前回までに作った3Dキャラクターに顔写真を貼り込んだポートレートのベース画像を用いて、ブラウザのツールで顔と髪形のメイクアップを行う方法を紹介します。次回はスマホで表情のチューニングなどができるアプリを紹介する予定ですが?
TAAZが使えなくなった?
2019年1月現在はTAAZサイトは削除されていてアクセス出来なくなっているようです。Twitterアカウントは存在はしていますが2015年から更新されていないので、かなり昔から使えなくなっていたのではないか?と感じます。
長い間気が付かず済みませんでした。
パソコンで使えるメイクアップアプリは以下の記事で紹介しています。体験版もあるようですが・・・
好きな顔写真に好みのメークをして3DCGを楽しむ3つのプロセスとは? >>>
FaceFilter3で好みの顔写真をメークするための6つのプロセス >>>
オンライン画像編集Webサービス「fotor」についてはこちら >>>
以下は参考にしてください。
全体の流れ
【前回まで】
(3Dキャラクターの作成)省略してプリセットキャラクターを使用
MIXAMO:プリセットキャラクターの選択/ポーズの選択とFBXでの書き出し
Sketchfab:FBXの読込みと背景の設定、およびカメラワークとパブリッシュ
顔写真の用意:自撮り写真、またはGoogle写真などのライブラリーから選択
Sketchfab:3Dキャラクターのポートレート用画像の用意
Pixlr Editor:3Dキャラクターの顔に顔写真の貼り込み
【今回】
TAAZ:顔のメイクアップ、およびヘアースタイルのメイクアップ
【次回以降】
Facetune:表情のチューニングその他(スマホアプリ)
Fotor:ポートレート全体の仕上げ
顔と髪形のメイクアップ
TAAZというサイトを使います。以下に行きます。
http://www.taaz.com/
右上の「REGISTER」をクリックして画面に従ってユーザー登録します。無料で使えます。すでに登録済みであれば「SIGN IN」してください。「HOME」タブの右にある「START MAKEOVER」タブをクリックします。
「upload your photo」をクリックして、前回作成したポートレートのベース画像をアップロードします。
写真の名前を入力し、顔の部分を囲むように小さい四隅の四角をドラッグしてメイクアップのエリアを指定します。髪形も変えるので、髪形も含んだ大きさにします。「next」ボタンをクリックします。
目と口が半透明の黒い枠(blue boxes???)に入っているか確認して、「yes」をクリックします。
左上の「FACE」タブから順番に右のタブ「EYES」「LIPS」「HAIR」と進んで、ここの「COMPLETE LOOKS」まで進みます。
私は男なのでメイクアップは下手ですが、こんな感じにしました。メイクアップ前と後の比較は以下です。
この段階でOKならコンピューターにセーブします。
タイトルと説明書きを入力して「save」ボタンをクリックし、場所を指定して保存します。
男でもメイクアップの楽しみが無料で味わえます。3DCGソフトだとこのクオリティーまで持っていくのはけっこうたいへんですが・・・
Shade 3D Basic ver.16 DL版 [ダウンロード]
Amazon: 詳しくはこちら>>>
まとめ
前回以降はブラウザで使える2Dツールを紹介していますが、ブラウザで使える3Dツールは無いのか?という疑問があると思います。あるにはあるのですが、まだ紹介できる段階ではないという状況です。ですが、興味がある方向けに、無料で3DCGソフト並みに使えるサイトを紹介しておきます。以下です。
https://clara.io/
まだ紹介できる段階ではないというのは、3Dキャラクターの読込みがSketchfabのようにうまくできないからです。特にAutodesk Character Generatorのキャラは読込めても石膏像のように真っ白です。MIXAMOのプリセットキャラは一応色が付きますが、アニメーションによるポーズが反映されません。
機能はShade3Dのような一般的な3DCGソフトと同等なので、PoserやDAZ Studioのようにポーズを簡単に付けたりといったことはできないので、外部でポーズやアニメーションも付けて読み込む必要がありますが、これが反映されないので困った状況ではあります。
3Dキャラクターの作成は、ブラウザではなくスタンドアロンソフトで、MIXAMOのFUSEというのがあるので、それで作ればおそらくMIXAMOのプリセットキャラと同等の品質で読み込めるとは思います。有料版ではAdobe Fuse CCというのもあります。
実はこのツールにこだわっているのは、ブラウザで動くというだけでなく、V-RAYという高画質レンダラーを内蔵していて、これが実質無料で使えます。V-RAYは買うと数万円するプロ向けの組込み型ソフトなので魅力的です。リアルタイムレンダリングにはWebGLを使うので、ブラウザはFirefoxの最新版をおススメします。
というわけで、もう少しいじって実用的に使えるノウハウができた時点で詳しく紹介したいと思います。
【ポートレート】ブラウザの2Dツールだけで顔写真を3Dキャラと合成?!
ではでは、きらやん