JBLのPebblesというUSBバスパワードコンパクトPCスピーカーをAmazonで6,687円で購入したので、手持ちの7万円のタイムドメイン方式PCスピーカーと比較してみました。
AOAの「Oh BOY」を比較試聴してみると?
キッチンのダイニングテーブルに置いてあるWindows7のノートパソコンにJBL PebblesとタイムドメインPCスピーカー:BauXar Jupity301を両方とも繋いで、比較しました。
PebblesはバスパワードなのでUSBケーブル1本でパソコンと繋ぐだけです
Jupity301はパソコンのヘッドフォン端子からアナログで繋ぎました。ACアダプターで電源供給しています。こんな感じです。
タイムドメインは純国産の技術で、ビルゲイツが100万円のタイムドメイン方式のスピーカーを使っているので有名になりました。
以下の録音は、最初はJupity301のイコライザー無しから始めて、Pebblesのイコライザー無し、イコライザーONと切り替えています。
パソコンのブラウザー上でGoogle Play MusicでAOAの「Oh BOY」を鳴らしました。
さすがに6千円と7万円では音の違いは歴然としていますが、10倍以上の差があるとは思えませんでした。むしろPebblesの方が優れているところもあります。
独断と偏見による私の個人的感想
Jupity301は筐体がアルミダイキャストなので、剛性が高く重く、それが音のクオリティーになって現れています。
透明感のある音です。さらに、アナログ回路のみで音の加工をしていないので、良くも悪くも正直な音です。
一方でPebblesはというと、筐体はプラスチックで軽く、特に低音は出ません。しかし、音量を上げると低音が聞こえてきます。
おそらく内部の信号処理回路(デジタル)で低音をブーストしていると思われます。
JBLの音の特徴は、一言で言うと「クリアーな音」です。明瞭で生々しい音ですね。なのでジャズに向いていると言われます。
Pebblesもその傾向があります。これもデジタル信号処理により実現していると思います。
Pebbles独自の特徴として、音場空間が広い場合があります。これは曲によって異なりますが、教会とか巨大なホールに居るような感じがします。
おそらく、電子的にリバーブを効かせているものと思われます。
この音が6千円とはとても信じられないです。7万円と比較すると特にそう感じます。
ひとつ気になったのは、イコライザーをONにしても、聴感上はほとんど変わらなかった事です。
これも内部のデジタル信号処理で何らかの音の補正をしているのかもしれません。だとしたら凄い技術だと思います。
イコライザーの設定は以下のiTunesのイコライザーで有名な「Eargasm Explosion」を参考にほぼ同じように設定しました。
まとめ
Pebblesのレビュー動画を紹介します。
【コスパ最強PCスピーカー】JBL Pebblesを買ってみた!
Pebblesは何かしながらBGM的に聴くには非常に良い音質だと思います。音がクリアーなのでボーカルがはっきり聴こえますし、低音もそこそこ出ます。音を絞っても聴きやすいです。
しかし、音が明瞭なので逆にノイズや歪みには弱いです。
しかし、USBバスパワードなので、電源からのノイズは皆無ですし、スピーカーユニットの直前までフルデジタル処理です。
デジタルアンプの効率の良さとも相まって、アナログと違ってノイズが入る箇所がありません。
結果的にノイズの少ない音になっています。新しい時代にふさわしい設計の小型スピーカーだと思います。
私が知っている巨大なJBLのスピーカーとは真逆のスピーカーですが、それなのにJBLらしい音が出ているのには驚かされます。しかも6千円でです。
おそらくJBLの技術者はいかに安く売れるスピーカーにするかに、もの凄い開発費と手間と時間を費やしているのか想像ができます。売れるわけです。
【Google Play Music】AOAの最新アルバムを聴くには?!
ではでは、きらやん