみた【乃木坂46】>>> YouTubeサイトへ
シャイな性格のメンバーが多い中で、一人でボケをかまし続けていますが、私から見ると、最もシャイな人物ではないか?と思えてきます。
本人を知るより、この父親の言葉が印象に残っています。
ドキュメンタリー映像 秋元真夏 [ 乃木坂46 真夏の全国ツアー 2015 ] より >>> YouTubeサイトへ
「ずっと言えなかったけど、もう反対はしていない。今は常に真夏の味方だよ」
父親の言葉が、秋元真夏の真実を全て語っているように思えました。それが、スタッフからの高評価にも現れているように感じます。
31分:齋藤飛鳥
乃木坂46 齋藤飛鳥 スタッフ100人くらいに聞きました >>> YouTubeサイトへ
「顔が小さい」と「ダークなところ」は以前から意識はしていましたが、「知性」の中身は意外でした。スタッフが話した事では「グアムに行く空港での待ち時間に読んでいた本は安部公房」だそうです。
安部公房は私より30歳も年上で、若い頃に「安部公房が好きだ」と言うと、周囲からドン引きされた事があります。
芥川賞作家ですし、他の連中もけっこう読んでいる人間は多かったですが、好きだと言う人間はそんなには居なかったと思います。
特に「箱男」が好きでしたが、Wikipediaから抜粋を引用します。安部公房自身が語った箱男です。
都市には異端の臭いがたちこめている。人は自由な参加の機会を求め、永遠の不在証明を夢みるのだ。そこで、ダンボールの箱にもぐり込む者が現われたりする。かぶったとたんに、誰でもなくなってしまえるのだ。だが、誰でもないということは、同時に誰でもありうることだろう。不在証明は手に入れても、かわりに存在証明を手離してしまったことになるわけだ。匿名の夢である。そんな夢に、はたして人はどこまで耐えうるものだろうか。— 安部公房「著者のことば」(『箱男』函表)[12]
現代版SNSの批評にも思えてきますが、今をトキメくアイドルの人気者トップに君臨する19歳の少女が読む本とは思えないと言う衝撃と、意味不明な納得感があります。
「知性」というより「女の美学」的なものを感じます。それは古風な感性なのかもしれませんが、オジサンを納得させ、若者に新鮮な刺激を与えるスパイスになっているように思えます。
以下の記事で、平成最後の夏にかける齋藤飛鳥を追っています。
オレが目玉焼きを焼いている間に、世界は動いている?! >>>
齋藤飛鳥がセンターに抜擢された「ジコチューで行こう!」については以下です。
43分:生駒里奈
スタッフの高評価ポイントは、どれも納得が行くものです。シャイではあっても、生駒の場合はオープンな性格のせいか、多くの人に全体像を認知されているという透明感を感じます。
グループやチームの事を先ず考えた上で自分の立ち位置を決めるという、もし生駒が私の上司だったら良い仕事ができただろうと思います。
秋元真夏は父親から乃木坂46に入るのを最初は反対されましたが、生駒は父親から勧められてオーディションを受けたらしいです。正反対の乃木坂入りだったようですが、この二人には共通点が多いと感じます。
それを具体的に挙げろと言われても、明確な答えは出てこないのですが、反対に見えるライバルどおしが実はお互いを最も理解し合っている関係というのはよくある事だと思います。
乃木坂46は、発足当初から「AKB48の公式ライバル」という位置付けでしたが、ライバルというのは横に並んだ時からライバルであって、しかも最高の理解者であり、最大の支援者であると思います。
生駒がAKB48と兼任になる時に、メンバーから反対されたそうですが、その段階ですでにライバルではなかった訳です。生駒と松井玲奈の交換留学は、ライバルの存在を考える上で多くの視点を与えたと思います。
今となっては、生駒が卒業する事の真意を問いたいとは思うのですが・・・
54分:星野みなみ
乃木坂46HD星野みなみの良いところをスタッフ100人位に聞いてみた >>> YouTubeサイトへ
私のような60過ぎのオジサンにとっては、星野みなみは最も理解しにくい人物ですが、一方で、若い女性を理解する上で、多くのヒントを与えてくれる女性かもしれません。
星野みなみが若い女性の平均値とはとても思えませんが、ひょっとすると、多くの若い女性が憧れるタイプのような気もします。
齋藤飛鳥と並んで写っている写真をよく目にします。星野が太陽で、飛鳥が月と例えられるように、ある意味で対照的な二人ですが、こういう関係がライバルだというようにも思えてきます。
「仲が良いのに、いつも競争しあっている」
これからも良い関係を維持して、お互いにお互いを高め合ってもらいたいと願います。
まとめ
私の今の感想としては、「乃木坂46は未来の高倉健」のように思えます。口数は少ないが「語る」人。謙虚だが、言葉の裏から強さを感じる人。男の美学。男の愛情表現・・・
【感動】 岡村隆史に高倉健が残した言葉 プロフェッショナル >>> Youtubeサイトへ
若い頃に「露悪家」という言葉がありました。今では死語ですが、偽善家の反対語として使われていました。
「黒石」「毒舌」「釣り師」「頭NO王」など、露悪家復活の兆しを感じます。AKB48のDNAを感じなくもありませんが・・・
「正義のためなら、悪人にもなる。最後に勝つのが、善人」
この5人はもちろん今の乃木坂46の最前線に居る人達ですが、スタンドプレーとチームプレーのバランス感覚が絶妙でもあります。
私の個人的な意見として「スタンドプレーが出来ない人間には、チームプレーはこなせない」というのがあります。選抜に選ばれる基準は、あくまでスタンドプレーのレベルの高さなのではないでしょうか?
ではでは、きらやん