SHUREの高遮音性イヤホンのBA型SE315とダイナミック型SE215の2機種をJBLの同じ価格帯のライバル2機種と比較試聴が出来るように、ハイレゾなどの音源から録音してSoundCloudなどにアップしたので紹介します。
録音機種
★SHURE高遮音性イヤホン:
・SE315:BA型フルレンジドライバー搭載のエントリーモデル。ベースポートによる豊かな低音とボーカル/生楽器音の緻密で迫力のある音質が高遮音性で楽しめる。
・SE215:イヤホンブームの火付け役となった伝説の名機。発売から7年経った今でもヒット商品として君臨するロングセラー商品。
BA型SEシリーズイヤホンの高音質高遮音性設計を踏襲しつつダイナミック型ドライバーを搭載して低価格を実現したスタンダードモデル。
★JBLライバルイヤホン:
・REFLECT AWARE:ノイズキャンセリングイヤホンのベストセラー。iPhoneなどのLightning端子に直挿しすることでバッテリーレスでイヤホン側にDACアンプとDSPを搭載。
専用アプリでノイズキャンセルのレベルとイコライザーによる音質調整がコントロール可能。
・EVEREST 100:Bluetoothワイヤレスイヤホンのベストセラー。充電が必要だが長時間使用を実現。エントリーイヤホンよりワンランク上の音質がワイヤレスで楽しめる。
SoundCloud試聴用プレイリスト
XperiaのCMで使われた「VOICE」をmoraアプリで無料のハイレゾ音源をiPod touchにダウンロードしたものをソースに使用。
イヤホンの音質の特徴がよくわかる音源ですが、比較的広いソースに対応できるJBLイヤホンの方が聴感上は有利。
Shureイヤホンはどちらかと言うと「当たればホームランだが、空振りの三振も多い」ので、このソースは不利かも?
柴田淳「Billboard Live」CDアルバム冒頭の「あなたの名前」をiTunesでアップルロスレスによりリッピングしてiPod touchに同期したソースを使用。
女性ボーカルのライブはShureのBA型ドライバーが得意とするジャンル。
特にSE315の1基のBA型フルレンジドライバーとベースポートの構成で再生するサウンドはクラスレスでトップクラスと感じます。
バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」(ギドン・クレーメル)CDアルバムから「シャコンヌ」をiTunesでアップルロスレスによりリッピングしてiPod touchに同期したソースを使用。
繊細な描写力がわかりますが、イヤホンのマイク録音では違いがあまりわからない気がします。各イヤホンの評価は聴いてみて決めて下さい。
SoundCloudに出来なかったのでMP3ファイルを埋め込みプレーヤーで再生します。
・オーディオケーブルによる直接アナログ録音:
・Shure SE315 マイク録音:
・JBL REFLECT AWARE マイク録音:
・Shure SE215 マイク録音:
・JBL EVEREST 100 マイク録音:
録音機材
ステレオICレコーダーによりリニアPCM無圧縮録音(44.1KHz/16bit)した.WAVファイルをSoundCloudに直接アップロードしています。ストリーミングで聴く場合は、アップロード時にMP3にエンコードし直されたものの音質になります。
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ちなみに、イヤホンの音を録音する時は、イヤホンの左右のドライバーをレコーダーの左右のマイクに押し当てて行いました。再生デバイスは以下です。
・iPod touch:第6世代 iOS 11.3
各イヤホンごとの音量は、聴感上最適なレベルにマニュアルでボリューム調整しています。
まとめ
私はスピーカーの場合は、メインスピーカーは比較的ソースを選ばないオールマイティーな2Wayのメーカー製を使っています。
一方で、聴く音楽ジャンルによっては自作のフルレンジスピーカーで聴きます。これらは「当たればホームランだが、空振りの三振も多い」スピーカーなので、例えば女性ボーカルだとか、クラシックの無伴奏バイオリンなどの特定のジャンルに限られます。
イヤホンでも最近はそういった傾向になりつつあり、JBLはどちらかと言うとオールマイティーなメインイヤホンになり、SHUREは特定のジャンルで聴くイヤホンになっています。
ですから、SHUREはじっくり聴くイヤホンとしての地位を確立しつつあり、今後は徐々に高級指向になっていくような気がしています。
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ではでは、きらやん