ChromebookのChrome OS上で「CrossOver on Chrome OS Beta」を使ってWindowsアプリを動かす一環で、DTM DAWアプリ「Reaper」をインストールして試したので紹介します。Direct X 9もインストールしましたが?
はじめに
「CrossOver on Chrome OS Beta」を使うとChromebookのChrome OS上でWindowsアプリがある程度動かせることがわかりました。
以下の記事ではPhotoshop CS5を動かす方法を紹介しています。
ChromebookのChrome OS上でWindowsアプリを動かす「CrossOver on Chrome OS Beta」でPhotoshop CS5をインストールして使う方法を紹介します。通常の方法ではダメだったのでDirect[…]
グラフィックス系アプリが実用的に使えたので、今回はDTM系のDAWアプリ「Reaper」をインストールして動かしてみたので紹介します。
Reaperインストーラーのダウンロード
以下のサイトに行きます。
「DOWNLOAD REAPER」をクリック。
Windows 32-bitの「DOWNLOAD」をクリックしダウンロードします。
9.8MBと、Photoshop CS5の1.6GBと比べると非常に容量が小さいインストールファイルです。
CrossOverでReaperをインストール
CrossOverを起動しReaperインストーラーを指定します。
「インストール」をクリック。
「I Agree」をクリックし、以後は画面に従ってReaperをインストールします。
「Reaper」をクリック。
Direct X 9を追加インストール
「管理 Reaper」をクリックし、歯車アイコンをクリック。
「コンポーネントをインストール」をクリックし、下にスクロール。
「DirectX 9」の「インストール」をクリック。
「Yes」をクリックし、以後は画面に従ってDirect X 9をインストールします。
Reaperを起動し使ってみる
「起動 REAPER」をクリック。ダイアログが裏に隠れているので、ドックのReaperアイコンをクリックしてメニューを表示し、ダイアログを表に表示します。
「Yes」をクリック。
メニューから「DirectSound」を選択します。
「Android Audio In/Out」を選択し「OK」をクリック。
右下のボタンが「Still Evaluating」に変わるのを待ちます。
「Still Evaluating」をクリック。
「Track」メニューから「Insert new track」を選択。
「Insert」メニューから「Media file…」を選択。
適当なWAVファイルを選択し「Open」をクリック。
ちなみに、WAVファイルは以下の記事で使ったものを流用しています。
前回の前編でChromebook上のLinux(Xubuntu)にBitwig Studio3 Demo版をインストールする方法を紹介しましたが、今回は続編としてBitwig Studio3の使い方をYouTubeで紹介します。MIDIキ[…]
さらに3トラックほど追加してクリップを整えて演奏してみます。
演奏自体はスムーズですが、音が歪んでいるというか雑音が出るというか、これだとまだ使えませんが・・・
まとめ
音の歪についてはオーディオドライバー関連やサンプリング周波数などのチェックが必要なようです。
CrossOverはあくまでWindowsシステムをエミューレーションしているだけなので、デバイスドライバー関連についてはアプリとの相性があります。
例えば、3DCG系のDAZ Studioだとインストールはできても、起動しようとするとエラーメッセージが表示され使えません。
OpenGLのバージョンが1.3未満なのでDAZ Studioの起動ができません。
通常はインテルやマイクロソフトのサイトからGPUのデバイスドライバーをダウンロードしてインストールすれば動きますが、今回はそれを行っても動きませんでした。
Reaperは動くけど音が悪いという中途半端な状態なので、オーディオ系のデバイスドライバーの切り替えや設定変更で改善するかもしれません。
Photoshopのような重いアプリが意外と軽く動いているので、しばらくはグラフィックス系や3DCG系のアプリに焦点を絞って動かしてみようかと思います。
ではでは、きらやん