HTC NIPPONの玉野社長によれば、「Value for Money」とのこと。そのキーワードからは、ハイエンド端末ながら手に入れやすい価格になることが期待できそう。auの2016年夏モデルということになる、 『HTC 10』をハンズオンで試用する機会がありましたので、画像多めでご紹介しましょう。
M-ON! Pressの記事から引用
HTC NIPPONの玉野社長によれば、「Value for Money」とのこと。
そのキーワードからは、ハイエンド端末ながら手に入れやすい価格になることが期待できそう。auの2016年夏モデルということになる、 『HTC 10』をハンズオンで試用する機会がありましたので、画像多めでご紹介しましょう。まずは本機の主要スペックから。
サイズ(幅×高さ×厚さ)= 約72 × 146 × 9.2 mm(重量は約161g)
バッテリー容量= 3000mAh
外部メモリ= microSDXC(推奨最大容量200GB)
メインメモリ(ROM)= 4GB ストレージ(RAM)= 32GB
ディスプレイ(画面)= 約5.2インチ(IPS S-LCD) 2560×1440ピクセル
CPU= MSM8996(2.2GHz デュアルコア + 1.6GHz デュアルコア)
HTC特有の「カマボコ型ボディ」がさらに洗練
歴代HTC機の多くが採用しているのが、背面がゆるやかにカーブした「カマボコ型」のボディデザイン。『HTC 10』でもこれを継承しつつ、最新のメタル加工技術によって質感高いディテールを実現。USB端子は「Type-C」で、同梱のQuick Charge3.0対応専用充電器を使えば約90分での急速充電もOK。
実際に手に取ってみると大胆にカットされた面取りなど、独特のデザイン性を感じることができます。ちなみにこの面取り処理により、側面最薄部は3mmにまで削ぎ落されました。
また、表面は鏡面、裏面はマットで仕上げられた「デュアルフィニッシュメタル加工」なのも特徴のひとつ。そして表面デザインを見ると、静電容量式キーが復活し、LCDスクリーンがフル活用できるようになっているのがわかります。センターボタンは指紋認証に対応しており、約0.2秒という高速認証が可能。
カメラ機能とハイレゾ対応オーディオがこだわりのポイント
機能面でのアピールポイントは、メイン、サブともに世界初の光学手ブレ補正を搭載したというカメラ、そして24bit HiFi DACをプロセッサに組み込み、ハイレゾオーディオ認証を取得したハイレゾ対応(FLAC、WAV)のオーディオ品質。
カメラが自撮りに強くなり、明るくブレない写真が撮れるというのは、ライバル機の多くがアピールする最近のスマホ進化上のトレンドといえるでしょう。
ここで特筆すべきは、本体にデュアルスピーカーを搭載しただけでなく、航空宇宙グレードのポリマードライバーを採用したという、ハイレゾ対応ヘッドセット(ダイナミック型)が同梱されるほどのオーディオへの力の入れよう。再生だけでなく、HDおよび4K動画の録画時にハイレゾ録音が可能というのはすごいですね。
Googleと共同でAndroidユーザー体験を見直しへ
HTC NIPPONの玉野社長は、Androidは自由度があるがゆえ、端末メーカーごとに使い勝手が断片化しているのが問題と指摘。少なくともGoogleとHTC間ではアプリを統一するという取り組みを進めているのだそう。アプリの重複を避けたことにより、使えるメモリ容量が空くといった様々なメリットがあるとされています。
物理的に搭載されているメインメモリ自体も大容量の4GBですし、複数アプリを同時に走らせた際に良い影響が出そうですね。これだけのスペックを誇るフラッグシップ級端末にして、伝えられているように価格が抑えめになるとすれば、この夏の最注目機種になるかもしれません。
文/ワタナベダイスケ(編集部)
関連サイト
HTC One M10 M10h 4GB 32GB (Android OS, v6.0.1/5.2 inche/microSD) グレー Gray 海外正規品 並行輸入品 [並行輸入品]
まとめ
ここまで完璧にハイレゾ対応し、手振れ補正付きカメラも導入となると、音楽プレーヤーやデジカメはもはや不要となりそうですね。とは言っても、スマートフォンの場合はバッテリー切れが気になるので、私の場合は少なくとも音楽プレーヤーは別持ちにしたいところです。
低価格の部分は評価が分かれそうですが、2年縛りで分割払いが一般的になっているので、端末のコストにはそれほど神経質にはならないような気がします。あるいは中古の白ロムスマホを安く買って、格安SIMで運用している人も居ますし、選択肢が多様化した今、低価格をどうアピールするかはなかなか難しそうです。
ではでは、きらやん