秋元康が提供する世界に安住することなく、その世界を若い感性で拡張しようと果敢に挑戦した者たちを紹介します。NMB48 山本彩とAKB48 竹内美宥。二人とも年内に卒業してAKB48グループから居なくなりますが?
NMB48 山本彩
山本彩の1stソロ・アルバム「Rainbow」のWikipediaから抜粋を引用します。
本作のリリースならびに山本のソロデビューは2016年8月25日にラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』上で、自身によって発表された。
かねてより山本はシンガーソングライターになることを目標に掲げており、本アルバムについて山本は夢への第一歩であると表現した。
秋元康の提言から、シングルではなくアルバムでのソロデビューとなった。
アルバムのサウンドプロデューサーは亀田誠治が務め、GLAYのTAKURO(G)やスガシカオなどから楽曲提供を受けており、山本自身が作詞作曲した楽曲も収録される。
サウンドプロデューサーの亀田については、山本が夢の話として名前を挙げたところ、オファーが実現したものである。
AKB48グループのほぼ全ての曲は秋元康が総合プロデュースをしており、自身が作詞を担当しています。
おそらくメンバーはこの世界から逸脱することはタブーだと思っていたのではないでしょうか?
「文化とは、過去の優れた資産を継承しつつ、新しい感性で再構築すること」
山本彩はタブーから逸脱しようとしたのではなく、その世界を大切に継承しつつ、現場でパフォーマンスしている自らの感性を信じて、拡張しようと挑戦したのだと思います。
個人的には、秋元康から多くの曲を提供され、それを自分の感性で消化してパフォーマンスしてきたメンバーが、その世界に安住するのはむしろ秋元康に失礼なのではないか?とさえ感じます。
その世界を若い感性で拡張してこそ秋元康の恩に報いる事だと思います。それは、私が60過ぎのオジサンだから感じることなのかもしれませんが・・・
レインボーローズ / 山本彩 >>> YouTubeサイトへ
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AKB48 竹内美宥
AKB48恒例の選抜総選挙に立候補した時のアピール・コメントです。
AKB48 Team B 竹内 美宥 (MIYU TAKEUCHI) >>> YouTubeサイトへ
山本彩がアーティスト志向なのに対し、竹内美宥はクリエーター指向なところが異なります。
小学生の頃からMacのGarageBandというDTM(デスクトップ・ミュージック)ソフトで作曲や編曲をしていたそうなので、少々早熟なクリエーターのように思えます。
私が彼女に注目し始めたきっかけは、AKBINGOというバラエティー番組に出演しているのを観た時でした。
ショージキ将棋 竹内美宥 vs 高橋みなみ >>> YouTubeサイトへ
15歳の竹内が、大先輩で雲の上のような存在の高橋みなみに対して大胆な攻め方をしているのが印象的でした。
AKB48の曲を自分の感性でアレンジしていますが、独特の世界観があって、秋元康の世界を拡張しているように感じます。
Everyday、カチューシャ/Miyu Takeuchi(bossa nova ver.) >>> YouTubeサイトへ
MIYU TAKEUCHI 公式YouTubeチャンネル動画 >>> YouTubeサイトへ
まとめ
指原莉乃が=LOVEをプロデュースするに当たり「秋元康を超える」と宣言していましたが、それを聞いて(見て)すでに負けていると感じました。
山本彩や竹内美宥は秋元康を意識していないところが指原との違いなのかもしれません。
先日、スキー・ジャンプ選手の高梨沙良が道民栄誉賞を受けました。
「もっと精進していかないとなと思いました」日本のエース・高梨沙羅選手に道民栄誉賞授与 (18/11/05 20:00) >>> YouTubeサイトへ
この人の発言を聴いていると、金メダルが目標というより、もっと精神的な何かを目標としていて、その結果として金メダルが貰えるというような意識なのではないか?と感じます。
それは、例えば将棋の羽生竜王や、フィギア・スケートの羽生選手などからも感じるので、上昇志向の人が共通して持つ意識レベルのような気がします。
ではでは、きらやん