楽天モバイルのモバイルルーターを、初期費用と最初の3ヶ月間の料金が無料のキャンペーンを使って契約したところ、スマートフォンのテザリングと使い分けることで、パソコンではサクサクと作業ができ、Amazon Fire TV StickではHD画質で観放題のネット環境を構築できたので紹介します。
概要
光回線は引越し後には工事が1ヶ月後
自宅のパソコンなどで使うネット回線はフレッツ光などの光回線が多いと思います。私も引越し前の広島市のマンションで使っていました。高速でデータ容量が使い放題なのが魅力です。
ところが、札幌市に引っ越して光回線を使おうとすると工事に1ヶ月かかると言われてしまいました。
モバイルWiFiルーターなら契約当日から使えた
検討した結果、楽天モバイルのモバイルルーター「NEC Aterm MP01LN」を10GBで契約しました。
フレッツ光より月額4千円も安い
初期費用無料、最初の3ヶ月間の料金も無料のキャンペーンを使い、その後の毎月の支払い額は10GBの場合は2,260円となります。
フレッツ光が月額約6千円かかっているので、これを解約すれば毎月4千円近く節約出来ることになり、運用方法を実際に試しながら検討してみました。
動画系は容量を喰うのでスマートフォンのテザリング
スマートフォンも楽天モバイルのスーパーホーダイで契約しています。
動画系のデータ通信容量を喰うものはテザリングで高速容量を使い切った低速状態でも1Mbps出ることを利用して観放題的な使い方を併用するようにしました。
この方式により、パソコンはモバイルルーターの高速通信でサクサク使え、動画系はAmazon Fire TV Stickでスマートフォンのテザリングの1Mbpsを使った観放題を実現しました。
ちなみに、私が使っているスマートフォンは「HUAWEI nova lite」ですが、テザリングの設定は以下で行います。
・設定 > その他 > テザリングとポータブルアクセス > ポータブルWi-Fiアクセスポイント
使用感
フレッツ光とさほど変わらない
モバイルルーターは日常的なパソコン作業に使っていますが、体感的には広島でフレッツ光を使っていた時とさほど変わらない感じでサクサク作業ができています。
動画系
YouTubeやAbemaTVや映画や音楽などはAmazon Fire TV Stickで観て聴いていますが、こちらは通信データ容量をメチャクチャ喰います。
そこで、スマートフォンのテザリング機能を使って、高速データ通信容量(2GB)をオーバーした状態の1Mbpsの通信速度のままで使い放題の状態で使っています。
低速状態では動画は観れないと思いがちですが、楽天モバイルのスーパーホーダイでは1Mbpsで使い放題です。
Amazonビデオの映画をHD画質でフルHDテレビで観続けても、特に途中で止まることなく高画質で観れています。
YouTubeはさすがにサーバーが混む時間帯は画質が落ちますが、これは光回線でも同じです。
音楽系
Spotifyは普通に高音質(プレミアム:320kbps)で聴けています。
Fire TV Stickでもバックグラウンドで鳴らせるし(リモコンで操作が可能)、スマホやiPod touchからSpotify Connectを使ってリモート操作することが可能です。
Fire TV StickやFireタブレットでは無料アカウントでもシャッフルを切ることが出来るので便利です。
なので、今のところこのモバイルルーターとスマートフォンのテザリングの組み合わせで、ほぼ広島でのフレッツ光の時と変わらない感覚で使えています。
TVerは例外?
ただし、TVerだけは、頻繁に観る場合は光回線やWiMAXなどの「高速で使い放題」に限ると思います。
その理由は、Fire TV Stick用のTVerアプリが存在しないのと、パソコンで観る場合は1Mbpsの通信速度ではデータ転送が追い付かなくなるケースが多発し、モバイルルーターでしか観れません。
このためにモバイルルーターの10GBの容量をすぐに喰い尽くしてしまうからです。なので私は、Fire TV StickのTV番組メニューの「見逃し配信」で観ています。
この場合はスマートフォンのテザリングの1Mbpsで観放題な反面、1話216円と有料なので無料のTVerより高くつきます。
★その後の運用方法の試行錯誤の結果、TVerをスマートフォンのテザリングの1Mbpsでもなんとか実用的に観れるようになりました。
以下の方法をお試しください。
・パソコンの画面解像度を「800×600」にして観る
・通常の解像度に戻し、ブラウザーのウィンドウ・サイズを「800×600」相当にして観る。(私はWindows10の最新のChromeで観ました)
この場合は右下の全画面表示ボタンをクリックして全画面表示にしても「800×600」相当の解像度のまま観れます。
上記の方法では、当然ながら昔のアナログ・テレビ並みの低画質になりますが、1Mbpsでもデータ転送がなんとか追い付くので、TVerの見逃し配信番組を観ることができました。
12時台と18時台では300kbpsになるので上記でも無理ですが、自宅のパソコンで観るには十分かと思います。
見逃し配信番組を1話から観たい場合はFire TV Stickの「見逃し配信」で1話216円払って観ることになりますが・・・
★WiMAXにしてからはTVerも普通に観ています。スマホやiPod touchからミラーリングでFire TV Stickに繋がっている大画面テレビで快適に見逃し番組を観れています。
楽天モバイル
今回は札幌駅ビルに入っているビックカメラの1階の格安スマホコーナーで購入と契約手続きをしました。スマートフォンは広島市のエディオン内の格安スマホコーナーでした。
格安スマホなので購入後のサポートはネット経由になりますが、店頭でSIMのセットもやってくれました。
帰宅後にパソコンやFire TV Stickのネットワーク設定のセキュリティー設定をするだけで簡単に接続は出来ました。
セキュリティー設定は、WPA(PSK)を選んでSSIDと暗号化キーを入力すればOKです。SSIDと暗号化キーはAtermに添付されているシールの四角枠内に書いてあります。
Fire TV Stickの映画のデータ容量
私の場合はスマートフォンのテザリングで1Mbpsで観放題なので、動画系の通信データ容量はあまり気にしていません。
参考のために、Atermに切り替えてスカヨハ版「ゴースト・イン・ザ・シェル (吹替版)」をHD画質で全編を視聴した後で、データの残り容量の変化を確認してみました。
結果としては約0.5GBほど減っていましたが、HD画質の映画としては意外と少ないと感じました。
私の場合は、映画は基本的に映画館で観るので、Amazonビデオでは月に1本くらいしか観ません。
もっともダラダラと地上波テレビのようにYouTubeやAbemaTVやTVドラマを観ることが多いので、Fire TV Stickはスマートフォンのテザリングの1Mbpsで観放題の必要があります。
Amazonビデオに限ってはAtermに切り替えて観るかもしれませんが・・・
まとめ
光回線は月額が6千円近くしているので、今後様子を観て解約するかもしれません。しました。
光回線を使い始めた頃は、大容量ファイルのダウンロード(数GBクラス)をよくやっていましたが、最近はほとんどしなくなったので、メリットをあまり感じなくなりました。
フレッツ光とWiMAXの比較
さらに、フレッツ光の通信速度に関しては、広島ではマンションに光回線が来ていなかったので、仕方なくホーム契約で光ファイバーを電柱から引っ張って来ていました。
これだとルーターからイーサネットケーブルでパソコンと繋ぐと1Gbpsが出ます。
しかし、マンション契約では100Mbpsに落ちますし、最近では回線が混んできたので、昔のようには通信速度が出なくなったと言う話をよく耳にします。
★現在では、上記のような光回線の状況も考慮して、WiMAXをメインで使っています。楽天ブロードバンドの使い放題で契約しています。
月額4千円ちょっととやや高いですが、私には楽天グループを使うメリットがあるのでそうしています。トータルで考える必要があると思います。
3日間で10GBという制約条件がありますが、実際に使ってみると、20GBとかの10GBを超える大容量ファイルのダウンロードも高速状態のままで出来ます。
低速に切り替わるのは翌日からなので、数日間は低速状態で使いますが、その状態でも数Mbpsは出ます。
さらに、スマホのテザリングやモバイルWiFiルーターのように12時台と18時台に300bpsまで落ちるということも無いので、特に不便は感じていません。
楽天モバイルで正解
楽天モバイルは回線をdocomoから借りているので、繋がるエリアが広く意外と速度が落ちないので、口コミを読んで心配していたようなことは無かったです。
https://sim-qq.com/rakutenmobile/
もし、引っ越した後の光回線工事で1ヶ月待たされる場合は、モバイルルーターを検討されることをオススメします。
ではでは、きらやん