1万円台で購入したスリムノートPC「YEPO 737T」は低スペックなので一般的なフォトリアルな3DCGを楽しむのには向きません。そこで、ローポリゴンの3Dキャラを使ってアニメーションを楽しむ方法を紹介します。
背景
1万円台で購入したMacBook Airっぽいスリムノート「YEPO 737T」をメイン・パソコンとして使い始めました。
Webサイトの閲覧やYouTubeやSpotifyの試聴などの軽い作業ではサクサク使えていますが、一般的な3DCGソフトとなると、非力なCherrytrail Z8350 CPUや2GBメモリーでは使えない事は容易に想像が出来ます。
そこで、ブラウザーだけで3DCGを楽しもうという企画です。CPU負荷やメモリー容量を喰わない低ポリゴンの3Dキャラを使ってアニメーションが楽しめます。
低ポリゴンでもアニメーションの場合は、フォトリアルな静止画と違って全身をカメラを引いて撮影するのでアラが目立ちませんし、その気になれば、Unityなどのゲーム制作ソフトへの展開も出来ます。
フォトリアルな静止画を始めたい場合は、Amazon AWSのクラウド・サービス上でGPU付きの仮想Windowsを使う方法をおススメします。以下の記事などを参考にしてください。
DAZ Studioレンダリングを高速化?AWS Elastic GPUの使い方 2018!>>>
低ポリゴンの3Dキャラを無料でダウンロード
以下のサイトに行きます。
主に有料の3DCG用アイテムを販売しているサイトですが、無料の3Dキャラもダウンロード出来ます。
検索窓に「female character free model」などと検索キーワードを入力します。
Searchボタンをクリック。
有料モデルも含まれて表示されるので、Freeのものを選びます。アニメーションと相性が良い「fbx」ファイル形式が含まれているモデルを選びます。
さらに、次の工程の説明に都合の良い「Tポーズ」のものを選びました。
アニメーションをする上で必要になる「RIG」の作業がやりやすいように、ヒザやヒジの操作がしやすい服装にします。スカートやヒラヒラのドレスなどは避けます。
サムネイルをクリックして内容を確認します。
ダウンロードするために右上の「LOGIN」をクリック。
私の場合は「Continue via Google」をクリックしました。アカウントを選ぶと元に戻ります。
右上の「Free download」をクリック。20秒ほど待ちます。
一番下の「red_woman.fbx」の右端にある「Download」をクリック。
これでダウンロードフォルダーに3Dキャラのfbxファイルが保存されました。
Adobe mixamoサイトを使う準備
ダウンロードした3Dキャラモデルのアニメーションを行うには以下のサイトに行きます。
「LOG IN」をクリック。
Adobe IDを取得済みの場合は登録しているメールアドレスとパスワードを入力して「Sign In」をクリック。
未だ取得していない場合は下のFacebookかGoogleアカウントでサインイン出来ます。
チェックを入れて「Continue」をクリック。
mixamoのトップ画面が表示されます。左側のアニメーション選択ペインのサムネイルは実際にアニメーションしています。
右上の「UPLOAD CHARACTER」をクリックすると、先ほどダウンロードした3Dキャラモデルをアップロードしてアニメーションが出来ますが、その前にRIGを設定する必要があります。
あるいは、簡単にしたい場合は画面トップの「Characters」をクリック。
ゲームに出てきそうな3Dキャラモデルが選べます。これらはすでにRIGが設定済みなので、すぐにアニメーションを選んで動かせます。
ここまで出来れば、適当にいじりながら楽しめると思います。
前編は以上とします。
後編は低スペックPCでアニメーションを制作してSketchfabにアップロードして公開する方法を紹介する予定です。
Adobe mixamoの使い方
以下の記事などを参考にしてください。内容が少々古いものもありますが・・・
知る人ぞ知るAdobeのmixamoとは?>>> 株式会社アントのブログ サイトへ
【3DCG】前回作ったフィギアを無料Webアプリでアニメーション?!>>>
3D CG Game作成の無料ソフト「Unity」と無料のFuse 1.3の使い方?!>>>
【3DCG】SketchfabでDAZ Studioキャラのアニメーションに成功!?>>>
mixamoで提供されているキャラクターやアニメーションはAdobeが著作権を保有しているので、Sketchfabでの公開は許可されているようですが、ダウンロード不可にしてください。
Adobeの著作物の複製と無断配布とみなされ、著作権の侵害として扱われます。
まとめ
私は20年ほど前からPoserという人体主体の3DCGソフトで楽しんでいましたが、当時はパソコンの能力が低かったので、静止画のレンダリングは寝ている間にやっていました。
アニメーションのレンダリングはさらに長くかかるので、もっぱら静止画の美少女CGが主体でしたが、最近では低価格のパソコンでもそこそこの事が出来るようになりました。
VRの普及にともない、最近ではスケッチアップという無料3DCGソフトで、主に建築物や車などが主体のシーンを作成してVR化したりして遊んでいます。
Unityなどのゲーム制作ソフトへの応用もしやすいので、簡単なところから始めてみることをおススメします。
ではでは、きらやん