Adobe Substance PainterをChromebookのLinux(Xubuntu)上にインストールして起動ができたので紹介します。EVYを購入する前に試しにDAZ Studioで作った3Dモデルを読み込もうとしてできませんでしたが?
はじめに
Adobe Substance Painterについては以下の記事で紹介しています。
Linuxで動くVR関連のアプリを探していたらAdobe Substance PainterがLinuxに対応していることに気づきました。AdobeアプリなのでChromebookでは性能的に使えないだろうとは思いつつ試すことにしましたが[…]
今回は、手持ちのAcer Chromebook Spin 11のmicroSDカード32GBにインストールしているLinux(Xubuntu)上にSubstance PainterのLinux版をダウンロード/インストールして動かしてみたので紹介します。
Substance Painterのダウンロード
★ 以前はアプリ個別にダウンロードできましたが、最近は「Substance Suite」という総合的な形でインストーラーを各OS別にダウンロードしてインストールします。以下の記事を参考にしてください。
1.8GBありますが、私の場合は約5分でダウンロードできました。
ところがファイルの拡張子が「.rpm」なので、そのままではインストールできません。
★ 以下はアプリ個別にダウンロードしてインストールできた時代の紹介記事なので、あくまで参考にしてください。最近のインストール方法とは異なっていると思います。
RPMをDEBに変換?なぜかインストールされた
以下の記事を参考にして.rpmファイルを.debに変換しようと試みました。
最近知ったんだけど Alien というソフトウェアを使うと rpm とか deb を相互に変換できるらしい。 今回はその…
先ずはターミナルで「sudo apt-get -y install alien」コマンドを実行し「alien」をインストールしました。
次に、alienを使って.debに変換するはずでしたが・・・
「fakeroot alien Substance_Painter-2019.2.1-3338-linux-x64-standard-full.rpm」コマンドを実行してみるとfakerootが見つからないようです。
試しに「sudo alien …」でやってみると、途中でストップしてしまいましたが、なぜかフォルダーができました。
このフォルダーを開いていくと以下のように「Substance Painter」という実行ファイルが見つかったのでダブルクリック。
少し待っているとSubstance Painterアプリが起動できました。
初期設定
そのまま「Next >」をクリック。
Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力し「Next >」をクリック。
「Next >」をクリックするとまた同じ内容が表示されるので「Finish」をクリックします。
右上の「Start Painting」をクリック。
EVYを購入する前に、試しに私がDAZ Studioで作った3Dモデル(Sketchfabにアップ)taey-02-1をダウンロードしてBlenderに読み込んで.objで出力した「taey-half-2.obj」を新規プロジェクトで読み込んでみました。
エラーとなり読み込めませんでした。どうもテンポラリーファイルの容量が不足しているようなので、編集メニューの「Settings…」からsd1(microSDカード)に変更しました。
sd1は23GBの空きがあるので、現状では最も余裕のあるドライブです。
リスタートを促されたので「Yes」をクリックしてアプリを再起動しました。
右上の「Start Painting」をクリック。
デフォールトの3Dモデルが表示されるので、アルミのテクスチャーを選んで顔の部分にペイントしてみました。
現在はGPUがオフになっているのでリアルタイムにはペイント結果が反映されません。次回はカメラワークやIrayでのレンダリングなどを行ってみます。
まとめ
やはりこのままでは実用的ではないですが、GPUをオンにしてどのくらいリアルタイムに反応するかや、Iray物理レンダリングも試してみて、EVYの購入を検討しようかと思います。
ではでは、きらやん