中国のスマートフォンメーカーXiaomiの廉価モデルがどれほどの実力なのか?5.5インチ大画面ディスプレイを搭載する「Redmi Note 3」シリーズの上位版「Redmi Note 3 pro」をレポート。Y!モバイルでネット、auで通話というDual SIMでの実験も記事中で成功しています。
GIGAZINEの記事から引用
中国のスマートフォンメーカーXiaomiは、ライバル企業と同等以上の性能を圧倒的な激安価格で販売することで、中国だけでなく世界中に熱狂的なファンを生み出しています。ときに利益度外視で価格設定をするとささやかれるXiaomiのスマートフォンの廉価モデルがどれほどの実力なのかを調べるべく、5.5インチ大画面ディスプレイを搭載する「Redmi Note 3」シリーズの上位版、「Redmi Note 3 pro」を使ってみました。
Redmi Note 3 – Mi Global Home
http://www.mi.com/en/note3/◆外観チェック
「Xiaomi Redmi Note 3」は白色のパッケージ。Redmi(紅米)はXiaomiの廉価製品につけられる冠名。「Note」は大画面シリーズを指しています。3代目となるRedmi Note 3には、SoCにQualcommのSnapdragon 650を搭載するモデル「Redimi Note 3 pro」とSoCにMediaTekを搭載する標準モデルの2種類があります。この端末は、Snapdragon 650を搭載するproモデルです。
中身はRedmi Note 3 pro本体、Micro-USBケーブル、充電アダプタ、簡単な説明カードとSIMスロット取り出し用のピンでした。
さっそく保護フィルムを剥がします。
Redmi Note 3は5.5インチ(1920×1080)液晶を搭載。SoCはSnapdragon 650(1.8GHz6コア)、メモリ/ストレージは2GB/16GBモデルと3GB/32GBモデルの2種類あり。
背面には透明フィルムに各種シールが貼られていますが、フィルムを剥がせばシールは取れます。
今回レビューするのはシルバーカラー。サイズは縦150mm×横76mm×厚さ8.65mmで、重さは164g。背面はアルミ素材となっています。
表面の上部には、F値2.0で500万画素のフロントカメラを搭載。
右側面には電源ボタンとボリュームボタン。
左側面にはSIMカードスロット。
SIMスロットには、マイクロSIMカードとmicroSDカード/ナノSIMカードをセットできます。
天面には赤外センサー、イヤホンジャック、マイク。
底面にはマイクとMicro-USBポート。
F値2.0で1600万画素のリアカメラはDHR対応でデュアルLEDフラッシュを搭載。カメラの下には指紋センサーもあり。なお、背面の上下は樹脂製なのでフルメタルボディではありません。
背面下にはスピーカーとなっています。
◆使ってみた
・日本語化
Redmi Note 3はAndroidのフォークOS「MIUI」を採用しています。Google Playアプリもあるとおり、Androidアプリを利用できますが、ドロワーがなくすべてのアプリがホーム画面に表示される、iOSライクなデザインになっています。初期状態では英語表示なので、まずは日本語表示に切り替えます。「Setting」をタップして、設定画面を立ち上げます。
「Additional settings」をタップ。
「Language & input」をタップ。
「Language」をタップ。
「日本語」を選べばOK。
こんな感じで日本語表記に変更できました。
とはいえ、ロケール(Locale)選択には「日本」はないため、完全に日本語対応というわけではありません。例えば、ロケールが中国だと、ダイヤル画面はこんな感じになります。
・CPU-Z
まずは、アプリ「CPU-Z」で詳細なスペックをチェックしてみます。SoCはSnapdragon 650(1.4GHz6コア)、5.5インチ(1080×1920)ディスプレイ、メモリは2GB、ストレージは16GB。
OSはAndroid 5.1.1 LollipopベースのMIUI Global 7.1、バッテリー容量は4000mAh。
さっそく、操作してみました。大量の画像を含むGIGAZINEの記事でもスクロールに合わせる様に画像を読み込める様子は以下のムービーで確認できます。
Xiaomiの5.5インチ大画面スマホ「Redmi Note 3 pro」のサクサク快適動作具合はこんな感じ – YouTube
操作性は極めて良好。ウェブページの読み込みやムービー再生でのひっかかりはまったくなく、とても快適に使えます。
それもそのはず、ベンチマークソフト「AnTuTu」でのスコアは「73457」。Snapdragon 650は、Qualcommの前ハイエンドSoC「Snapdragon 810」を上回るスペックで、現行SoCでもアッパーミドルに位置する高性能ぶり。一般的な用途ではSoCがボトルネックになることはほとんどなさそうで、これが廉価版モデルに搭載されているXiaomiのラインナップには驚くばかりです。
なお、性能を比較するために、SoCにHelio X10を搭載する標準モデルのRedmi Note 3(2GBメモリ、16GBストレージ)を用意しました。
左がRedmi Note 3 proで右がRedmi Note 3。外観はもちろん、SoC以外はまったく同じ端末です。
AnTutuのベンチマーク結果は、7万点オーバーのRedmi Note 3 proに対して、標準モデルのRedmi Note 3は「48299」。性能差は明らかです。ちなみにRedmi Note 3 proとRedmi Note 3の価格差はほとんどないので、圧倒的にRedmi Note 3 proがおススメです。
・通信
Redmi Note 3 proは当然ながらSIMフリー端末です。対応LTEバンドは、1800MHz(3)/2100MHz(1)/2600MHz(7)となっています。試しにY!mobileのSIMカードを挿して、APNを「plus.acs.jp」、ユーザー名を「ym」、パスワードを「ym」、MMCを「440」、MNCを「20」、認証タイプを「CHAP」に設定すると、問題なく電波をつかみました。
続いてauのSIMカード。auのSIMカードはナノSIMサイズだったので、microSDカードと共用のSIM2スロットに装着すればOK。
APNを「uno.au-net.ne.jp」、ユーザー名を「685840734641020@uno.au-net.ne.jp」、パスワードを「KpyrR6BP」、MCCを「440」、MNCを「50」、認証タイプを「CHAP」に設定すると、こちらも問題なく電波をつかみました。
マイクロSIMサイズのY!mobileのSIMカードと、ナノSIMサイズのauのSIMカードを2枚挿してみます。
「SIM cards & mobile networks」→「Internet」を切り替えてアクティベーション作業をすることで、モバイル回線を切り替えることが可能。
インターネット回線をY!mobileに指定した状態で、auの番号で着信・通話することも可能でした。
・カメラ
1600万画素のリアカメラは、画質もさることながら、豊富なフィルターが魅力的です。Xiaomiの5.5インチ大画面スマホ「Redmi Note 3 pro」で撮影してみる – YouTube
ムービーを見て分かるとおり、ボリュームを下げてバイブにしておけば、撮影時にシャッター音は鳴りません。また、シャッターに設定されているボリューム「-」ボタンを押し続ければ、一気に20連写できる高速連写機能もあります。
画面をスワイプしてすぐに出せるフィルターも豊富で便利。モザイクをかけたり……
スケッチ風にしたり……
左右対称のミラーモードにしたりと、簡単にユニークな写真が撮影できます。
・まとめ
Redmi Note 3 Proは、Snapdragon 650を搭載するため、普段使いで不満はほとんど出ない高性能ぶりでした。XiaomiのカスタムRON「MIUI 7」のデキも良く、アンインストールできないプリインアプリもないため、速度面についていえば、Nexusシリーズを彷彿とさせるサクサクぶり。国内大手キャリアが出すプリインアプリてんこ盛りのAndroid端末とは比較にならない快適さを持っています。指紋認証機能もすこぶる快適。バックパネル上部の人さし指が自然とあたる位置にある指紋認証センサーは、認証精度も申し分なく、スリープ状態でも指で触れるだけでホーム画面のロックを解除できる楽ちんさに慣れてしまうと、指紋認証機能なしのスマートフォンには戻れないと感じさせる快適性を持っています。性能だけでなく、ボディの質感も申し分なく、廉価版の製品とは思えない見栄えです。唯一、難点と感じたのが、映り込みが激しいディスプレイ。とはいえ、直射日光の下以外では、まったく問題ありませんでした。
記事作成時点では、日本への発送に対応しているオンラインショップGearBestで、メモリ/ストレージが2GB/16GBのRedmi Note 3 Proは1万9091円(169.99ドル)という激安価格。日本で人気のSIMフリースマートフォンでライバルになりそうなASUSのZenFone 2(ZE551 ML)やHuaweiのP8liteと比べても上回っているというのが正直な感想。Redmi Note 3 proは、2万円クラスのスマートフォンは今やここまでのレベルに到達したのかと、驚きを感じさせる端末でした。
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XIAOMI Redmi Note 3 Pro 5.5 inch 4G Phablet Android 5.1 Quadcomm Snapdragon 650 64bit Hexa Core 1.8GHz Fingerprint ID 3GB RAM 32GB ROM 16.0MP + 5.0MP Camera ゴールド [並行輸入品]
まとめ
日本語で説明しているレビュー動画がありましたので以下に紹介します。
【高コスパスマホ】Xiaomi_Redmi_Note_3_シム挿入、設定、通信&通話確認【レビュー】
私はスマートフォンはAndroidで、音楽用にiOSのiPod touchを使っています。AndroidはGoogle製ですし、iOSはアップル製なので、両社の特徴が出ていて比較ができます。
Androidのメリットは、YoutubeがGoogleのサービスなので、例えばYoutubeの3D VR動画が観れることがあります。iOSでは360°VRは観れても3Dには対応していません。もちろん、iOS用の3D VRアプリはあるので、iOSでも3D VRの映像は観れますが、Youtubeの3D VRコンテンツは観れません。
iOSのメリットは音楽に強いことです。一言では説明できませんが、私の場合はiPod touchで全ての音楽を全ての機材で鳴らせるので重宝しています。スマートフォンとは別なので、バッテリーを気にせず使えます。MacユーザーならiOSのメリットは大きいと思います。
スマートフォンは低価格Android、ネットを含めた音楽関係はiPod touchというのが私が考えるモバイル環境です。外出先ではスマートフォンのテザリングアプリでiPod touchのWiFiが使えます。
【Android】「Xiaomi Mi 5」ハイエンドスマホなのに半額?!
ではでは、きらやん