手持ちのAdobe CS4をAmazon AWS上に作っているElastic GPU付きの仮想Windowsにインストールしようとしています。そう決めた背景? 3枚のDVD-ROMからどうやって? ネットからインストールできるCS2とは?
背景
最近になって、3DCGにスケッチアップを使い始めました。そうこうしている内に、Photoshopの3D機能を使いたくなりました。
Photoshopが含まれるAdobe CS4は、Webデザインを始めるに当たり、スクール生の半額割引で8万円で購入したものが手持ちであります。
ところが、仕事用に使っていたWindowsパソコンが昨年起動しなくなり、メーカーのサポートに問い合わせると、すでに部品の在庫期間が終了していて修理不能と言われてしまいました。
個人用に使っているデスクトップパソコンにもインストールしているので、そのPhotoshopは使えるのですが、Amazon AWS上に作成したElastic GPU付きの仮想Windowsにインストールすることに決めました。
DAZ Studioレンダリングを高速化?AWS Elastic GPUの使い方 2018! >>>
時間課金が発生するAWSの仮想Windowsにわざわざインストールして使うと決めた経緯は以下のようなものです。
・今住んでいるマンションは静かなので、デスクトップパソコンのファンの音がうるさく感じてきた。
・そこで、1年前まで使っていたMac miniが静かなので、Mac miniにメインパソコンを戻した。
・手持ちのAdobe CS4はWindows専用なので、Macにインストールできない。
・AWSの仮想Windowsは、ストレージの100GBに月額1,000円ほど固定的に課金される。
・だったら、AWSを有効活用した方がお得に感じてきた。
・Photoshopの3D機能を使うには、OpenGL2.0以上のGPUが必要。
・GCPの仮想WindowsのOpenGLは古く、OpenGL2.0には対応できない。
・AWSのElastic GPUならOpenGL4.3までサポートしているので、サクサク使える気がする。
ということから、AWSの仮想Windowsにインストールするのが最も好ましいという結論に至りました。
Adobe CS4をAWSの仮想Windowsにインストールする課題
最大の課題は、Adobe CS4のインストールは、3枚組のDVD-ROMから行うので、ネット経由でしかソフトをインストールしたことがないAWSの仮想Windowsにインストールする方法の検討が必要なことです。
macOSのファイル共有機能で、Mac上のDVDドライブを共有化しておいて、AWSの仮想WindowsからMac上のDVDドライブにアクセスできればインストールが可能かもしれません。
これを実行する時に、もう一つの課題があります。
それは、現在MacからネットにアクセスするのにWiMAXを使っています。容量は無制限に入っていますが、3日間で10GBという制約があります。DVD-ROM3枚の合計容量は軽く10GBを超えます。
WiMAXの場合は、その時は10GBを超えても高速でダウンロードできますが、今回の場合はMac側はアップロードになるので、そのような大容量のアップロードを経験したことがなく、何が起こるか予測が付きません。
また、アップロードも3日間で10GBの制約があれば、1回失敗すると、数日間は低速モードに切り替わるので、実質的にインストールは厳しくなると思われます。
対応策
「Adobe CS4 AWS インストール」などのキーワードでネット検索してみましたが、全く意図した記事には当たりませんでした。そのようなニーズは無いのだと思います。
ということは、この記事を書いてブログで公開しても、全く検索されないので無意味にも思えますが、潜在ニーズを発掘するきっかけになるかもしれません。
そこで、行き当たりばったりになりますが、ファイル共有を使って、仮想Windows上にAdobe CS4のインストールを試みます。
一方で、3日間で10GBの制約に引っかかる可能性を考慮して、もし失敗した場合は、次回の高速モードへの復帰を待って再トライすることにします。
Adobe CS2なら無料でネットからインストール可能
CS2はAdobeのサポートが終了したのにともない、購入して使い続けている人への配慮から、無料でダウンロードして使えるよう、シリアル番号が公開されています。
無料でAdobe CS2が手に入る!?Photoshop CS2のダウンロード方法 >>>
私はCS4のユーザーなので、CS2を無料で使っても良いとは思いますが、なにせ古いのでいくつか制約があります。
・Photoshopも32bit版なので、メモリーは4GBまでしか使えない
・Mac版はOSXには対応しているが、CPUはPowerPC G4かG5に限られる
・使いたい3D機能は搭載されていない
PowerPC G4を搭載したiBook G4を持っているので、それにインストールすれば使えるようにはなります。しかし、メモリーが4GBまでしか使えず、3D機能が使えないとなると、今回の私のニーズには応えられないですが・・・
とはいえ、ネットからダウンロードしてインストールが出来るので、AWSの仮想Windowsへのインストールがリスクなく行えるのはメリットかもしれません。
Webデザインの仕事が無くなり、Photoshopを使う機会はほとんど無くなりましたが、サクッと使える「神ソフト」があれば、何かと便利かもしれないですね。
ちなみに、今使っているのは、オンラインのPixlr Editorと、Macにプレインストールされている「プレビュー」ですが、この2つでブログやSNSへの画像編集ニーズには十分に対応出来ています。
今回のニーズは「3DCG作品を一眼レフカメラで撮影した写真並みに仕上げたい」というものなので、例えば、以下のようなツールをCS4のPhotoshopにプラグインで組み込んで使えないか?というのもありますが・・・
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まとめ
Adobe CS4のAWSの仮想Windowsへのインストールが成功した場合は、後日に別記事で詳しくレポートをしたいと思います。
もしインストールが出来なかった場合は、この記事への追記の形で報告します。
これから暫くは泥沼の世界に入り込むかもしれませんが、たまには泥沼を経験するのも良いかもしれません。
★翌日、CS4のDVD-ROMからファイル共有でネット経由でAmazin AWSの仮想Windowsにインストールしてみましたが、これは失敗しました。
ところが、Adobeサイト内にCS4などのダウンロードリンクがあるのを発見したので、ここから仮想Windowsにダウンロード出来て、無事インストールすることが出来ました。1時間程度で可能です。
以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
Adobe CS4 インストール?ネットからダウンロードが出来る!? >>>
チャレンジして良かったと思います。これでPhotoshopの3D機能とGoogle Nik Collectionが使える?
ではでは、きらやん