Lightning直結型ハイレゾイヤフォンはスマートな反面、使い方が限定されるという制約があります。今回は、ケーブルとハイレゾDACアンプとイヤフォンを別々に購入して組み合わせ、自由度の高いLightning直結ハイレゾイヤフォンを紹介します。
Lightning直結型ハイレゾイヤフォンの制約とは?
現時点ではLightning直結型ハイレゾイヤフォンは2機種しか見当たりませんでした。その内の安い方のリンクス製を選択したわけですが、制約があるために、かなり限定した使い方になることがわかりました。
主な制約条件は以下のとおりです。
1. Lightningコネクタ専用:iOSデバイスでしか使えない。
2. イヤフォン:再生周波数は20~20kHzと通常のイヤフォンと変わらないが、交換は不可。
3. ハイレゾ音源:ハイレゾ向けに制作された音源しかハイレゾで楽しめない。
今回の検討は、AndroidデバイスやPC(Windows/Mac)でも使えて、イヤフォンを好きなものと自由に組み合わせられ、CD向けに制作された比較的古いソースのハイレゾ音源でもハイレゾを楽しめることを目指します。
ケーブルとハイレゾDACアンプとイヤフォンを別にする理由
ケーブルを交換することで、Lightning/マイクロUSB/標準USBのどのデバイス/PCでも使えるようにします。
今回はとりあえずiPod touch用のLightningが使えるケーブルとしましたが、Android用のマイクロUSBケーブルも使えます。
ハイレゾDACアンプは、端子が標準USBと3.5mmステレオミニジャックのものを選択することで、デバイス側とイヤフォン側の接続に汎用性を持たせます。
イヤフォンは、通常の3.5mmフォーンプラグのタイプが使えるので、低価格でもハイレゾ(10~40kHzとか)対応の各社の製品を自由に選んで組合わせ可能です。
このことで、オールインワンの自由度が少ないハイレゾイヤフォンと同程度の価格帯で、色々な組み合わせによる自由度の高いハイレゾイヤフォンを自分なりに楽しむことができます。
機種選定
今回選定した機材の組み合わせは以下です。
1. ケーブル:アップル(Apple) Lightning USBカメラアダプタ MD821AM/A Amazon: 4,199円
Apple純正にしました。1,000円以下のサードパーティー製もありましたが、Amazonのユーザーレビューを読むと悪い評価が多かったので、ここはケチらないことにしました。
最初はUSB充電アダプタを注文して、USB側のオスメスが逆なことに気が付いてカメラアダプタを注文しなおしました。
2. ハイレゾDACアンプ:audio-technica USBヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 AT-HA30USB Amazon: 10,072円
3. イヤフォン:国内正規品】JBL Synchros E10NP カナル型イヤホン ブラック E10BLKNP Amazon: 4,300円
以上の3点の合計:18,571円(Amazon: 変動あり)
SONY h.ear in カナル型イヤホン ハイレゾ音源対応 MDR-EX750
まとめ
私はイヤフォンに通常タイプのJBLのエントリーモデルを選びました。
イヤフォン自体の周波数特性は10~22kHzですが、私のような60過ぎのオヤジには20kHzどころか10kHzも怪しいので、ハイレゾでも高域側は無視です。
このイヤフォンのPRビデオは以下です。
JBL SYNCHROS E10
なぜソニーのハイレゾイヤフォンではなくJBLの通常型にしたかですが、今までに買った2本のJBLのイヤフォンの音質がかなり違っていたので、通常のエントリーモデルすなわち最も売れているであろう機種の音質が気になっていたからです。
ハイレゾ音源の周波数帯域はあまり良くないですが、むしろダイナミックレンジの方の音質への影響力がどれほどか知りたかったというのもあります。その結果次第では、ソニーのハイレゾイヤフォンを買うかもしれませんが・・・
この方式の欠点は、イヤフォンのリモコンが使えないことです。
そうなると、いちいち画面操作しなければならないのですが、私の場合はスマートウォッチのPebbleからリモコン操作ができて、最小限の曲の情報が見れるので、不便は感じません。
この3つの製品は昨日注文したので、明日以降に届くと思います。届いたらまたレポートします。
【Lightningコネクタ直結】ハイレゾDAC内蔵イヤフォンをJBLと比較視聴?!
ではでは、きらやん