アナログレコードの売り上げが伸びているというニュースを昨日見て刺激を受けたのですが、特に最近では若い女性に「アナログレコードを聴くライフスタイル」がオシャレで人気だと聞いたので、私のオーディオコーナーの動画とともに紹介します。
アナログレコードの売り上げ
日本の音楽業界は配信も含めての全体の売上はなんとか横ばいを保っていますが、CDなどのパッケージ商品はここ10年で激減しています。ところが唯一売り上げを伸ばしているのがアナログレコードです。
全体に占める割合はまだ5%程度と少ないですが「なぜ?」とこの現象をにわかには信じられない人も多いのではないでしょうか?
40代、50代のオジサンがその原動力というのはわかりますが、なぜか20代の女性にも最近では人気というのは「何かありそう?」な予感がして少し調べてみました。
若者にアナログレコードが人気の記事を発見
アナログレコードが最近では本当に若い女性に人気なのか?について調べていると、こんな記事を見つけました。(CMが表示されたら右上をクリック)
人気復活のアナログレコード、若者たちが感じる魅力とは >>>
レコードを買っている層については、驚くべき事実が2つある。まず、このうち72%が36歳未満だということ。そして、ほぼ半分がレコードを買ってもほとんど聞くことがないということだ。彼らにとって、レコードコレクションはファッションステートメントであり、レコード販売数を見ても、若者向けファッションブランドのUrban Outfittersがトップクラスにある。
この記事は「若い女性」に限定してはいませんが、若者がアナログレコードを買っていることは確かなようです。ただし、音楽を聴くためというより、ファッションが先行しているように見えます。ということは、おそらく若い女性が原動力になっているのかもしれません。
【かしゆか】語感がデジタルっぽいのにアナログを感じる理由とは?! >>>
60オヤジのオーディオ・ライフ
中学生の頃に父が白黒テレビをカラーテレビに買い替えた時に、白黒テレビが屋外に放置してあったのを見つけて裏ブタを外し、中からスピーカーや真空管などの部品を取り外して簡単なオーディオセットを作ったのが私のオーディオライフの始まりでした。
「手作りオーディオ」に目覚めて以降、気が付いたら60歳を過ぎるまで形は変われどオーディオを50年近くも楽しんできたことになります。
【オーディオ】「歪も音の内である」by 長岡鉄男?! >>>
38歳くらいにマンションを購入して引っ越す時に手持ちのアナログレコードを全て知合いに譲ってしまったので、それから暫くはアナログレコードを持っていませんでした。
最近になってPerfumeがアナログレコードのアルバム「LEVEL3」を発売したのがきっかけで、久しぶりにアナログレコードを購入してみました。
ところがアナログプレーヤーはその時は持っていなかったので、当初は安くてポータブルな製品を買ってはみたものの満足できず、今のDENONの1万6千円くらいのものに落ち着きました。
さらに母の誕生日に贈った「ハンドメイド子供用絵本棚」に刺激を受けて、特注で自然木(パイン材)を使ったハンドメイドのオーディオラックまで新調し、アナログレコードを以前のように本格的に聴くようになりました。
生活の中に溶け込むオーディオとは?
私の場合は「手作りオーディオ」から始めたこともあり、高価な機材やオーディオルームといった高級オーディオの道には走りませんでしたが、趣味の中では最も長年に渡って継続しているだけに注込んだ金額の累計ではトップだと思います。
一方では生活が優先でオーディオはその中に溶け込ませるのが本来の姿だと若い頃から思っていました。
ですからオーディオ専門家やマニアからは低い評価しか得られないBOSEやJBLなどのアメリカ製のスピーカーもこよなく愛してきました。
Bose Companion 3 Series II system PCスピーカー
そこで、現在の私の部屋のオーディオコーナーを動画で紹介してみたいと思います。以下です。
生活の中に溶け込むオーディオとは?!
この動画内で紹介した機材については以下を参考にしてください。
アナログレコードプレーヤー:
【アナログレコードプレーヤー】Amazonで16,890円のプレーヤーが来たけど?! >>>
昔から考えるとメチャクチャローコストでチャッチイですが、使っていて何ら問題が無いことに驚きます。これも「生活の中に溶け込むオーディオの姿」だと思いました。
ネットワークオーディオプレーヤー:
iPod touchからWiFiでハイレゾにも対応しています。
オーディオスピーカー:
DALI【Zensor1】はコスパ抜群のオーディオスピーカー >>>
現在のメインスピーカーです。童話の国デンマーク製のエントリーモデル。
DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ブラックアッシュ ZENSOR1BK
著作権保護されたコンテンツの利用
上記のYouTube動画の中には著作権保護されたコンテンツが一部含まれています。結果的には申立人(著作権者)から使用の許可が降りていますが、参考までに少し詳しく説明します。
YouTubeに動画をアップロードするとただちにYouTube側で著作権保護されたコンテンツが含まれているかを機械的にチェックし以下のような警告が表示されます。
「著作権保護されたコンテンツが含まれています」をクリックします。
今回の動画に関しては「申立人」が「このコンテンツの使用を許可していますが、(申立人の)広告が表示されることがある」という内容が明記されているので、特に著作権を侵害しているという訴えは無く削除される心配もありません。その下には以下が表示されています。
対象のコンテンツは「Perfumeの1mm」であり、申立人は「Amuse Inc.(ユニバーサル J の代理)」となっています。
今回のように良識的なコンテンツの使い方をすれば、このような形で自動的に処理され問題になることはありません。
著作権の侵害は、申立人から訴えられて初めて罪に問われるので、上記のような形で例え著作権保護されたコンテンツを一部流用しているようなケースでも使用を許可されるので、「良識的な使い方」さえしていれば大きな問題になることは無いと思います。
ただし、私の「広告による収益」はOFFに設定され広告収入は入らなくなります。申立人が広告収入を受け取ることになります。これを「ギブ・アンド・テイク」と言う?
まとめ
中年オヤジと若い女性の好みが一致しているアナログレコードということでなんだか嬉しい気持ちになりましたが、もちろんアナログレコードに惹かれる要因は両者でまったく異なっているとは思います。
私にとっては技術的な観点からも「アナログレコードの方が、CDより音質が良い」わけですが、これはCDの規格を決める時にカラヤンが「私の第九が1枚に入ることが条件」と言ったのが発端となって、それを音質より優先させたという噂があります。天才の発想ですね・・・
古き良き時代の産物の価値を新しい世代の人にも感じてもらえれば、文化の継承という観点からは好ましいことだと思います。
「文化とは、過去の優れた資産を継承しつつ、新しい感性で再構築することである」
ではでは、きらやん