【LoopMash】スタインバーグxヤマハのコラボ音楽アプリは感覚派向き?!

  • 2016年8月25日
  • 2017年9月30日
  • DTM
DTM LoopMash

LoopMashはパソコン音楽ソフトのCubaseに内蔵されていた機能をスマホ向けにアプリ化したものです。スタインバーグとヤマハがコラボしただけあって、音の良さと機能性は抜群で、感覚派におススメです。無料版もありますが?

LoopMashとは?

サンプル音源によるループミュージック作成ツールです。MIDIにはほとんど対応していませんが、Audiobusが使える(とメーカーは謳っている)ので、他のアプリとデジタルオーディオでの音楽データのリアルタイムのやりとりができる筈です。

特徴は、マッシュアップという手法が取り入れられている事です。私はこのあたりについては疎いので詳しい説明は省略します。一言で言うと「2つ以上の曲のトラックを合成して作ること」のようです。リミックスに似ていますが、おそらく原曲を加工するかしないかの違いかもしれません。

LoopMashでは4つのスライダーでマッシュアップの調整がリアルタイムにでき、スライスされたサンプルループの一部を組み替えることでまったく別の音を生成できます。このあたりが感覚派におススメなところですね。

画面のデザインもフラットっぽいですが、スワイプすると折りたたまれて別の画面が出てくるといった3D的なデザインも取り入れられています。

最もわかりやすい説明がされているサイトはやはり本家スタインバーグの製品ページでした。以下を参考にしてください。
http://japan.steinberg.net/jp/products/mobile_apps/loopmash.html

ダウンロードとインストール

有料版は360円なので有料版にしました。無料版のFreeもありますが、サンプル数とプリセット数がかなり少ないのと保存ができないので、この機能と音質で360円は安すぎるということで有料版がおススメです。
LoopMash

サンプル音源の割には容量が少なく、26.5MBです。ダウンロードとインストール時間は短いです。

初期画面と主要な画面デザイン

開くと初期画面はこんな感じです。いきなり音が鳴り始めます。
LoopMashトップの中央にプレイボタン、下部にテンポ(BPM)スライダーがあります。その間に4つのオーディオトラックがあります。白枠部分が鳴っているところですね。つまり、従来の左から右へ一定速度でカーソルが動いて演奏するのではなく、各トラックのランダムな部分の中で演奏されます。

白枠はピョンピョンあちこちに移動します。Mashの4本のスライダーを動かすと、白枠の大きさや動き(ジャンプの仕方)が変化するので音が変化します。

画面を右にスワイプするとMash画面になります。
LoopMash

さらに右にスワイプすると
LoopMash各トラックのサンプルオーディオの読み込みなどを行います。

左にスワイプしてさらに左にスワイプするとミキサー画面になります。
LoopMash4トラックミキサーです。ここのバランスを変えてもけっこう音が変化します。

さらに左にスワイプするとフィルター画面になります。
LoopMashオートメーションで自動的に左右に動いています。オートメーションの設定は右上の波型ボタンをタップして行います。

右に2回スワイプして初期画面に戻り、下にスワイプするとパフォーマンス画面になります。8種類のシーンの保存と切り替えができます。パターンの切り替えのような感じです。
LoopMashさらに下にスワイプするとプリセットの保存と読み込み画面になります。
LoopMash「プリセットを読み込み」ボタンをタップすると
LoopMashFactoryかUserを選びます。Factoryをタップすると
LoopMash下部の「追加のコンテンツを入手」ボタンをタップすると
LoopMash有料コンテンツが並んでいますが、安いですね。暫く遊んだら、こういうのを買って楽しむのもいいかもしれません。

「完了」ボタンと「キャンセル」ボタンを2回タップするとプリセット画面になるので、上にスワイプして初期画面に戻し、さらに上にスワイプします。
LoopMash

ここはちょっとよくわからない画面ですが、プリファレンスなどの設定画面に相当する感じですね。

主要な画面は以上です。スワイプで8画面、ボタンで3画面の切り替えができます。意外と画面数が多いですね。

Steinberg スタインバーグ DAWソフトウェア Cubase Elements 通常版 CUBASE EL/R

まとめ

マッシュアップの概念が解り難いので、実際にマッシュアップを行っている動画を紹介します。ただし、この動画はパソコン用のCubaseに内蔵されているLoopMashの説明です。iOS用の適当な動画は見つかりませんでした。
Cubase: LoopMash 2 (Japanese Only)

異なった曲を複数トラックに読み込んで、どれかをマスタートラックに指定して各トラックの重要性を調整する、みたいな感じですね。これは実際にやってみなければなかなか感じがつかめないので、アプリでやってみてください。

応用範囲が広く、直感的に操作ができるので、複雑なことをやっている割には簡単に音作りとループ演奏が楽しめます。次回は実際に曲を作ってSoundCloudにアップロードしてみます。Audiobusに対応と謳っていますが、今日確認したところ、Audiobusに加えようとしてもLoopMashが表示されませんでしたが?

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ではでは、きらやん