2016年に初めてセンターとなった乃木坂46の齋藤飛鳥が、曲紹介やトークで振られた時になかなか対応出来ないでいました。他のメンバーのセンター経験者はどうだったのか?心の準備と咄嗟の対応力について考えます。
YouTubeに観る心の準備
齋藤飛鳥が15枚目のシングル「裸足でSummer」で初のセンターに抜擢された時に、歌番組などでMCからトークを振られた場合の対応力について自信が無かったようです。
そこで、乃木坂46の冠バラエティー番組「乃木坂工事中」の中で「新センター齋藤飛鳥の不安を解消してあげよう!!」という企画を取り上げます。
乃木坂工事中 #63 160717「新センター齋藤飛鳥の不安を解消してあげよう!!」>>>
この中で、事前に資料や台本は必ず何回も読み直して頭に叩き込むのが白石麻衣です。
彼女は、2018年上半期のCM女王に輝いています。男女総合でも首位です。
https://mantan-web.jp/article/20180704dog00m200016000c.html
「2018年 上半期 TV-CM 会社数ランキング」(エム・データ )によると、LINE、ニベア花王など15社に起用され、女性タレント部門で1位となった。2017年上半期の同部門でトップを獲得した広瀬すずさんは13社で2位だった。男性タレント部門1位となった高橋一生さんは10社で、白石さんは男女総合でも首位を獲得している。
「2018 年 上半期 TV-CM 放送回数ランキング」では、さすがに広島出身の綾瀬はるかが女王の座に君臨していますが、アイドルグループのメンバーが数字でトップを取るというのは新しい傾向だと思います。
そのベースになっているのが、こういった白石麻衣のプロとしての「心の準備力」なのではないか?と勝手に思っています。
単に美人で可愛いだけでは数字は取れないはずです。プロが選んでいるわけですから。
さらに、白石麻衣の凄さはライブパフォーマンスの中での動きの美しさが際立っています。それが、乃木坂46全体のフォーメーションの緻密な美しさを演出しています。
乃木坂46のパフォーマンスの特徴のひとつ「時間差ダンス」とは?
【必見】芸術的な時間差ダンスまとめ【乃木坂46】 >>> YouTubeサイトへ
咄嗟の対応力は結構ある
動画の後半(19分あたりから)では、架空の曲タイトルで突然説明を振られたら、メンバーはどう曲紹介をやるのか?という即興性の無茶振りをされています。
無茶振りされたメンバーは、橋本、堀、中元、西野、の4名ですが、それなりにバラエティーとして対応できているのはさすがだなあと思います。
西野の場合は、白石と比べるとトーク力が低く、曲紹介でもグダグダになってしまいます。
白石とのダブルセンターでは、曲紹介を振られそうになっても、MCが白石に行くように態度で仕向けるところなんかは面白いですね。これもチームワークなのでしょうか?
西野は自分が嫌なことは徹底的に避けるところがあり、ジコチューのわがままな性格のようにも見えることがありますが、それでもちゃんと結果を出しているのは心の準備をきちんとしている証拠だと思います。
NHKの「世界制服」を観ると西野の良さが際立って見えます。リアクションが自然で自分に正直な面が出ていて良いです。
にゃー「世界☆制服」vol. 1 >>> YouTubeサイトへ
「ニャーさま」ではなく「ワンさま」なのが私には意味不明なのですが・・・猫?犬???
卒業するのは残念ですが、本人は進むべき道がハッキリしているようですし、乃木坂46での役目も終えたと感じているみたいなので、新しい西野として応援しようと思います。
「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」
乃木坂46 『帰り道は遠回りしたくなる』>>> YouTubeサイトへ
パラレルワールド的な表現で若者の多様な可能性を描いているのは、例えばTWICEの「TT 日本語版」などのMVとは似て非なる世界観を感じます。
パスツールの名言
「Chance favors the prepared mind」はフランス語からの英訳ですが、パスツールの名言の元の表現です。
私はこれをタイトルのように「チャンスは、準備した心に味方する」と意訳したわけですが、こういった名言には珍しく多くの日本語訳が存在しています。以下が代表的な言い回しです。
- 幸運は用意された心のみに宿る
- 偶然は準備のできていないものには微笑まない
- 偶然は準備のできていない人を助けない
- チャンスは備えあるところに訪れる
- 幸運の女神は、常に準備している人にのみ微笑む
- 幸運の女神は用意された心のみに宿る
- 幸運の女神は準備している者にしか微笑まない
心の準備のような内面的なものは、なかなか表に出てこないものですが、バラエティー番組の中でのちょっとした発言から隠された一面が垣間見れるのが魅力です。
まとめ
「裸足でSummer」から2年が経って、今回の「ジコチューで行こう!」で再びセンターとなった齋藤飛鳥ですが、さすがのあすかなのでうまくやっているのでしょうか?
齋藤飛鳥の場合は、単に可愛い場面だけでは無いのが特徴のような気がします。
自己否定的な発言や毒舌、笑いのツボとか読書の傾向が特異的なところ、ファンとのコミュニケーションの中で放つ言葉に妙なリアリティーが感じられたりと、60過ぎのオジサンでもそれなりに刺激がもらえる貴重な存在だと思います。
準備した心がチャンスを呼んでいるのかはよくわからないですが、地道に蓄積をして、過去の優れたものを厳選して未来への糧に変えている姿が見えてきます。
一時的な人気者では終わらない、ニュータイプのアイドルとして今後も注目して行きたいです。
「嫌いは、好きの出発点。苦手は、挑戦の原点。白紙は、創造の起点。」
ではでは、きらやん