GalliumOSをChromebookに5時間かけてインストールして使い始めたところ突然起動しなくなったので、microSDカード32GBにCroutonからXubuntuをインストールしてみたので紹介します。Chrome OSと行き来できるので便利ですが日本語環境が未だ?
はじめに
以下の記事で紹介したように、最近購入したChromebookにLinuxのGalliumOSをインストールして使い始めました。
Chrome OSはChromebookの画面を閉じてスリープにしておいても、開くとすぐにログイン画面が表示され使い始められますが、GalliumOSで起動していると、なぜか再起動しなければ使えないので不便を感じていました。
さらに、Ctrl + Lを押してもビープ音が鳴り、GalliumOSが起動できなくなったので、再度5時間かけて再インストールする気にはなれず、上記で試したCroutonによるXubuntuのインストールを今度はmicroSDカードに対して行うことにしました。
GalliumOSをインストールする際に、Chromebookのストレージ容量32GBの内の16GBをGalliumOS用にパーティションを作って割り当てているので、これ以上Chrome OS側の16GBを圧迫するのを回避するためです。
microSDカードをext4にフォーマット
ChromebookではmicroSDカードをext4には(簡単には)フォーマットできないので、今回は以下の記事を参考にしてWindows10のPCで行いました。
この記事では、Windows 11/10/8/7でEXT4/3/2にフォーマットする方法を紹介します。…
Chromebook側でも認識できました。
ChromebookのmicroSDカードにCroutonでXubuntuをインストール
以下の記事を参考にして、Chromebookに挿したmicroSDカード32GB(SANDISK製R=100MB/s高速タイプ)にCroutonによりXubuntuをインストールしました。
Chromebookの多くの機種は記憶容量が少なく(16GB)、また記憶装置も交換可能なSSDではなく、マザーボードに直…
ただし、この記事で紹介されている「trusty」はもう期限切れでインストールができなかったので、以下で有効なディストリビューションを確認し「xenial」に変更しています。
さらに、以下の記事を参考にして、インストールオプションを追加して、できるだけすぐに使えるようにコマンドラインを変更しました。
結果として、インストールコマンドは以下のようになりました。
$ sudo sh ~/Downloads/crouton -r xenial -t xfce-desktop,keyboard,audio,extension,touch,chrome -p /media/removable/sd1
上記の記事中に出てくるオプションとほぼ同じですが、trustyをxenialに変更しています。sd1は私がmicroSDカードに付けた名前です。
この方法でインストールしている最中はChrome OS上のターミナル画面に進行が表示されるので安心感があり、さらにこの記事を並行して作成もできています。
インストールにかかった時間は途中で外出したので測れませんでしたが、おそらく1時間以上かかったものと思われます。Chromebookが途中でスリープしないように設定しておくことをオススメします。
最後にユーザー名とパスワードを入力すると終了します。ここでいったんシャットダウンしてChrome OSを再起動します。
Xubuntuの起動
「Ctrl + Alt + T」でターミナルを起動し、「shell」コマンドの後で「sudo sh /media/removable/sd1/bin/enter-chroot」コマンドを実行します。
「startxfce4」コマンドでXubuntuが起動しました。Chromeがすでにインストール済みなので以下の画面になります。
日本語表示は最初からOKですが、なぜか日本語環境がインストールできませんでした。なので日本語入力も現状ではできていません。
当面は英語環境でも支障なく使えるアプリを試しつつ、日本語環境のインストールを試みます。
まとめ
Xubuntuを起動後は「Ctrl + Alt + Shift + ←(Back/F1)」でChrome OSに戻り、「Ctrl + Alt + Shift + →(Forward/F2)」でXubuntuに行くので、当面は英語環境でも特に支障はないと思います。
Zorin OSやGalliumOSは日本語環境の構築が簡単ですが、Crouton + Xubuntuはリアルタイムに行き来できるので使い始めると便利です。少なくともChrome OSでのサクサク感の低下は感じられません。
GalliumOSのパーティションは当面はそのままにしておいて、この状態でしばらく使ってみることにします。
ではでは、きらやん