【アナログレコードプレーヤー】6,880円はやはり使えなかった?!

ポータブルアナログレコードプレーヤーをAmazonで6,880円で買ってみましたが、結論から言うと使い物にならなかったです。問題は針飛びと音質ですが、オーディオに繋いで鳴らした音を録音して紹介します。

ファーストインプレッション

使い勝手は良いです。イマイチなのは、ヘッドに付いているレバーというか指で針をレコード盤に落としたり戻したりする時に使う、指に乗せる棒状のものの形状が悪くやりにくい事ぐらいですね。

通常のレコードプレーヤーの置き場所が無かったので、仕事用のノートパソコンを使っていない時に、上に置いて使う事にしました。オーディオセットのすぐ横にあります。

アナログレコードプレーヤー

これを以下のオーディオセットに繋いで鳴らしてみました。

オーディオセット

スピーカーは黒いキャビネットのDALI ZENSOR1を鳴らしました。録音はオリンパスLS-20Mです。録音モードはMP3-320kbpsで行いました。速度が速すぎてモバイルでは追い付かなくなるかも・・・

今度はこのプレーヤーの本来の目的であるUSBメモリーへのダイレクト録音したものが以下です。

ビットレートは記載がありませんが、この曲だと4分で4MBなので、1分1MBとなりおそらく128kbpsだと思われます。

針飛びが頻繁に発生するのと、音質の周波数特性が右肩上がりで低音が出ずに高音がキンキンして聴きづらい音です。

この音質は、中学生でオーディオを始めた時に最初に買ったレコードプレーヤーの音によく似ています。つまり、カートリッジが通常のMM型ではなく、セラミック型ですね。

MM型は音質が良い代わりに出力レベルが低く、周波数特性が右肩上がりなのでフォノアンプが必要でイコライザーで周波数特性を補正します。通常はオーディオアンプ側に付いているので、コストアップにはなりませんが、ポータブルレコードプレーヤーでは内蔵する必要があるのでコストアップになります。

そこで、出力レベルが高く周波数特性がフラットに近いセラミック型が使われるわけですが、音質はやはり右肩上がりで低音が出なくて高音がキンキンして聴こえます。

それでも音質については外付けのグラフィックイコライザーやiTunesなどに付いているイコライザーで補正すれば聴けるレベルにはできます。

問題は針飛びですね。

針飛びへの対応

この針飛びは初期不良ではなく、設計上の問題と判断し、メーカーへの返品や交換などの補償が無くなるのを承知で改造することにしました。

最初は、針圧を上げてみました。方法は、コインをヘッドの上に乗せるだけです。500円玉を乗せるのが最も良かったですが、それでも針飛びは発生し、これ以上針圧を上げると回転速度が遅くなり、スクラッチノイズがひどくなるので、ギブアップです。

次に、アームの形状を変えてヘッドの向きを少し内側にしてみました。単に内側に向けるだけでは、レコードの外周で回転しないので、S字型に2カ所を曲げます。さらにヘッドを少し上向きにしました。

アームの形状を変え、針圧を上げましたが、結局針飛びが発生しないようにはできませんでした。

他の似たようなポータブルプレーヤーも検討しましたが、どれも同様の傾向がありそうなので、今回はポータブルは諦めて、以下の普通のプレーヤーを昨日Amazonに注文しました。16,890円です。

まとめ

音質については、後からどうとでもなりますが、針飛びはどうしようもないので、やはり安いだけのことはありました。まあ、これで試して気が済んで6000円ですから安いもんです。

注文したDENONのプレーヤーは到着が明日以降になる予定なので、早ければ明日試せると思います。問題の設置場所は、仕事用のノートパソコンをキッチンのダイニングテーブルに移し、そこに置きます。

問題は、キッチンにはエアコンが無いので、オイルヒーターと赤外線ヒーターで暖房していますが、長時間仕事に使うとなると電気代がバカになりません。

一方で、ダイニングテーブルは広いので、仕事の書類を広げることができ、作業環境としては非常に良いので、暫くはこれで試してみます。

早くプレーヤーが届くよう祈ります。

【アナログレコードプレーヤー】Amazonで6,880円のコレにしたけど?!

ではでは、きらやん