調査会社のIDCが、2015年通期と2015年第4四半期における各社のスマートフォンの出荷台数および市場シェアの調査結果を公開しました。スマート フォン市場はAppleとSamsungが長きにわたって2強時代を築いていますが、2015年には新たなる勢力が大きな成長を遂げています。
GIGAZINEの記事から引用
[ad]調査会社のIDCが、2015年通期と2015年第4四半期における各社のスマートフォンの出荷台数および市場 シェアの調査結果を公開しました。スマートフォン市場はAppleとSamsungが長きにわたって2強時代を築いていますが、2015年には新たなる勢 力が大きな成長を遂げています。
Apple, Huawei, and Xiaomi Finish 2015 with Above Average Year-Over-Year Growth, as Worldwide Smartphone Shipments Surpass 1.4 Billion for the Year, According to IDC – prUS40980416
IDCの調査によると、2015年通期のスマートフォンの出荷台数は14億3290万台で、2014年から10.1%増加。また、2015年第4四半期における出荷台数は3億9950万台にのぼり、こちらも2014年同期から5.7%増加したとのこと。
以下の表は、2015年第4四半期と2014年第4四半期におけるメーカー別スマートフォン出荷台数および市場シェアを比較したもの。「出荷台数 (4Q15 Shipment Volumes)と市場シェア(4Q15 Market Share)を見ると、例年通りSamsungとAppleが3位以下に大きな差をつけていますが、注目すべきは3位のHuaweiと4位の Lenovo。表の一番右にある「前年比成長率(Year-Over-Year Growth)」を見れば、Huaweiが37.0%、Lenovoが43.6%で、前年同期から大きく成長していることがわかります。また、Apple は前年比成長率が0.4%で、他社と比べて成長は鈍化している傾向がみられます。
2015年通期におけるメーカー別スマートフォン出荷台数および市場シェアのトップ5を示したのが以下の表。2015年第4四半期と同様に、 SamsungとAppleの2強が出荷台数と市場シェアで他社に差をつけていますが、Samsungは前年比成長率が2.1%で5社中最も低い数値を記 録しています。前年比成長率が最も高かったのはHuaweiで44.3%。その後にLenovoが24.5%、Xiaomiが22.8%、Appleが 20.2%で続いています。
調査を実施したIDCのWorldwide Quarterly Mobile Phone Tracker(WQMPT)のMelissa Chau氏 は「スマートフォンの市場シェアはSamsungとAppleを中心に動いていますが、Huaweiの第4四半期および通期の大きな成長を見ると、同社が 国際的なブランドとしてどれくらい成長したかがわかる」と話しました。また、WQMPTのAnthony Scarsella氏は「Appleが2015年通期で2億3150万台の出荷台数を記録したことは、ユーザーのハイエンドスマートフォンに対する需要が 健在であることを示しています。同社の2015年第4四半期における出荷台数は7480万台で過去最高を記録していて、これはAppleの最新技術が搭載 されたハードウェアおよびソフトウェアに大きな需要が引き続きあるということです」と分析しています。ただし、iPhoneの販売台数が鈍化の傾向にあることが指摘されているのも事実です。
以下のグラフは2011年から2015年における、Samsung(赤)・Apple(オレンジ)・Huawei(青)・Lenovo(紫)・ Xiaomi(緑)の市場シェアを表したもの。Samsungは2011年から2012年かけて大きくシェアを伸ばすものの2013年を境に急降下。 Appleは、2012年から少しシェアを下げますがその後は横ばいで、2014年から2015年にかけて少し増加しました。また、Huaweiと Xiaomiは2011年からシェアを伸ばし続けています。
なお、シリコンバレーのベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz」のBenedict Evans氏が公開したグラフによると、Windows Phoneの販売台数は2011年から2015年までの4年間で1億1100万台。これは同期間に約45億台売ったiPhoneとAndroid搭載スマートフォンに比べると圧倒的に少ないことが分かります。
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まとめ
Appleはアメリカ、Samsungは韓国、HuaweiとXiaomiは中国と、すでに日本の携帯メーカーは上位には居ません。松下は撤退し、ソニーは巨額の赤字を抱える羽目になったのも納得がいきます。
AppleとSamsungはわかりますが、HuaweiとXiaomiがなぜ?と思われる方も多いのではないでしょうか?世界のソニーが負けるわけがない・・・
ヒントになる記事を見つけました。GIGAZINの昨年7月の記事なので少々古いですが、Xiaomiのスマートフォンについて書かれています。最後のまとめの部分を抜粋するとこうです。
◆まとめ
使ってみた率直な感想は「恐れ入った」の一言。かつての中華製スマートフォンを体験したことで持っていた「安かろう悪かろう」という先入観を木っ葉微塵に してくれるほどのデキで、アラをさがそうにもまったく見当たらないというのが正直なところ。Nexus 5を上回る速度に性能面での不満はなく、さらに圧倒的に持ちの良いバッテリーを考えれば、価格が3割以上安いMi 4iにはNexus 5ですらコストパフォーマンス面で太刀打ちできないと感じます。1599HKD(約2万6000円)という低価格帯のスマートフォンとしては圧倒的に質感が高く、狭いベゼル幅にフルHD解像度のディスプレイなどデザイ ン・機能面でもZenFone 5を上回る点が多く、同価格帯とはいえSoCの圧倒的な性能差を考えれば、1年前にはコストパフォーマンス最強と思われたZenFone 5ですら、Mi 4iには歯が立たないというのが正直なところ。Mi 4iは2015年のコストパフォーマンス最高スマートフォンの1つに数えられることは間違いなさそうです。
興味がある方は以下のリンクからジャンプしてみてください。
激安8コアスマホ「Mi 4i」に触れればXiaomiがなぜ急成長できたのか一発で分かる
ではでは、きらやん
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