iPhone/iPod touchの本体を傾けることでジャイロセンサーを利用して演奏ができるGyroSynthアプリをMIDIコントローラにしてシンセアプリをソロ演奏し、リミックスアプリでバッキングを演奏して楽しむ方法を紹介します。低予算かつ簡単に?
ジェスチャーで演奏するGyroSynthとは?
以前にThumbJamという画面をスワイプして演奏する音楽アプリを紹介しましたが、ThumbJamも本体を傾けることでボリュームやモジュレーションなどをコントロールできました。それと似たようなことがGyroSynth(360円)でもできますが、大きく異なる点があります。
それは、画面にタッチせずに演奏が可能だということです。このために、より楽器演奏的なフィーリングでシンセアプリを弾くことが出来ると同時に、バックグラウンドで演奏することで、シンセアプリやリミックスアプリを出した状態で演奏が可能になりました。
ですから、このアプリの価値は、MIDIコントローラとして使って、シンセアプリやリミックスアプリを表に出したままで演奏ができることです。
言葉での説明ではわかりにくいので、実際にGyroSynthを演奏している映像がこちらです。
GyroSynth for iPhone 4
ここまで演奏ができるようになるには少し時間がかかりますが、それでも生楽器が弾けるようになるのに比べれば遥かに短時間に習得できます。
GyroSynthでMIDIコントロールするシンセアプリは?
今回はMIDIの設定等を全く行わずにすぐに演奏できるシンセアプリを検討した結果、Addictive microSynth(240円)を採用しました。安い割には音が良くて使い勝手も良い使いやすいシンセアプリだと思います。
しかし、MIDIに関しての細かい設定はできないので、GyroSynthのジェスチャーによるMIDI CCを活用したい場合は、Magellan Jr(600円)がおススメです。その他には、SunrizerXS(360円)や、NLog Synth(360円)も使えると思います。これらはアナログモデリングシンセアプリですが、Addictive microSynthはサンプル音源シンセアプリです。
どれも低価格なので、好みに応じて使うと良いと思います。ちなみに、Magellan JrとNLog SynthはMiniMoogっぽいです。SunrizerXSはローランドっぽいです。
Addictive microSynthのiPhoneをハードのMIDIコントローラに繋いで演奏している映像です。
Addictive microSynth + AKAI SynthStation 25
リミックスアプリ
今回はRemixlive(無料)を使います。メーカーのプロモーションビデオはこれです。
Remixlive – Introduction
詳しい記事は以下です。参考にしてください。
【Remixlive】無料のLoopmastersサンプル音源アプリで簡単リミックスとは?!
同じようなアプリには、GrooveMaker FREE(無料)や、LoopMash Free(無料)などがありますが、Remixliveと比べると少々ハードルが高い感じはします。
各アプリのセッティング方法
上から2番目のセクションの「SYNTH」の右端のボタンをタップして「MIDI」にします。
「SCALE」と「BASE OCTAVE」と「NUM OCTAVE」は演奏しながら適当に変えてみると良いと思います。
上の「FX」タブをタップして、右端の上から3番目の「BKGD AUDIO」をタップして黄色にします。アプリがバックグラウンドでも動作する設定です。こうすることで、リミックスアプリを出して操作している間もバックグラウンドで演奏ができます。
・Remixlive:
特に設定すべき箇所はありません。
まとめ
リアルに2人でセッションしている映像です。
Astero – iPhone GyroSynth Experience
このGyroSynthというアプリは、最初はMIDIは付いていなくて内蔵音源かマイク録音したループ音源のみだったようですが、このようなリアルなセッションプレイは楽しい感じがします。
実際にこのシンセアプリで遊んでいると時間が経つのが速く感じます。iPhone/iPod touchが楽器になる日も近そうですね。
ではでは、きらやん