レンタルでソニー最新イヤホンの空間オーディオを試してみた

ソニーの最新ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」の空間オーディオがどうなのか?が気になったので、とりあえず1週間ほどレンタルで借りて試してみたので紹介します。結果的にはよりコンパクトな「LinkBuds S」の中古品を購入?

はじめに

3Dステレオ方式をJBLのポータブルBluetoothスピーカー3台とUSBオーディオインタフェースを組み合わせて実験していますが、手持ちのスマホはミッドレンジながらHDR有機ELディスプレイとハイレゾ空間オーディオに対応している「Xperia10 iii lite」なので、最近はもっぱら自宅で映画館体験を試しています。

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2Dレンズ VRゴーグル Xperia 自宅 映画館体験 3Dステレオ

映像は2Dレンズ付きVRゴーグルを使ってHDR対応の映画を有機ELディスプレイで観ているので満足のいく体験ができていますが、ドルビーアトモス対応の空間オーディオによる立体音響体験はイマイチです。

その理由は、音楽鑑賞では3Dステレオの実験でほぼ満足のいく結果が得られていますが、映画の立体音響は音楽とは異なり、楽器やボーカル以外の自然界の音や人工的な衝撃音なども含まれているので、BOSEのノイズキャンセリングワイヤレスヘッドフォンかテレビに繋いでいるBOSEのマルチメディアスピーカーが音の迫力や音質の点で優れています。

ところが、これらのBOSEの機材は空間オーディオにおいてはソニーのXperiaとの相性がイマイチ良くないので、ソニーの最新ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンの「WF-1000XM4」を試してみたくなり、とりあえず1週間ほどレンタルで借りて試してみたので紹介します。

Rentioでレンタルする

Rentioの以下のページから、1週間レンタルして試せる「ワンタイムプラン」を選んで注文しました。

SONY ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM4 >>>

7泊8日で4,980円です。気に入ればそのまま購入して使い続けることもできますが、中古品ながら新品に近い費用となるので、他の中古品を購入するつもりで進めました。

届いて開封後、充電済みだったのですぐに使い始めることができました。最初に感じたのは、意外とサイズが大きい・・・

なお、2020年4月に同じくRentioでインスタントカメラ「チェキ」2機種をレンタルして比較した時の記事があるので、レンタル注文から返却までの流れについて以下の記事などを参考にしてください。

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ソニーをBOSEやJBLと比較すると?

音楽と映画に共通して感じたのは「端正で緻密」な音作りだと思いました。一方でBOSEは開放的というか、特に映画ではどこまでも音量を上げられるダイナミックレンジの広さを感じます。

ソニーは音量を上げると歪っぽく聞こえてくるので、ノイズキャンセリングでおとなしく聴くと良い音だと感じます。その前提だと、音楽と映画でバランス良くどちらも高音質で聴けます。

得意分野で言うと、音楽は3DステレオのJBLが優れていると感じますし、映画ではBOSEが優れています。ですから、音楽をスピーカーで聴く場合はJBL、映画はコンテンツの内容や時間帯によってBOSEのスピーカーかヘッドフォンを選ぶようにしています。

ソニーのイヤホンは、音楽も映画もこなせるので、おとなしく良い音で聴きたい場合は、最も空間オーディオの臨場感が味わえる体験ができそうです。

Headphones Connectアプリで耳を撮影して空間オーディオを補正する

ソニーが提供している「Headphones Connect( Android / iOS)」アプリでいろいろな設定が可能です。

特に、空間オーディオ(360 Reality Audio)についてはアプリ内で、スマホのインカメラを使って耳の形を左右別々に撮影して、その画像をソニーのサーバーに送信して解析し、イヤホンのDSPに設定するという高度なカスタマイズが行なえます。

対応する音楽アプリは実質的にAmazon Musicの一択ですが、360 Reality Audioだけでなくドルビーアトモスにも対応しています。私の場合は今のところよく聴いているアルバムということで、YOASOBIの「THE BOOK」で体験してみました。

音の配置や移動を、前後左右だけでなく上下も感じられたので空間オーディオを十分に体験できます。よく聴いていた曲なので、細かい部分のチェックもできて良いです。

洋楽はドルビーアトモスの方が多いように感じますが、J-POPは360 Reality Audioで探す方が良さそうです。

映画に関してはドルビーアトモス一択です。今のところはHDR対応のコンテンツを選んで視聴していますが、おそらくは空間オーディオ対応だと思われます。今回のチェックには、Amazon Prime Videoの「ミッション:インポッシブル フォールアウト(吹替版)」を使いました。

まとめ

イヤホンのサイズが大きいので、もっとコンパクトなソニーの最新ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン「LinkBuds S ホワイト(WF-LS900N W)」の中古品を17,900円で注文しました。それが届いて確認ができたらレンタル品を返送する予定です。

これにより、JBLの3Dステレオシミュレーション、BOSEスピーカー/ヘッドフォン、ソニーイヤホンをケースバイケースでTPOに応じて使い分けるスタイルが完成すると思います。

ではでは、きらやん

LinkBuds S(中古品)のファーストインプレッション

★ 2022年10月16日:LinkBuds Sの中古品が届いたので開封してザックリとチェックしてみました。

コンパクトで軽いので耳への装着感は良いです。例えると、WF-1000XM4はShure的でイヤーピース自体の遮音性が高いですが、LinkBuds SはJBL的で日常使いで慣れている一般的なイヤホン感覚で使えます。

最初のスマホとのペアリング方法が異なっていて、WF-1000XM4は両耳のイヤホンに同時に5秒以上タッチするとペアリングモードになりますが、LinkBuds Sはケースにイヤホンを入れた状態で背面にあるペアリングボタンを5秒以上押し続けます。

おそらく、新品の場合は最初にケースからイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードになると思います。今回の場合は両方とも中古品なので2回目以降のペアリング操作になっていたからですが・・・

音質の違いはほとんど感じられませんでした。強いて言うと、LinkBuds Sの方が一般的なイヤホンに近いように感じます。WF-1000XM4が音楽を深く静かに聴くことに特化した傾向がある一方で、映画のダイナミックな立体音響はBOSEと比べると相対的にイマイチでしたが、LinkBuds Sは音楽と映画の音質のバランスがとれているように感じました。あくまでファーストインプレッションですが・・・

操作性については、左のタッチ操作はデフォールトのままのタッチでノイズキャンセリングとアンビエントの切り替えのみですが、右のタッチ操作は、Headphones Connectアプリで変更し、タッチで音量アップ、タッチし続けると音量ダウンにしています。

イヤホンのファームウェアのアップデートがHeadphones Connectアプリでいきなり始まりましたが、ダウンロードに時間がかかっている間にAmazon MusicとPrime Videoで音質のチェックをしているとダウンロードが終わっていたので、イヤホンのアップデートを行いました。