looplabsはブラウザで使えるDAW(デジタルオーディオワークステーション)タイプのループミュージック作成ツールなので紹介します。ベータ版なので完全無料で全ての機能が使えます。他の同様のツールは有料版のPR用無料限定版?
looplabsとは?
他のユーザーとコラボしながら曲を作るのが本来の使い方のようですが、今回は1人で使う事を前提に紹介します。looplabsで特徴的なのはBeatportと提携しており、Beatportから数万もの高品質なサンプルループの提供を受けています。looplabsはまだベータ版の段階なのでそれが完全無料で使えます。
高品質で無料で使えるサンプルループは、例えば「Converse Rubber Tracks Sample Library」などがありますが、多くのサンプルループはスタンドアロンの音楽ソフト向けなので、ブラウザで動くツールの場合は自前で内蔵しており、高品質のものを使うには有料版にアップグレードする必要があります。
サービスを継続し品質を向上させるには、有料版で稼ぐか、広告収入で稼ぐか、他の手段で稼ぐかですが、YouTubeのように観る人の数を確保できない以上は、モバイルアプリのように有料版の価格を下げて多くの人に利用してもらうしか無いように思えます。looplabsはどういう選択をするのか楽しみです。
サイトに行く
以下に行きます。
https://www.looplabs.com/beta
下にある「Join Now, it’s Free」ボタンをクリックしてユーザー登録するか、その右のFacebookでログインします。私は以前にFacebookでログインしているので、今回もFacebookでログインしました。
トップメニューの「STUDIO」をクリックします。
動画は簡単なイントロですが、英語の説明なので見なくても良いと思います。下にある「START FROM SCRATCH」ボタンをクリックします。その右は既存の曲のRemixを作る場合にクリックします。
イントロを作る
右端のツールバーの上から3番目の音符アイコンボタンをクリックします。
ジャンルと楽器がまだ選ばれていない状態では、Beatportのライブラリーが表示されます。かなりな数なので、ジャンルと楽器を選ぶことにします。最初にイントロに使うギターリフを選びます。
トップの「StratGuitReggaeFunk」をクリックしてプレビューしてみます。
イントロに使えるので、右端の「+」をクリックしてトラックに置きます。
この状態でループ演奏を聴く場合は、トラックのトップの灰色の横バーをクリックします。ループの範囲はバーの端をドラッグします。移動は中央をドラッグします。プレイボタンをクリックすれば聴けます。
楽器名の下の横バーはトラックボリュームなので、楽器間の音量のバランスをとるのに使います。その他のアイコンはマウスカーソルを上に移動するとチップヘルプが表示されるので、クリックすると直感的にわかると思います。
上にあるシャッフルアイコンはサンプルループがシャッフルされます。FXはエフェクターの設定です。ヘッドフォンはソロ演奏で他の楽器はミュートされます。折れ線はオートメーションで、音量を変えてフェードイン/フェードアウトするなどに使います。
以上のような事を全ての楽器について行います。今回はドラム/ベース/ギター/キーボード(シンセ)の4つの楽器編成で短い曲をサクッと作ってみます。
全体の構成
全体を作ってパブリッシュした曲は以下です。
Looplabs House 01-1.mp3
ファイルメニューからパブリッシュするといったんlooplabsに公開されますが、そこから無料でmp3がダウンロードできます。ブログへの埋め込みもサポートしていますが、埋め込んでもリンクの表示しかされませんでした。そのリンクをクリックするとlooplabsの公開ページにジャンプするので実質的には埋め込みになっていませんでした。
パブリッシュ前の最後の画面イメージは以下です。
最初はあまりにもシンプルな画面だったのでガッカリしましたが、使っていると多くの機能が隠されていて、上記のような画面になると手狭に感じました。できる事が多いと自然とやることが多くなり、時間がかかります。部分と全体の時間の掛け方のバランスが大切だと思います。
以上で、looplabsの紹介を終了します。
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まとめ
looplabsと似たような、ブラウザで動くDAWタイプのツールには有名なものでは以下があります。
・Soundation Studio
・Soundtrap
・AudioSauna
これらは昔から使われていて品質が良いので、ネット上にも多くの紹介記事やレビューがあります。それぞれ特徴があり優劣は付けがたいですが、私がカッコいいと感じたのはSoundation Studioで、グラフィックスがリアルです。最近はフラットデザインが主流なので、そういう意味ではデザイン的には少々古いのかもしれませんが・・・
とりあえず無料で使えますが、本格的に使おうとするとやはり有料版になると思います。
Macユーザーは最初からGaragebandがプリインストールされているので、あまり他の音楽ツールには目がいかないとは思いますが、ブラウザで動くツールはネットを活用した動きをするので、反応が悪いという欠点を除けば、スタンドアロンソフトとは違った楽しみ方もあるのではないでしょうか?
【Musicshake】ブラウザだけでループミュージックを作るには?!
ではでは、きらやん