仮想Windowsで3DCGを楽しむFUNサイト「Chrome 3D」をEC会員サイトとしてWordPressで構築し10日でオープンできたので構築方法を紹介します。最初はココナラで始めましたが不自由だったので自前のサイトにしました。
はじめに
3DCG系の「高度で個別のサポート」を売りにするサービスを立ち上げようかと「ココナラ」に試しに登録して出品してみました。
30年前から趣味で3DCGを始めて5年前からはSketchfabサイトに3DCG女性モデルをアップし無料でダウンロードできます。今回は顔写真1枚から3DCGモデルを制作するスキルをココナラで売ってみようかと考えたので登録方法などを紹介しま[…]
しかし、プラットフォームはいろいろと不自由さを感じてしまい自分には合っていないので、自前のWordPressによるEC会員サービスサイトを10日間で立ち上げたので紹介します。
テーマはVektorのKatawaraを採用
最初は「Lightning Pro」にするつもりでしたが、買い切りでリリースキャンペーン価格で販売されていた「Katawara」にしました。
スッキリしたデザインと、ECサイトにもなじむシンプルなテーマとプラグインによる拡張性の組み合わせが気に入りました。買い切りで複数のサイト/ブログに使えるのでコスパも高いです。
現状の「Chrome 3D」サイトは以下です。
DAZ StudioやBlenderなどの無料で使える3DCGアプリを使ったデジタル美少女作品づくりを、Windows1…
ブログ系のサイトの例は以下です。
今日はこんな記事ですWordPressのテーマをKatawaraに変更しました。KatawaraはLightningでお…
Lightningを姉妹サイト「綺羅園」などである程度いじっていたので、最初にLightningのクイックスタートで雛形サイトを作っておいてからテーマをKatawaraに変更することで、10日間でスムーズに立ち上げられました。
Eコマースの機能は無料のWooCommerce/Stripeプラグインで実装
ダウンロード販売のみを行うので、世界中で使われていて実績のある「WooCommerce」をダウンロード販売に採用しました。日本語対応プラグインもインストールして「特定商取引法に基づく表記」などもフォームから入力しています。
WordPress の EC プラグイン WooCommerceで EC サイトを日本向けに構築…
WooCommerceだけではクレジット決済ができないので「Stripe」も併用しています。
決済代行サービスStripeのアカウント登録方法とWooCommerceに連携するために必要なAPIキーを取得・設定する…
結果として、現状のPDFマニュアルのダウンロード購入画面はデスクトップでは以下のようになっています。
スマホ画面もほぼ同じですが、「今すぐ購入 >>>」のような電子決済(Google PayやApple Payなど)ボタンが「カートに入れる」ボタンの上に表示される場合があります。
現状ではこのサイトにはほとんど検索からの訪問者は無く、ほとんどの訪問者はSNS経由なので、購入者のほとんどがこの電子決済で購入しています。
この場合はWooCommerceを経由しないのでWooCommerceの「マイアカウント」へログインしても履歴からダウンロードなどができません。
そこで、独自の会員管理機能を実装しています。
会員管理機能はSimple Membershipプラグインで実装
有料(顧客)会員と無料会員への特典や会員サービスの提供を予定しているので、無料で会員管理機能が実装できる「Simple WordPress Membership」プラグインをインストールして使い始めています。
日本語化がほとんどされていないので、自動送信メールなどの文章を手入力で日本語に書き換える手間がかかります。
WooCommerceとは連携がとれるので、クレジット決済(Stripe)経由なら自動的に会員登録ができますが、スマホの電子決済の場合は、私の場合は現状では手入力で会員登録をしています。
無料会員登録はすべてユーザーに任せることが可能です。
メールマガジン
会員へ必要に応じてお知らせや各種案内などの情報をメールマガジンで配信する予定です。
現状では無料で始められる「MailChimp」を採用予定です。
MailChimpは、アメリカ発の超強力メールマガジン(ニュースレター)の配信管理サービスです。 メルマガ作成もさくさく…
広告配信
できればGoogle広告をやりたいのですが、審査があるし予算もある程度必要なので、とりあえずFacebookとInstagramへ広告を配信中です。
このために、先ずは「Chrome 3D」というFacebookページを作って、サイトのフッターに「VK FB Page Plugin」を設定します。
次に、Facebook for Businessの広告マネージャーから各種設定をして広告を作成し配信します。現状の結果は以下のような感じです。
最初の3回で「オーディエンス」と「広告クリック後のジャンプ先ページ」のABテストを行って、現在は結果にもとづいていいとこ取りをして4回目の配信中です。現状は以下ですが・・・
クリック単価が15円と安いですが、最初の頃は50円以上していました。どの要因が変化したのかはわかりませんが、ABテストで最適化していくとクリック単価が下がるのではないか?と考えています。
まとめ
マーケットプレースなどのECプラットフォームを利用すれば、無料で簡単にネットショップを開けますが、自由度が少なく手数料が高いので、長期的に見ると自前のWordPressサイトを立ち上げて運営した方が自分には合っていると思いました。
今回のサイトは「物を売る」のではなく「情報やサービスを売る」ので、一般的なECサイトとは異なりますが、今後はこういったサイトのニーズが増えるのではないか?と予想しています。
ではでは、きらやん