偶然LuxMarkというLuxCoreRenderによるOpenCLレンダリングのベンチマークが出来るソフトのMac版を見つけたので紹介します。LuxCoreRenderは未だMacには対応していない筈でしたが?
LuxMark Mac版 インストール
以下のサイトに行きます。
http://wiki.luxcorerender.org/LuxMark#Binaries
「MacOS 64bit:」のリンクをクリックしてインストーラーをダウンロードし、インストーラーを起動して画面の指示に従ってLuxMarkをインストールします。
起動して、LuxMarkメニューをクリック。
「About LuxMark」をクリック。
他のメニューも見てみると・・・
OpenCL ベンチマーク
CPUのみ
Modeメニューから「Benchmark(OpenCL CPUs)」を選びます。
すぐにレンダリングが開始されます。以下は終了(120sec)直前のイメージです。
「Samples/sec」が1329Kとなっており、LuxRenderの数十倍の値であり驚きです。
終了すると以下のベンチマーク・スコアが表示されます。
GPUのみ
次にModeメニューから「Benchmark(OpenCL GPUs)」を選びます。
「Samples/sec」は1047Kであり、CPUsより低い値です。GPUの性能はたいした事は無さそうです。
ベンチマーク・スコアは以下です。
こちらもCPUsより低い値です。
CPU + GPU
さらに「Benchmark(OpenCL CPUs + GPUs)」を選びます。
「Samples/sec」は1832Kなので、単純にCPUsとGPUsを足した値よりは低いですが、両者の単独よりはかなり高い値です。
ベンチマーク・スコアは以下です。
こちらも足し算よりは低いですが、単独よりかなり高い値です。
同じ120secのレンダリング時間で比較しているので、レンダリング画像の画質を比べると、ピントが合っていない部分の粒状性が、ベンチマーク値が高い方が目立たないので、同じ画質に到達する時間は短くて済みます。
LuxVR(OpenCL GPUs)
とりあえず粒状性が気にならないようになるまでレンダリング。
かかった時間は1分20秒(80sec)くらいです。
次に、位置をズラして3分間(180sec)だけレンダリング。
さすがに手前のピントが合っていない部分の粒状性が多少気になりますが、レンダリング時間から考えると許容範囲だと思います。
Mac miniのみでこれほどの物理レンダリングが出来るとは驚きです。
まとめ
これからMac版のLuxCoreRenderのインストーラーがどこかに落ちていないか探す予定です。
同時に、AWSのElastic GPU付きの仮想Windowsでも同様に試してみます。
何か分かれば、別の記事でレポートしたいと思います。
ではでは、きらやん