無料でiPhoneで遊べるソフトシンセアプリを紹介します。「YAMAHA Synth Book」というアプリに内蔵されている「Music Remixer」という機能です。ソフトシンセはこれとは別に内蔵されていますが、初心者にお勧めしたい機能を紹介します。
YAMAHA Synth Bookの入手方法
iPhoneだけでなく、iPadやiPod touchにも対応していますが、iPad専用の画面は無く縦長表示になります。iOSは8.1以降に対応しています。
App Storeで「synth」で出てきます。
「入手」をタップして「インストール」をタップします。インストールには少々時間がかかります。「開く」をタップして起動します。
Music Remixerとは?
「YAMAHA Synth Book」はヤマハのシンセサイザーの歴史を振り返り、現在の製品を紹介するプロモーションアプリと言えます。この中のひとつの機能として「Music Remixer」があります。
「AN2015」がアナログシンセですが、今回は「Music Remixer」を使うのでタップします。
あれ?何かの音楽ソフトに似ていませんか?
そうです。プロも使っている「Live9」に似ていますね。
私が使っているのは「Live8」で少々古いですが、フルバージョンを買ったので8万円以上しました。Live9の一番安いバージョンは1万円くらいでありますし、1ヶ月間はお試し期間でフルバージョンも無料で使えます。機能制限はいっさい無くデータの保存もできます。
GarageBandやCubaseのようなロジカルに曲を作りあげるタイプと違って、Liveは直感的にポンポン作れるので楽しみながら曲作りができます。
これとほぼ同じ感覚で楽しめるのが「Music Remixer」です。今流行りのボーカロイド「初音ミク」のサンプルデータも含まれています。ヤマハはボーカロイドの生みの親なので無料でできるわけです。これもプロモーションの一環ですね。嬉しいことです。
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Music Remixerの使い方
メーカーのPV(プロモーションビデオ)の前に、ユーザーが使い始めた時の動画がありましたので紹介します。
初音ミクボイスもある無料の音楽アプリ | Yamaha Synth Book
この人はかなり適当に曲を作っているように見えますが、実はLive9で作るプロセスに近いことをやっています。頭の中に曲のイメージがあって、それに向かって一直線に進むので無駄がないし楽しい筈です。
次はヤマハのPVです。どんな事ができるかの参考になります。
YSB V2.0 PV
Section PlayとPad Playの違いがわかりにくいと思います。Section PlayはLive9でよく使われるスタイルで、横1列に並んだ楽器のセットをセクションとして、セクションを次々と切り替えて演奏します。
このためにあらかじめセクションを複数用意しておく必要があります。最初の動画でユーザーがやっていたのがSection Playです。
Pad Playは楽器ごとのバリエーションを切り替える方式で横方向のセクションは関係無くなります。サンプル音の切り替えは同じ楽器の違うサンプルをタップすることで行います。こちらが初期状態で一般的です。
YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 3チャンネル 「初音ミクおためしセット」 AG03-MIKU
まとめ
私がLive8で最初に作った曲を紹介します。最初だったので、使い方を覚えながらでけっこう時間はかかりましたが、それでも1時間くらいでできました。このSection Playのスタイルは初心者にも使い易い方式だと思います。
SpaceDance
LiveはMIDIクリップとAUDIOクリップを混在して使えるので便利ですが、Music Remixerはサンプル音源のみなので自由度は少ないです。そうは言ってもサンプル数は十分実用的なほど多く用意されているのでとても無料とは思えないですね。
音楽関係のアプリはiOSに偏っていますが、Androidで初心者にも楽しめそうなアプリがあれば次回に紹介したいと思います。
ではでは、きらやん
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