アメリカで6月21日から販売が開始された「Fire TV Cube」ですが、国内販売は未定です。では日本でも販売されるようになれば、既存のFire TV Stickより魅力的な製品になるのでしょうか?
背景
私は2016年2月に初代Fire TV Stickを購入して以来、今でも使い続けています。
OSやアプリのバージョンアップを自動的にやってくれるので、2年半経った今でも十分に現役で活躍してくれています。
私の場合は、利用時間として最も長いのはやはりYouTubeの視聴で、ソファーやベッドに寝っ転がってリモコンで操作するスタイルが定着しています。
パソコンでもYouTubeを観ますが、その場合は主に情報収集が目的なのに対し、Fire TV Stickはテレビを観る感覚で流し見しています。
自動的に関連した動画を次々に再生してくれるので、うっかり眠ってしまうと、翌朝まで再生を続けてしまい、WiMAXの3日間10GBの制約を超えることがあります。
さらに、スマホの画面を音声も含めて簡単にミラーリング出来るので、そういった使い方も重宝している点です。
リモコンには音声認識機能が付いているので、プライムビデオやプライムミュージックやYouTubeの検索はほとんど音声で行なっています。
認識率は高く、ほとんど誤認識はありません。
一家に一台あると便利なTV情報端末だと思います。
Fire TV Cubeとは?
一言で言うと「Fire TVにEchoの機能を付加」した、アレクサによる音声操作が出来るTV情報端末と言えます。
そう聞くと、便利でコスパも高そうな気になりますが、結論から言うと「時期尚早」な製品のようです。
価格を比べると以下です。
・Fire TV Stick:4,980円(音声認識リモコン付き、ミラーリング可能)
・Fire TV:8,980円(音声認識リモコン付き、HDR/4K対応、ミラーリング不可)
・Ecoh Dot:5,980円
・Fire TV Cube:120ドル(並行輸入品はおそらく2万円以上?)
これからもわかるとおり、Fire TV Cubeはそれほどコスパが高いとは思えません。というか、Fire TV Stickのコスパが非常に高いのがわかります。
さらに、アメリカ版のアレクサでも音声操作の反応が遅いのと誤認識で、テレビ端末としては、リモコンより使い勝手が悪いようです。
Amazon Fire TV Cubeレビュー:アレクサ、ぼくの命令をもっと早く理解して >>>
もっとも、Amazonに好意的な記事だと、こうなります。
Alexa対応で「声でテレビ操作」のFire TV Cube発表。ぜひ日本でも発売してほしい >>>
実際に使ってみてのレビュー記事と、使わずにおいて、メーカーからの受け売りの情報だけで書いた記事では、立場の違いが出て面白いです。
まとめ
私としては、現状のFire TV Stickを音声認識リモコンで操作するスタイルで、TV情報端末として必要十分な操作性と機能が得られており、さらに、ミラーリングでスマホアプリの機能も付加できるので満足しています。
たしかに、Echoをはじめとするスマートスピーカーが流行っているので、Fire TV Cubeのような製品が出てくるのはメーカーの立場としては理解できます。
しかし、既存の機能を組み合わせた製品が、必ずしもTV情報端末として、より便利で快適な操作性が得られるとは限らないので、一層のユーザーエクスペリエンスの改善をしてもらいたいと思います。
Amazon Fire TV CUBE Is DEAD Already! (2018) >>> YouTubeサイトへ
ではでは、きらやん