Windowsシンセソフトに比べるとAndroidの方が初心者には使いやすく価格もリーズナブルなものが多いので、Caustic3という統合型シンセについて4つのケーススタディーをした結果とは?
前回の動画を使った紹介記事は以下です。
iPhoneで無料無制限のKONTAKT 5 PLAYERをWiFi一人セッション?!
iPhoneからWiFi経由でKONTAKT PLAYERをMIDI演奏したのと同様なことを、より初心者向けのAndroidアプリであるCaustic3でもできないかというケーススタディーを以下の4つほど行ったので紹介します。
- Android rtpMIDIもどき(nmj)
- Androidエミュレーター(Bluestacks)
- Chromeアプリへの変換(Google ARC Welder)
- Windowsシンセソフト版
結論から言うと、4は成功しましたが、1~3は失敗しました。詳しい内容は以下です。
目次
Android rtpMIDIもどき(nmj)
最初に試みたのは、AndroidタブレットにnmjというrtpMIDIもどきのアプリを組み込んでWindows上で行った事をAndroidタブレット上で行うつもりでした。
なぜダメだったかと言うと、nmjがJAVAアプリなので、私のタブレットではJAVAはサポートされていませんでした。JAVAの動作環境はメーカーが用意するので迂闊には手が出せません。
Androidエミュレーター(BlueStacks)
AndroidエミュレータをWindows上で動かして、rtPMIDIからのMIDI信号をエミュレーターで受けてAndroidシンセアプリを鳴らすつもりでした。
今回採用したエミュレータのBlueStacksではMIDI信号がアプリに通りませんでした。他にもいくつかエミュレーターソフトはあるので、他のソフトではうまく行くかもしれません。
Chromeアプリへの変換(Google ARC Welder)
AndroidアプリをChromeアプリに変換するGoogle ARC Welderで変換して試しましたが、ChromeがWebGLをサポートしていないという理由で動きませんでした。
WebGLは一昔前まではChromeでも動いていましたが、最近はおそらくセキュリティーの関係で動かなくしているようです。ChromeアプリはChrome上でしか動かないのでFirefoxとかでは動きません。
Windowsシンセソフト版
Caustic3はWindows版があったので、それをダウンロードして使いました。Mac版やiOS版もあります。
まとめ
Windows版を使う方法は出来て当たり前なので避けたかったのですが、結局これしか動かなかったので仕方ないです。意外と他の方法では制約が多いのには驚きました。
前回のKONTAKT PLAYERは高品位なサンプル音源なのに比べ、今回のCaustic3はチープに見えますが、テクノやEDMなどにはあっていると思います。チープなガジェット的なものは遊んでいて時間を忘れるほどに魅力があります。
rtpMIDIは今回もなかなか動いてくれませんでしたが、インストーラを立ち上げて
右下にある「Repair」をクリックして修復すると動くようになる確率が高いです。あるいは「Uninstall」をクリックしてアンインストールしてから再度インストールし直すのでも良いです。
タブレットで遊ぶ場合は、そのままタブレット上で楽しめる方法を模索してみたいと思います。touchOSCなどのリモートコントロールアプリあたりが良いのかもしれませんね。
ではでは、きらやん