【アナログレコード】人気が再熱!「レコードストアデイ」って何?!

世界中で「アナログレコード」の人気が高まっている。レコードの売り上げは毎年順調に増加しており、統計会社Statistaの調査によると、世界のレコードの売上額は、2006年の3400万ドルから2013年には2億1800万ドルまで跳ね上がった。

M-ON! Pressの記事から引用

若い世代も牽引するアナログレコードムーブメントのきっかけイベント
音楽の聴き方はテクノロジーの進化とともに日々進化してきた。CDという「モノ」からiTunesなどの「データ」へ。そして音源の「購入」から「定額」のストリーミングサービスへ。音楽の聴き方は、「モノの所有」という考え方から離れる方向へ進んできた。

しかしここにきて、その方向とは真逆の動きが出てきている。世界中で「アナログレコード」の人気が高まっているのだ。レコードの売り上げは毎年順調に増加しており、統計会社Statistaの調査によると、世界のレコードの売上額は、2006年の3400万ドルから2013年には2億1800万ドルまで跳ね上がった。アメリカでは2006年に100万枚以下だった売り上げが、2012年に460万枚、2013年に610万枚と大幅に増加。日本でも、日本レコード協会によると2009年の10万枚から2013年には25万枚まで増えている。そして2015年には、大瀧詠一が主宰したナイアガラレコード設立40周年を記念して発売された、シュガー・ベイブのアルバム『SONGS』の最新のリマスター版がアナログ盤としてリリースされて話題になるなど、日本でも「アナログの魅力」が再評価されている。

C-20151010-MK-1837シュガー・ベイブ『SONGS』

なぜ「ハイレゾ」のようにダウンロードで高音質な音を聴くことができる時代にアナログレコードはブームとなっているのだろうか。2000年代の後半からアメリカのインディーズのミュージシャンが新譜を発表し始めたのがきっかけとも言われているが、実は「火付け役」となったイベントが存在する。それが「レコードストアデイ(RECORD STORE DAY)」だ。

レコードストアデイは、2008年にアメリカのレコードショップのオーナーであるChris Brownによって考案されたイベントだ。開催の目的はいたってシンプル。近所のレコードショップに行き、音楽の楽しさを再発見してもらうことだ。今ではアメリカの700を超えるレコードショップと数百のアメリカ外のショップ、そして有名アーティストが協力して盛り上げる年に一度の「アナログレコードのお祭り」となっている。日本でもタワーレコードやHMVといった大型ショップから地方の個人レコード店まで100を超える店舗が参加して、盛り上がりを見せている。

レコードストアデイ人気の最大の理由は、ずばり「限定レコード」である。どれもこのイベントのために特別に作られた旧譜や新譜のアナログ特別盤だ。

U2、ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニーといった大御所から、ジャック・ホワイト、R.E.M.、モグワイといったアナログ好きで知られるアーティスト、日本ではASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文や坂本慎太郎などが参加している。

だが良いことばかりではない。動画でも確認できる通り、それらの限定レコードを手にするために朝から長蛇の列ができるのが、レコードストアデイの恒例行事だ。しかしあまりの人気のために売り切れや転売目的の買い占めが頻発し、当日楽しみにして参加したファンがショップで入手できないことが近年問題視されている。そのためポール・ウェラーのように今後のレコードストアデイへの参加を見送ることを発表したり、大森靖子のようにレコードストアデイ以後に再発売を告知するなど、アーティスト側も対応を余儀なくされている。

とはいっても、レコードストアデイはアナログレコードの魅力を盛り上がりと共に体感できる楽しい「お祭り」であることは間違いない。レコードストアデイは1年に1回、4月の第3土曜日に世界同日開催で行われるので、まだ参加したことのない方は、アナログレコードのディープな世界への「入り口」として参加してみてはどうだろうか。

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まとめ

K-POPトップガールズグループの少女時代の日本デビュー曲は「Genie」ですが、この曲の後半にティファニーのラップがあって、その最後に有名な言葉「DJ, put it back on!」があります。

いまだに意味がわからないのですが、おそらく「DJさん、そのアナログレコードを元のターンテーブルに戻して、もう一度その曲を聴かせて?」くらいだと思います。

それに刺激されたのか、音質がどうのこうのというより、例えばPerfumeをアナログレコードで聴いてみたいというような、好奇心的な欲求が再燃してきています。

新しい音楽を古き良き時代のレトロなオーディオ機材で聴くというギャップ感が欲しいわけです。

もちろん買うレコードプレーヤーは現在生産されている物なのでレトロではないわけですが、昔使っていたプレーヤーはカートリッジとか含めると10万円くらいしていたものが、2万円程度で買える世の中になりました。

しかもダイレクトにUSBメモリーにMP3で書き込んでくれます。それをパソコンに持っていけばiTunesやiPod touchで聴く事も簡単にできます。アナログとデジタルの便利な使い分けですね。

アナログレコード版はCDより割高ですが、この衝動から逃れられそうにない気がしています。

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ではでは、きらやん

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