【Novation Circuit】トラブル・メモ?!

DTM Circuit トラブル

Novation Circuitを購入して最初に行っていた作業中にトラブルが発生し全く使えなくなりました。結果的には復旧して使えるようになりましたが、USB経由でPCと通信中に起こった事なので少々慌てました。トラブル事例として紹介します。

購入後に行った作業

Circuitは通常の似たような機器より購入後に行う作業が多く複雑です。それだけトラブルに遭遇する危険性が高いわけですが、トラブルの紹介の前に購入後に行った作業を簡単に紹介します。

  1. ユーザー登録:日本の代理店である「ハイ・レゾリューション」とメーカーの「Novation」の両方にユーザー登録
    ・必ずしもハイ・レゾリューションに登録する必要は無さそうですが、日本語サイトであることと、日本語でのサポートが受けられるので保険の意味も込めて行いました。
  2. 日本語マニュアルの入手:ハイ・レゾリューション・サイトにログインしてダウンロード
    ・Circuitの箱に入っていたチラシにはNovationのサイトから日本語マニュアルがダウンロードできるようにURLが書いてありますが、そこに行っても日本語マニュアルは存在しませんでした。
  3. Novation Componentsの入手:Novationサイトにログインしてダウンロード
    ・ChromeによるComponentsサイトもあります。ネット接続が必要。GoogleかFacebookのアカウントでログインすると使えます。
    ・ファームウェアのアップデートやパック(セッション・サンプル・パッチ)のCircuitへの送信やエディター(シンセのパッチ・エディット)の呼出しなど
    ・Componentsによる操作はCircuitを使う上で必須とも言えるので、厳密には「PCを必要としないオールインワンDTMマシン」という表現は正しくありませんでした。
  4. USBドライバー(ver.2.11)の入手:Windowsのみ、Novationサイトにログインしてダウンロード
    ・ComponentsとCircuit間のUSBによる通信を行うのに必須。MIDIドライバーも同時にインストールされます。
  5. バンドル・ソフトウェアの入手:Circuitを使う上では特に必要としません。
    Novation Loopmasters Samples:ダウンロード容量で3GB、解凍後は4GB近くもあるLoopmastersサンプル集。サンプル数にすると2,300近くもあります。
    Ableton Live9 Lite:使えるトラック数が8トラックに制限されたLIVE9日本語版
    ・Live9Liteも1GB近くありますが5分程度でダウンロードできました。Loopmastersの方はサーバーが混んでいるのか1時間以上かかりました。しかも途中でネットワーク・エラーが3回ほど発生してその度に「再開」しながらリジューム・ダウンロードする必要がありました。

バンドル・ソフトウェアはCircuitで1曲作ってみてから時間の空いた時にでもダウンロードしてインストールすれば良いと思います。
Ableton Live9 Liteのオーサライズ:インストール後にオーサライズする必要がありますが、最初はシリアル・ナンバーがどこに書いてあるのかわからずあっちこっち探しました。結果的には、Novationサイトのダウンロード・リンクの横に書いてありました。

トラブルの状況

一通りファクトリー・プリセットのセッションを鳴らしてみたりした後でComponentsから別のパック(Team Novation Circuit Pack)をCircuitにUSB経由で転送していた時に、これはけっこう時間がかかるので他の作業をしていると突然通信が止まってしまいました。

電源ボタンを押しても電源が落ちなくなったので、仕方なくUSBケーブルとACアダプター・ケーブルを抜いて強制的に電源を落として、再度ACアダプターを差して電源ボタンを押したところ、ランプが点灯しますがどのボタンを押しても反応せず数秒でランプも消えました。

その後あれこれいろいろと試してみましたがダメで、この時点では「ただの箱」と化してしまいました。

Circuit トラブル

電源ボタンを押し続けながら、Componentsと通信ができないか試しましたが、Components側のリンクがアクティブにならず通信はできませんでした。

トラブルの解決方法

結論から言うと、Circuitの電源を落とした状態で、PCとUSBケーブルで繋いでおいて、Circuitの左側中央付近にある「Scales」「Note」「Velocity」の3つのボタンを同時に押しながら電源ボタンを押してオンにします。

Circuit トラブル

上記のようにランプが点灯するので、Componentsの最下部のリンクをクリックしてUSB経由でCircuitと接続し、「Factory Circuit Pack」を転送すると以下のような出荷時点に戻りました。

Circuit トラブル

この方法は日本語マニュアルの最後の方に書かれていることを参考にしたのですが、マニュアルには「プレイ・ボタンを押すと解除され元に戻る」というような内容が書かれていますが、私の場合はプレイ・ボタンを押す前に「Factory Circuit Pack」を転送する必要がありました。

プレイ・ボタンを押して解除すると以下のようになります。

Circuit トラブル

この状態が何を意味しているのかはわからないですが、この状態ではどのボタンを押しても何の反応もありませんでした。

まとめ

今回は使い始める前に躓いてしまったのでまだCircuitでほとんど遊んでいません。ですからファースト・インプレッションはもう少し遊んでからレポートすることにします。

ファクトリー・プリセットのセッションが16個ほどあるので、参考までに順番に鳴らして録音したものを以下に紹介します。Circuitのイヤフォン端子からオーディオ・ケーブル経由でステレオICレコーダーにMP3で録音したものです。

これを聴く限りではなんとなく今まで遊んでいたNative InstrumentsのREAKTORシンセ、例えば「FLESH」などの音に近いような気がします。NI社はドイツですしNovationはイギリスですが、ヨーロッパという括りでは共通するものがあるのかもしれません。

シンプルだけど音圧が高い音というか、音数が少ないアンビエントやテクノ、ハウスなどに合いそうです。いずれにせよCircuitはトラック数が少ないので音数が少ない曲になりそうですが・・・

ではでは、きらやん