仕事用のパソコンにWindows 10を導入したところ全体的にサクサク動くようになったので、従来はWindows 7で使っていたAdobe CS4をWindows 10にもインストールしてみたところ、こちらもサクサク動くようになり、仕事の効率アップに貢献できたので紹介します。
Adobe CS4をWindows 7で使い続けていた背景とは?
まだ会社勤めをしていた頃に、近所のパソコン教室でWebデザインスクールをやっていたので、興味本位で入学して仕事の合間に通ったのがきっかけでした。
入学して間もなく東芝製のWindows7ノートPCを20万円ほどで購入し、Adobe CS4も学生割引で8万円ほどで購入しました。
私は個人ではずっとMacユーザーでしたが、Webデザインでは世の中のユーザー数が圧倒的多数のWindowsで仕事をするのが良いと講師からアドバイスをもらったので、Windows PCにしました。
それからずっと今まで何も手を付けずにそのPCとCS4を使い続けていました。というのは、OSがアップグレードするのにともない、Adobeのソフトもアップグレードして使い続けるような仕組みになっていたので、下手にWindowsをアップグレードできなかったからです。
途中でAdobeが大きな方針転換をして、CC(Creative Cloud)というクラウドベースに変更し、一括払いから月額払いになりました。CS4ユーザーは毎月3,000円ですべてのソフトを使えるようになりました。
しかし、それでもCS4を使い続けていました。8万円もしたソフトなのにまだほとんど稼げていなかったからです。
今回Windows 10の導入に踏み切ったのは、Windows 7の環境を残したままでWindows 10を導入できることが趣味用の自作PCで確認できたので、もしWindows 10上ではCS4が使えなかったなら、元のWindows 7の環境で仕事が続けられるからでした。
Windows 10にAdobe CS4をインストール
その前に、試しにWindows 10上で、Windows 7の環境が入っているドライブ上のPhotoshopを起動してみました。
このようなエラーメッセージが出て、起動できませんでした。ライセンスの問題が発生するようです。 次に、Windows 10上からオリジナルのDVD3枚組のAdobe CS4をインストールしてみました。
おおむね順調に進み、約1時間ほどでインストールが完了しました。途中で発生したエラーメッセージは以下のようなものですが、かまわず先に進めて、とにかく完了させました。
あとはFlash関連のエラーも出ましたが気にせず先に進みました。
Windows 10のスタートメニュー
こんな感じになっていて、なんだかPhotoshopも動きそうな気がしてきました。
展開するとこんな感じです。
実際にWebデザインで使うソフトは、イラストレーターとフォトショップとドリームウィーバーくらいです。以下はフォトショップを起動して画像を読み込んでガウスぼかしをかけているところです。
試しにPhotoshopの起動にかかる時間を比べてみると?
Windows 7の場合(32bit):3分36秒
Windows 10の場合(64bit):22秒
上記は同じPCです。単にOSを起動しなおしただけなのに、これほどの違いがあります。
ちなみに、このPCのスペックは以下のようなものです。
・CPU: インテル Core i5-520M 2.4GHz
・メモリー: 4GB
・GPU: NVIDIA GeForce GT 330M
当時は最新最強でしたが、今となっては少々非力ではあります。
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まとめ
OSの起動時間も測ってみました。条件が違うので一概には比較できませんが、それでも大きな差となりました。
・Windows 7 ログイン画面まで:1分12秒
・ログイン後デスクトップ表示まで:2分13秒
・Windows 10 ログイン画面まで:1分2秒
・ログイン後デスクトップ表示まで:31秒
実際にフォトショップを軽く使ってみましたが、サクサク感は想像以上で、とても同じPCだとは思えませんでした。64bitになったので8GB以上のメモリーに交換することでさらに軽快さが増すと思います。
64bitアプリケーションはフォトショップのみのようですが、それで十分だと思います。
Adobe CS4をAWSのElastic GPU付きの仮想Windowsへインストールすることにチャレンジし成功した事例を以下の記事で紹介しています。
Adobe CS4 インストール?ネットからダウンロードが出来る!? >>>
ではでは、きらやん