迫力のある音楽を体験するためには何といっても重低音が欠かせないわけですが、本当の重低音を再生するためには大きなスピーカーが必要になる上に、大きな音で周囲の人に迷惑をかけてしまうことも避けられません。しかし、ごく普通の腕時計ぐらいの大きさしかないサブウーファー「The Basslet」なら、腕に着けるだけで文字どおり低音を「体感」できますが?
GIGAZINEの記事から引用
迫力のある音楽を体験するためには何といっても重低音が欠かせないわけですが、本当の重低音を再生するためには大きなスピーカーが必要になる上に、大きな音で周囲の人に迷惑をかけてしまうことも避けられません。しかし、ごく普通の腕時計ぐらいの大きさしかないサブウーファー「The Basslet」なら、腕に着けるだけで文字どおり低音を「体感」できるようです。
The Basslet: a wearable subwoofer for your body by Lofelt — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/basslet/the-basslet-a-wearable-subwoofer-for-your-bodyBassletはまさに「腕時計サイズ」のサブウーファー。一見すると文字盤がない妙な腕時計に見えますが、時計機能はなく、低音を再生するためだけに作られたデバイスです。手首に当たる内側の部分にはモデル名が刻まれています。
「スマートフォンとBluetoothなどで接続して低音を再生するのか……」と思った人も多いと思いますが、実はBassletはアプリをまったく必要としないデバイスだとのこと。そのため、スマートフォンはもちろんDJミキサーにつないで低音を体感したり、古いカセットテープのウォークマンにつないで使うことすら可能となっています。
Basslet本体のサイズは34.4×37.5×8.7mmで、重量は134グラム。10Hzから250Hzまでの低音~中低音をカバーする設定となっており、1時間の充電で6時間まで再生が可能とのこと。
そして、Bassletにワイヤレスで信号を送る装置が「Sender」と呼ばれるもの。イヤホンジャックといつも使っているイヤホン・ヘッドホンの間にこのSenderを入れることで、低音成分のみをBassletに送りつつ、イヤホンには通常通りの音楽を送るようになっています。Senderはバッテリー駆動で、本体にバッテリーを内蔵しています。
接続方法はこんな感じ。スマートフォンがあるので、つい「アプリを使うのか」と思ってしまいがちですが、Bassletは単体で使用が可能なデバイスです。
Bassletの本体内には、バッテリーと振動を作り出すためのドライバー、そして制御用の基板やコントロール類が搭載されています。(画像をクリックでGIFアニメーションが再生されます)
製品パッケージには、交換用のベルトとBasslet本体、Sender、充電用のUSBケーブル、そして写真には写っていないクイックスタートガイドが同梱されるとのこと。
音楽を聴くときはもちろん、ゲームをする際にも迫力をプラスすることができるとのこと。実際に「体感」するまではその効果を判断することはできませんが、この小さなデバイスでどれほどの迫力がプラスされるのかは気になるところです。
BassletはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の5万ユーロ(約590万円)に対し、記事作成時点では約7万ユーロ(約830万円)の出資が集まっています。
The Basslet: a wearable subwoofer for your body by Lofelt — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/basslet/the-basslet-a-wearable-subwoofer-for-your-body早期出資優待割引制度であるEarly Birdプランのさらに上を行く「Super Early Bird」プラン(出資額99ユーロ:約1万2000円)は既に枠が埋まっていますが、出資額129ユーロ(約1万5000円)でBassletを1台ゲットできるEarly Birdプランにはまだ出資が可能。一般販売時の想定価格は139ユーロ(約1万6000円)が想定されている模様です。なお、日本への発送には別途送料として1個あたり10ユーロ(約1200円)が必要です。出資の締め切りは日本時間で2016年月25日(月)午前6時59分となっており、出荷時期は2016年12月ごろが予定されています。
以下のムービーでは、Bassletがどのような製品なのかを見ることができるようになっています。
SONY ワイヤレスポータブルスピーカー Bluetooth対応 防滴仕様 ブラック SRS-BTS50/B
まとめ
私は過去に手首で重低音を感じた経験があります。どういうことかと言うと、仕事をキッチンのダイニングテーブルでやることがあるのですが、その時も音楽をBGMとして流したいということで、上記のソニーのポータブルスピーカーを買った時にダイニングテーブルに置いて鳴らしました。
ポータブルスピーカーということで音質、特に低音はあまり期待していませんでした。普通に聴いている時は中高音は価格の割には良い音がしましたが、低音はやはりほとんど聞こえないレベルでした。ところが、書類を広げていてスピーカーの位置が邪魔だったので手元に移動した時に、なんと重低音を手首で感じました。
重低音というのは耳で感じるというより体で感じるものなので、手首で感じてもそれなりに重低音に感じるわけです。それ以来このスピーカーが気に入って愛用しており、Bluetoothレシーバーとしても使っています。つまり、オーディオアウトの端子があるので、そこから外部スピーカーに繋いで、iPod touchからBluetoothで音楽を飛ばして外部スピーカーを鳴らしています。
ポータブルスピーカーが手元にある方は、手首のあたりにスピーカーを置くことで重低音を感じる聴き方をおススメします。ソニーのプロモーションビデオはこんな感じです。
ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-BTS50
この機種の欠点は、ペアリングがうまくいかないことがあるので、私は面倒なので毎回リセット操作をしてペアリングをし直しています。方法は、電源が入った状態で音量ボタンのマイナスを押し続けながら電源スイッチを倒し続けてLEDが消えるまで保ちます。再度電源スイッチを倒して電源が入って英語で喋ったら、デバイスからペアリング操作をします。
一度ペアリングが成功したら、電源を切っても、再度電源を入れれば自動的にペアリングされるので気にせず使えます。ペアリング先を変える時のみこの操作をしています。この辺りは組合わせる機器によって変わると思うので、ペアリングがうまくいかない時は試してみてください。
重低音は、聴くソースによっても入っていたり、カットされていたりで一概にスピーカーのせいにできないケースがありますが、クラシックやジャズの生演奏の録音だと割とそのまま重低音が入っているかもしれませんね。以下は強烈なベースの重低音が入っているロンカーターの曲です。
Ron Carter Quartet – As Time Goes By
【オーディオ】え、これノイキャンじゃないの?Bose史上最小イヤホンの遮音性が驚異の領域に?!
ではでは、きらやん