【電子楽器】プロ音源が復刻ブームの最新シンセの魅力とは?!

  • 2016年1月6日
  • 2017年9月30日
  • DTM
DTM DX-7

シンセの醍醐味は自分のイメージで音が作れること。メーカーや発音方式の違いで音作りの手順も違ってくるが、今から覚えるなら「往年の名機」と呼ばれるものがおすすめ。音作りのメソッドが確立していて、ノウハウもWebで見つけやすい。

M-ON! Pressの記事から引用

シンセのクラシックたる復刻版がオススメな理由

シンセの醍醐味は自分のイメージで音が作れること。メーカーや発音方式の違いで音作りの手順も違ってくるが、今から覚えるなら「往年の名機」と呼ばれるものがおすすめ。音作りのメソッドが確立していて、ノウハウもWebで見つけやすい。

シンセのトレンドも「名機の復刻」と「小型化」。フルサイズのキーボードは大きくて家に置けないが、ミニ鍵盤の小さいものなら机の上に置いておけるし、バ ンドの練習にも気軽に持っていきやすい。そんな風にコンパクトに使いやすくなった往年の名機が、今ならリーズナブルな価格で手に入るというわけ。

シンセの音作りと言うとハードルを感じてしまうかも知れないが、アナログでもデジタルでも、一度その仕組みを覚えてしまえば、感覚的に狙った通りの音が作 れるようになる。逆に、まったく予期していない音が出ても、それが意外に良かったりするから、シンセは面白い。もちろん音作りに興味がなくても、往年の名 機なら「あのアーティストのあの音」が出せる可能性大だ。

シンセサイザーってどんな楽器?
【音の要素を合成して作り上げる】
シンセは音の三要素「音程」「音質」「音量」を操作して音を合成する。普通の楽器の音を真似るだけでなく、自然界には存在しない音も合成できてしまう。発音方式の違いでアナログとデジタルがある。

【アナログとデジタルの違い】
アナログは操作系が単純で直感的な音作りができる。デジタルは操作が複雑になりがちだが、今はモデリングでアナログの操作系を再現したものが主流。

「DX7」直系FM音源搭載の最新デジタルシンセ

ヤマハ
reface DX
実勢価格:4万3200円

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1983年に発売され音楽界に革命を起こした『DX7』の最新版。FM音源としては『DX7』よりシンプルな構成ながら、独自の拡張が施されて音作りの幅は拡大。アナログでは出ない複雑な音もバッチリ。

デジタルシンセサイザー サイズ:W530×H60×D175mm 重量:1.9kg 音源方式:FM 最大同時発音数:8 バッテリー:AC/単3形電池×6 駆動時間:約5時間

reface DXからみる最新シンセ 5つの魅力!

【1】大型ディスプレイで操作しやすい
『DX7』の時代は小さくて見にくかった液晶画面も、128×64ドットの大型画面に。タッチ式スライダーと合わせて、グッと見やすく、いじりやすくなった。

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【2】自宅練習に最適な内蔵スピーカー付き
30mm×2基のステレオ仕様で、コーラスなど空間系エフェクトは音がグルグル回って快感。2W+2Wの出力とバスレフ構造で音も大きく低域もしっかり。

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【3】キーボードのタッチが秀逸
従来のミニ鍵盤のイメージを覆すコンパクト鍵盤『HQ Mini』を新開発。ミニマムながらタッチは良好で、楽器としての完成度は高い。さすがヤマハ。

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【4】プロ機顔負けの音色数
「reface」シリーズで唯一音色の保存と呼び出しが可能。プログラミングが必要なFM音源ならでは。1バンク8音色で、全4BANK、計32音色から選択可能。

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【5】ルーパー機能で音いじりが捗る
弾いたフレーズを繰り返しながら重ねていけるルーパー機能付き。ループはMIDIデータで記録されるので、再生中に音色やエフェクトを変えることも可。

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2015年は各メーカーの名機が続々復刻!

小型モジュールで往年の操作系を再現

ローランド
Roland Boutique JU-O6
実勢価格:4万3200円

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80年代に一世を風靡したアナログポリフォニックシンセ『JUNO-106』を再現。操作系もオリジナルを彷彿とさせるデザインで、LFO部分に拡張が加えられている。

デジタルシンセサイザー サイズ:W300×H45×D128mm 重量:940g 最大同時発音数:4 バッテリー:単3形電池×4 駆動時間:約6時間

一緒に買いたい専用キーボード

ローランド
K-25m
実勢価格:1万4040円

「Roland Boutique」シリーズはキーボードが別売り。傾斜スタンド機能があり、ミニモーグ風でかわいい感じになるので、是非とも一緒に用意したいところ。

アナログ回路で往年の音を再現

コルグ
ARP Odyssey
実勢価格:10万8000円

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アナログシンセの名機を、真面目にアナログ回路で復刻。オリジナルそのもののサウンドに加え、MIDIなど現代的なインターフェイスも装備して、実用性も高い仕上がり。

アナログシンセサイザー サイズ:W502×H120×D380mm 重量:5kg バッテリー:ACアダプター

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Roland Synthesizer 37ミニ鍵盤 JD-Xi

Amazon: 詳しくはこちら>>>

まとめ

先ずはYoutubeの動画によるデモ演奏を聴いてみてください。
スペシャルイベント『氏家克典 VS Gakushi』refaceバトル ダイジェスト

氏家さんのデモ動画は、何かシンセが欲しくなった時に必ずチェックします。良い事しか言いませんが、買いたくなっている時に背中を押してくれる人は必要です。

後悔するのではないか?という心配はありますが、少なくともこの人が弾いているレベルまでなら楽しめるという保証があります。そのレベルはかなり高いので、飽きなければ相当楽しめます。

私が最初に買った本格的なシンセはFM音源でした。YAMAHA EOSの初代機でしたが、DX7よりシンプルで使いやすかったです。アナログ的な音は出せませんが、FM音源にしか出せないキラキラした歯切れの良い音が出せます。

暖かい音を出したい場合はアナログの方が良いと思います。このあたりを悩むのも楽しみのひとつですし、今はYoutubeという便利な情報リソースがあるので、これを活用して大いに悩んで買ってください。選択を失敗したと後悔する確率は、昔に比べれば遥かに低いと思います。

楽器を買う前に、無料のソフトシンセでとりあえず遊んでみたいという方は、以下のサイトあたりからダウンロードしてみてください。
http://recreation.pintoru.com/synthesizer/free-software/

【DTM】お絵描きで音を作る!?理論がわからなくても簡単に作曲できちゃう?!

ではでは、きらやん
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