SHUREのSEシリーズイヤホンはケーブルが交換(リケーブル)出来ますが、高音質Bluetooth交換ケーブルが発売されたので紹介します。私が持っているSE315と同じ価格帯ですが、リケーブルでどれほどの付加価値があるのでしょうか?
メーカーサイト
RMCE-BT2 Bluetooth® 5.0高解像度オーディオ プレミアムワイヤレスイヤホンケーブル >>> SHUREサイトへ
背景
私の場合は、ハイレゾで音楽を聴く場合はiPod touchのmoraアプリでダウンロードして聴いています。
自宅のオーディオセットで聴く場合は、iPod touchからApple標準のAirPlayでハイレゾ対応のネットワーク・オーディオ・プレーヤーに飛ばして聴いているのでハイレゾの魅力を感じます。
ところが、外出先でイヤホンで聴く場合は事情が異なります。イヤホンはSHURE SE315が音質的にはお気に入りですが、デジタル音源の音質を決めるDACアンプはiPod touchに内臓のものを使う事になります。
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これが音質的に不満なために、敢えてイヤホン側にDACアンプを内臓しているLightning直結のJBL REFRECT AWAREを使っています。
最近になって、スマホを新しく「HUAWEI P20 lite」に買い換えたのにともない、外出時にも直接スマホで音楽を聴きたいと思うようになりました。着信時にイヤホンのリモコンとマイクで通話出来て便利だからです。
Android版のmoraアプリはiOS版に比べて不便ではありますが、ハイレゾで聴く曲は限られているので、Androidスマホではmoraアプリではなく「Onkyo HF Player」で聴いています。
通常聴く曲は主にSpotifyで聴いているので、OCNモバイルONEの「MUSICカウントフリー」で通信容量無制限に聴けます。
ハイレゾ音源をイヤホン側DACアンプで聴きたい
iPod touchのLightning端子に直挿し専用のJBL REFLECT AWREはイヤホン側にDACアンプがあるので良いのですが、Androidスマホでは使えません。
そこで、今回発売されたSHURE「RMCE-BT2 Bluetooth® 5.0高解像度オーディオ プレミアムワイヤレスイヤホンケーブル」を手持ちのSE315イヤホンと組み合わせると、それが実現できます。
ハイレゾらしい音質で聴く
私の場合は、中学生から自作オーディオを始めたので、もうかれこれ50年近くオーディオを趣味としてやってきました。趣味の中では最も長く続けています。
サラリーマン時代は金はあっても暇が無かったので、数万円から中には10万円以上もする機材を衝動的に買ってきては短期間に買い換えていたので、元妻からは鬼のような目で見られていましたが・・・
その頃に経験的に感じたのは、生々しい音を生むオーディオ機材は概ね「大きくて重い」ということです。特にアナログ機器はそういう傾向が強かったです。
デジタルアンプが登場してからは少し傾向が変わってきましたが、コンパクトでリーズナブルな価格になった代わりに、真空管アンプ時代には考えられなかった「一瞬にしてオシャカになる」リスクも増えました。
つまり、スピーカーやイヤホンを瞬間的なピーク電流で駆動出来る余裕のあるアンプが生々しさを生んでいるように思えます。特に生演奏が多いクラシックやジャズで顕著です。
そう考えると、ハイレゾ音源をハイレゾらしい音質で聴くには、周波数特性より、ダイナミックレンジを活かすイヤホン側のDACアンプの駆動力が大きな影響を及ぼすと考えています。
今回発売されたSHUREのBluetooth交換ケーブルは高価ですが、その価値があると思います。
まとめ
オーディオの体感的な音質は、ほとんどがスピーカーやイヤホンの特性で決まると思っています。
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それを補完するためにイコライザーだとかを併用するわけですが、生々しい音を再現する瞬間的なピーク電流の駆動力はさすがに補完できません。
外出時にそこまで必要なのか?という疑問はありますが、逆に言うと、ストリーミングや圧縮音源のような音質の低いソースで聴いているので「自分で自分に暗黙の了解をして妥協」しているという意識もあります。
生活環境やライフスタイルがその人に与える影響力は大きいので、こういった些細な妥協が積み重なると意外と大きな自己損失に繋がるのかもしれません。
2万円の投資がそこまで影響するのか?と大げさに考え過ぎているのかもしれませんが、「贅沢」というのは非日常の世界に存在するのではないでしょうか?
ではでは、きらやん