【FL Studio Demo】無料のDTMソフトをOhm Studioのプラグインとして使う?!

  • 2016年10月10日
  • 2018年10月21日
  • DTM
DTM FL Studio

FL Studio Demoは無料で使えるDTMソフトですが、保存はできてもそれを読み込めません。そこで、Ohm Studio Freeのプラグインとして使い、リフマシンという高機能パターンジェネレーターを使ってオーディオループを作成しますが?

FL Studio Demoのダウンロードとインストール

以下のサイトに行きます。
http://www.image-line.com/downloads/flstudiodownload.html

FL Studio

左側の下矢印アイコンをクリックしFL Studioのインストーラーをダウンロードし、ダブルクリックして起動します。

★ 2018年10月時点ではバージョン20のWindows版とともにMac版が追加されました。

FL Studio

Next >」をクリックし、画面の指示に従ってFL Studioをインストールします。

FL Studioは32bit版と64bit版が同時にインストールされるので、32bitアプリケーションのOhm Studioのプラグインとして使えます。

しかし、例えばREASON 9などの最新のDTMソフトは64bit版しかインストールできないのでOhm Studioのプラグインとしては使えません。

その場合はスタンドアロンで使ってMIDIで制御します。

Ohm StudioでFL Studioをプラグインとして使うには?

Ohm Studioを起動しログインしプロジェクトをオープンします。

右下にあるPluginsパネルを一番下までスクロールします。

FL Studio

FL Studioのプラグインが2つ見つかりますが、上の「FL Studio VSTi 0/2」を使います。

これを左のRackパネルにドラッグ&ドロップします。

FL Studio

左上の黄色の「Rack 1」の右の「FL Studio VSTi」の右側にある「E」をクリックします。

FL Studio

画面の中央にFL Studioプラグインのスタートパネルが表示されるので、右下のフルーツアイコンをクリックします。

FL Studio

全画面にFL Studioプラグイン画面が表示されます。

FL Studio内のプラグインを使ってベースパートを作るには?

左端に縦に並んでいるメニューの中の上から4番目にある「Plugin presets」をクリックします。

プラグイン内のプラグインということでややこしいですが・・・

FL Studio

続いて「Generators」をクリックし、下にスクロールします。

FL Studio

Sytrus」をクリックし、「Bass」をクリックし、「Digi」をクリックします。

ここでは楽器と音色を選んでいるので好みのものを選んでください。

FL Studio

Digi」を右にある「Bass guitar」ボタンにドラッグ&ドロップします。

FL Studio

これが「Sytrus」というシンセサイザーです。

YAMAHAのDX7などで有名なFM音源方式のデジタルシンセの代表格です。6オペレーターアナログフィルター付きと本格的です。以後はシンセをDigiと呼びます。

Digiの左上の三角マークをクリックしてメニューを出し、一番上の「Piano roll」をクリックします。

FL Studio

するとDigi用のピアノロールが表示されます。

FL Studio

普通はピアノロールを見ると打ち込みがイヤで諦めますが、打ち込みは行わず、リフマシンを使ってMIDIループをソフト的に生成します。

ピアノロールの左上の三角の右にある工具アイコンをクリックします。

FL Studio

一番上の「Riff machine…」をクリックします。

FL Studio

FL Studioが演奏状態になっていると思いますが、最初は音が出ません。

下にある「Work on existing score」をクリックしてLEDを消してください。

上の方にある「Create the progression」の下の「Random」をクリックするとパターンが変わって音が出ます。

ピアノロールを上下にスクロールしてノートを探すと以下のようになっていると思います。

FL Studio

Prog」タブでは基本的なパターンを選びます。

ここから右に並んだタブでパターンの加工をします。この状態で右下の「Accept」をクリックして閉じるとルートが変わるので、次に右端の「Fit」タブをクリックします。

FL Studio

ここで「Random」をクリックするか「Key / scale」で直接指定してルートコードを決めます。

次に「Arp」タブをクリックします。

FL Studio

Random」を何回かクリックしてアルペジオパターンを決めます。次に「Groove」をクリックします。

FL Studio

Random」をクリックすると主にベロシティー(音の強さ)が変化します。

他のタブも試すと良いですが、私はこのくらいでパターンの加工は終わりにします。

右下の「Accept」をクリックします。

ルートが変化した場合は再度「Riff machine」を起動して「Fit」タブでルートを設定し「Accept」をクリックしてみてください。

もしこの段階で音色を変えたくなったら、シンセ画面の左上の三角マークをクリックして、メニューから「Presets」をクリックして音色を選びます。

リフマシンによるベースパートの作成は以上です。

Ohm Studioのオーディオトラックにベースパートのループを挿入

シンセプラグインとMIDIループの組合せは自由度が高い代わりに扱いにくいですが、オーディオループはOhm Studio上で使いやすいので、先ほど作ったベースパートのMIDIループを.WAVファイルに書き出してOhm Studioのオーディオトラックに挿入します。

FL Studioの左上のメニューの「FILE」>「Export」>「Wave file…」をクリックします。

FL Studio

ここで、目的によっては他のファイル形式を選択してもOKです。

FL Studio

保存場所とファイル名を設定し「保存(S)」をクリックします。

FL Studio

設定はこのままでOKなので右下の「Start」をクリックします。

オーディオレンダリングは一瞬で終わります。

完了のメッセージは表示されないので、ファイルエクスプローラーで指定した場所を開き、ファイルをダブルクリックして音を聴いて確認します。

FL Studio

FL Studioプラグインを閉じて、Ohm Studioで新しくオーディオトラックを作り.WAVファイルをオーディオトラックにドラッグ&ドロップします。

FL Studio

Ohm Studioの左上のプレイボタンをクリックすると音が鳴ります。

オーディオループだけでなくFL Studioプラグインも同時に鳴るので「Rack 1」の「M」をクリックしてミュートします。

FL Studio

以上で、FL Studio DemoをOhm Studioのプラグインとして使ってベースパートを作る紹介を終わります。

補足ですが、UVI Workstationのドラムループは簡単にOhm Studioのオーディオトラックにコピーして使えます。

シンセの楽器はこれができませんが、ドラムループは非常に効率よく作れるので私の場合はこれを多用しています。

UVI Workstationプラグインのトップのツールバーの右端にある目のアイコン(ブラウザー)をクリックします。

UVI Ohm

Loops」は他の楽器と違ってドラムのオーディオループ集です。音を聴きながらポンポン変えて好みのドラムループを選びます。

決まったら右下の「OK」をクリックします。

UVI Ohm

下に並んでいる「Sample」から「Map」のボタンを選んでクリックします。私の場合は「Stretch」にしています。

その他も必要なら調整して、右端のプレイボタンの上にある「Drag & Drop」ボタンからOhm Studioのオーディオトラックにドラッグ&ドロップすると、ドラムループがコピーされます。

オーディオトラックが無い場合は、Ohm Studioの右下にあるプラグインパネルのトップから左のラックパネルにドラッグ&ドロップして作ります。

UVI Ohm

このドラムループは通常のループと同じように編集ができるので手軽に扱えて便利です。

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まとめ

今回作ったベースパターンと、UVI Workstationプラグインで作ったドラムループを使って簡単なソングを作って.oggでExportしMedia.ioで.mp3に変換したものが以下です。

FL-Studio-Bass-Digi-01.mp3

 

パターンジェネレーターでMIDIループを作ってオーディオループ化する方法は手軽に楽しめる優れた方式だと思います。

次回はMIDIループをサイトからダウンロードして、1024種類のプリセット音色を持つProteus VXシンセをプラグインとして使う方法を紹介したいと思います。

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ではでは、きらやん